ツマビクウタゴエ〜KOBUKURO songs,acoustic guitar instrumentals〜
No | タイトル | 作曲 | 編曲 | コブクロ原曲 |
1 | Million Films | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 10thシングル両A面曲 |
2 | 蕾 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 14thシングル |
3 | NOTE | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 5thアルバム『NAMELESS WORLD』収録曲 |
4 | 風 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 4thシングル |
5 | ここにしか咲かない花 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 11thシングル |
6 | あなたへと続く道 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 13thシングルC/W |
7 | 君という名の翼 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 13thシングル |
8 | 桜 | 小渕健太郎・黒田俊介 | 小渕健太郎 | 12thシングル |
9 | 風見鶏 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 14thシングルC/W |
10 | ダイヤモンド | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 23rdシングル両A面曲 |
リリースデータ
2013年9月18日 | 初登場4位 | 売上3.2万枚 | Produce:小渕健太郎 | ワーナー |
小渕健太郎1stアルバム。コブクロのメンバー小渕健太郎の初ソロアルバム。アコースティックギターによるコブクロ楽曲のインストセルフカバー作品。ボーカル、他の楽器、打ち込みも一切使用せず自身演奏のアコースティックギターの多重録音のみで構成されている。帯や背文字のタイトルは『ツマビクウタゴエ』のみで、ジャケット隅に"KOBUKURO songs,acoustic guitar instrumentals"と記載されているだけだが、公式サイト等ではこれもタイトルに含まれた扱いとなっている。2022年に続編が制作されたが続編はシンプルに『ツマビクウタゴエ2』となっている。
ボーカルのみの黒田と異なり小渕はほぼいつもギターを抱えて歌っているイメージは一般的にも強いと思われるが、小渕のギターへのこだわりや演奏力は一般に思われているよりも遥かに高い。メジャーデビュー当初のプロデューサー笹路正徳は1stアルバム制作後のインタビューで今まで出会ったギタリストの中で5本の指に入るほど上手いと小渕のギターの腕を絶賛していたほど。デビューの段階でそこまで絶賛されていただけに相当である事が伺える。
今作はギタリストとしての技術をグイグイ見せつけて新作ソロ演奏を聞かせまくる作品ではなくあくまでコブクロのカバーをアコースティックギターのみで構成したもの。シンプルといえばシンプルだがギター自体は相当数重ねているようなので、ライブをやって再現する事は不可能で(続編制作時のインタビューでは10人は必要だとか…)、多重録音モノとして突き詰めた内容になっている。メロディーライン以外の間奏などの印象的なフレーズなども原曲の要素を抽出しているのでアコースティックギターのみでも覚えていれば原曲は浮かぶ。それどころかまるでギターが歌っているかのようでまさに「ツマビクウタゴエ」。曲の良さとのアコースティックギターの音の響きの良さを存分に堪能できる。じっくり聞くというよりもBGM的な心地よさもある。原曲はどれもぎっしりアレンジされているのでギターのみでさっぱりした形で聞くのは新鮮でもあった。
印象度★★★☆☆
2022.5.18更新