5296
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 蒼く 優しく | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 15thシングル 最高1位 売上21.4万枚 |
2 | コイン | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
3 | 蕾 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 14thシングル 最高1位 売上50.6万枚 |
4 | どんな空でも | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
5 | 君という名の翼 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 13thシングル 最高5位 売上10.7万枚 |
6 | WHITE DAYS | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
7 | 君色 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 15thシングルC/W |
8 | 水面の蝶 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
9 | 風の中を | 黒田俊介 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
10 | 月光 | 黒田俊介 | 黒田俊介 | コブクロ | |
11 | 風見鶏 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 14thシングルC/W |
12 | Diary | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
13 | Fragile mind | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ |
Strings Arrangement:笹路正徳(1,12)、小渕健太郎&藤井理央(3,4,5,6,13)、藤井理央(12)
タイトル | 内容 |
Video Clip“蒼く 優しく” | MV |
Extra“2006〜5296〜2007” | ロングインタビュー&メイキング映像(約50分) |
リリースデータ
2007年12月19日 | 初登場1位 | 売上142.8万枚 | Produced by KOBUKURO | ワーナー |
メンバー
Vocal,Acoustic Guitar,Electric Guitar他 | 小渕健太郎 |
Vocal | 黒田俊介 |
コブクロ6thアルバム。タイトルは「ごーにーきゅーろく」と読むが、語呂合わせで「コブクロ」と読めるようになっており、また2人が昭和52年生まれで、結成9年目、6枚目のアルバムという偶然も重なった事も理由になっている。『ALL SINGLES BEST』に先に収録されていた「君という名の翼」はそのまま再度収録された。それ以外全ての楽曲が07年に行われたツアーで先行披露された楽曲となっている。ツアーバンドメンバーはキーボードやギターなど一部が入れ替わった。藤井理央もサポートから外れたが、ストリングアレンジへの参加は継続しているほか、初期のプロデューサーだった笹路正徳がストリングスアレンジで2曲に参加している。『ALL SINGLES BEST』に続く2番ヒット、オリジナルアルバムでは初にして唯一のミリオンを記録した最大のヒット作となった。
前作を越える73分の大作。前作は最初と最後が7分を越える大作だったのに対して今作に7分を越える超大作はないが、6分以上の曲が全体の半分を越える8曲なので1曲1曲がどれも長くなってしまい、さらにストリングス使用楽曲が激増した事でますます大作感が漂っている。一方で楽曲自体はとにかく勢いに溢れている。前作の段階とシングル曲で感じていた大作志向が行き過ぎて退屈になってくるのでは…という不安は各楽曲の持つパワーで比較的消し飛んだ。どの曲も強いので長くてもいいものはいいと思えるだけのパワーに溢れている。それなりに構えて聞く必要はあるけど。
比較的演奏がシンプルなのに6分越えになってしまう「コイン」「君色」などもう少しコンパクトにまとめられなかったのかと思うような曲もあるにはあるし、終盤で出てくる「風見鶏」「Fragile mind」はアルバムの流れで聞くとかったるくて単独で聞いた方がいい曲に感じられるなど大作ゆえの聞きにくさはある。ただ合唱系の「どんな空でも」の爽快さ、黒田作では初のアッパーな「月光」、カントリー調の「風の中を」、リード曲の大バラード「WHITE DAYS」辺りは大作だろうと何だろうと引き込んでくる勢いがあると思う。
小渕にとっては「蕾」という曲を書いたことで1つの区切りというか、同じところをずっと掘り続けていたがもう完全に行きついたのでこれからは掘る場所を変えなければいけない、みたいな事をインタビューで語っていたので、コブクロにとっても到達点に達した最高傑作、集大成の位置づけになってくるアルバムだと思う。個人的にも3,4番目には好きなアルバムだし、飽和点のギリギリ限界点(若干飽和が始まりつつある)というような印象もある。
DVDの方は1つはMV。「蒼く 優しく」のシングル初回盤DVDに「君という名の翼」「蕾」「WINDING ROAD」3曲のMVと「蒼く 優しく」はメイキングだけ収録していたので今作には「蒼く 優しく」のMVのみ収録された模様。メインはロングインタビューとなっている。基本的にアルバム制作の時間の流れをたどりながらアルバム曲ごとにインタビューアーに質問されて2人がエピソードを語っていくスタイル。全ての楽曲がライブで披露されている為、中にはかなり荒い資料映像のような画質ではあるがライブ映像も挿入されている。スタジオでのレコーディング風景などの映像も含まれていて、前作が短かったか反動か50分近い長さになっていて見応えはある。
また初回盤はミラー仕様のスリーブケース、歌詞カードとなっているため非常に指紋がつきやすくなっている。別名「指紋アルバム」または「指紋盤」。普通に出し入れしているだけで指紋でベタベタになる。こういうのが凄く気になる人も少なくないと思うが、指紋回避のためには手袋などを装備しての厳重な取り扱いが必要である。
印象度★★★★☆
発売当時の感想を2016.7.9修正