MUSIC MAN SHIP(初回限定盤DVD付)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 東京の冬 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
2 | Million Films | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 10thシングル両A面曲 |
3 | ボーイズ・オン・ザ・ラン | 馬場俊英 | 馬場俊英 | コブクロ | 馬場俊英のカバー(コーラスで本人参加) |
4 | 永遠にともに | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 10thシングル 最高6位 売上15.2万枚 |
5 | Rising | 黒田俊介 | 黒田俊介 | コブクロ | |
6 | 光の誓いが聴こえた日 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
7 | DOOR | 黒田俊介 | 黒田俊介 | 笹路正徳 | 9thシングル 最高15位 売上2.0万枚 2ndインディーズアルバム『Root of my mind』収録曲 リメイク |
8 | エピローグ | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
9 | HUMMING LIFE | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
10 | この指とまれ! | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | |
11 | ここから-Album version- | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | コブクロ | 10thシングルC/W エンディングロングバージョン |
BONUS TRACK | |||||
12 | 毎朝、ボクの横にいて。 -Sweet drip mix- |
所ジョージ | 所ジョージ | コブクロ | トコブクロのシングルC/W収録Ver. |
Strings Arrangement:藤井理央(4,8)
Violin Arrangement:藤井理央(10)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 毎朝、ボクの横にいて。/トコブクロ | 所ジョージ | 所ジョージ | コブクロ | ミュージッククリップ トコブクロ シングル 最高18位 売上1.6万枚 |
2 | アサヒ飲料 WONDA Morning Shot CM抜粋映像 | CM、メイキング | |||
3 | NTT西日本 キャラクターDENPO CM「誕生日編」 | 『Million Films』がテーマ曲 | |||
4 | NTT西日本 キャラクターDENPO CM「結婚式編」 | 『Million Films』がテーマ曲 | |||
5 | 木蘭の涙/佐藤竹善 with コブクロ | 山田ひろし | 柿沼清史 | 佐藤竹善 | ミュージッククリップ 佐藤竹善 シングル 最高9位 売上3.1万枚 スターダスト・レビューのカバー |
6 | 秘蔵映像/レコーディング、ツアーリハーサル コブクロインタビュー |
全体の約半分を占める |
リリースデータ
2004年11月3日 | 初登場3位 | 売上21.2万枚 | Produced by コブクロ except 7 Produced by 笹路正徳 |
ワーナー |
メンバー
Vocal,Acoustic Guitar,Electric Guitar,Gut Guitar,Blues Harp | 小渕健太郎 |
Vocal | 黒田俊介 |
コブクロ4thアルバム。1年ぶり。前作以降の2シングルA面3曲を収録。C/Wからは「ここから」が収録され、エンディングが長くなったアルバムバージョンとなっている。「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は馬場俊英のカバーで本人もゲスト参加。クレジット上は"Hey boys do it!"と表記されていて実際に終盤でこのフレーズを連呼する部分に参加している。所ジョージとのコラボとなるトコブクロ名義でリリースした「毎朝、ボクの横にいて。」はC/Wに収録されていたコブクロのみの別アレンジバージョンで収録され、オリジナルはアルバム未収録となった。メジャーデビュー以来プロデューサーだった笹路正徳とは「DOOR」最後に離れ、セルフプロデュースへ移行。これに伴いアレンジがコブクロ名義となった(実際は演奏・アレンジ能力に長けた小渕がほぼ行っている模様)。またこれまでは笹路正徳と親交の深いベテランのスタジオミュージシャンが演奏を手掛けていたが、今作以降はツアーバンドのメンバーでレコーディングを行うようになった。また今作以降ブックレットに1曲ごとのメンバーによる解説が記載されるようにもなった。
初回盤はトコブクロの「毎朝、ボクの横にいて。」のオリジナルバージョンのMVや佐藤竹善のシングルにゲスト参加したスターダストレビューのカバー曲「木蘭の涙」のMVなどアルバム未収録になった同時期のコラボシングル曲をMVという形でオリジナル音源で収録したほか、当時タイアップしていたDENPOのCM、メイキングやインタビューを収録したDVD付。シングル含めてもこれが初の初回盤DVD付となった。
「DOOR」は前作までの流れで固定人気によるトップ20クラスだったが「永遠にともに/Million Films」が久々のトップ10入り&ロングヒットを記録。前作の最低売上から一転して最高売上を2倍以上突破。コブクロ再評価の機運が高まり、一気に再ブレイクどころか大ブレイクに転じた。また今作でカバーした馬場俊英は96年デビューからの4年間全くチャートインできずに1度メジャーとの契約が切れてインディーズで活動していたが今作をきっかけに知名度を上昇させ、翌年にはメジャーと再契約。その夢をあきらめなかった情熱的なストーリーが中年の星として話題を呼び、ブレイクを果たしている。
2ndアルバム以降はシングルもアルバムもチェックはしていたが、「永遠にともに/Million Films」があまりに良かったので今作は即時購入。初めて購入にまで至ったアルバムということで思い出深いが、それを差し引いても今作が1番好きなアルバムだ。正直セルフになった途端にここまで目に見えて躍進してしまうとなると笹路さんのプロデュースは合ってなかったんじゃないかとさえ当時は思ったほどだ。セルフプロデュースになり気合が入ったのか、力強さが物凄く増した。笹路さんとその周辺のベテランミュージシャンによる円熟味のある落ち着いたバンド演奏から、ライブのバンドメンバーへと演奏陣がガラッと変わったため、全体にロックバンド色が強いのが最大の特徴。次回作以降は楽曲がどんどん大作化していくが、今作時点ではまだ曲をコンパクトにまとめるという笹路さんの指導の余韻が残っていたのか、比較的楽曲もコンパクトにまとまっていて聞きやすい。ストリングスもここぞという場所でしか使用していない。結果的にはコブクロの中でも最もフックが強くて聞きやすいアルバムになっていると思う。コブクロって大作バラードばかりでかったるいと思っている人でも今作だけは聞いて損はないくらい他とは毛色が違うアルバムだ。当時はこのまま進化していくと思ってたんだけどなぁ…。
初回盤DVDでは結局コブクロのアルバムには収録されなかったオリジナルの「毎朝、ボクの横にいて。」と、ゲストボーカルで参加した「木蘭の涙」が聞けるのが最大のポイント。「毎朝、ボクの横にいて。」はコブクロだけで歌っているC/WのSweet drip mixの方がベスト盤にも収録されたがかったるいスローアレンジのSweet drip mixと違ってオリジナルは実に軽快なアコースティックナンバーになっていて個人的には断然こっちの方が好き。
印象度★★★★★
2016.7.5更新