One Song From Two Hearts
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | (Are you all set?) | SE | |||
2 | One Song From Two Hearts | 小渕健太郎 | 小渕健太郎、 黒田俊介 |
KOBUKURO | 23rdシングル 最高3位 売上7.5万枚 |
3 | 紙飛行機 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 22ndシングル 最高2位 売上6.2万枚 |
4 | リンゴの花 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | |
5 | ダイヤモンド | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 23rdシングル両A面曲 |
6 | SPLASH | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | |
7 | 未来切手 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 23rdシングルFC限定盤のみC/W(Live Ver.) |
8 | モノクローム | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | |
9 | あの太陽が、この世界を照らし続けるように。 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 21stシングル 最高3位 売上7.1万枚 |
10 | GAME | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | |
11 | 流星 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 19thシングル 最高3位 売上20.8万枚 |
12 | Blue Bird | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 20thシングル 最高3位 売上7.9万枚 |
13 | LIFE GOES ON | 黒田俊介 | 黒田俊介 | KOBUKURO | |
14 | 蜜蜂 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 配信シングル、2ndベスト『ALL SINGLES BEST 2』収録曲 |
15 | 今、咲き誇る花たちよ | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | KOBUKURO | 24thシングル(カット) 最高7位 売上2.8万枚 |
Strings Arrangement:小渕健太郎、藤井理央(2,3,4,5,8,10,12,14)
Strings Arrangement:笹路正徳(11)
Brass Arrangement:小渕健太郎、山本拓夫(6)
Strings & Woodwind Arrangement:小渕健太郎、藤井理央(7,15)
Strings & Brass Arrangement:小渕健太郎、藤井理央(13)
No | タイトル | 備考 |
1 | OP映像 | |
2 | 轍-わだち- | 2ndシングル |
3 | Yell〜エール〜 | 1stシングル |
4 | どんな空でも | 6thアルバム『5296』収録曲 |
5 | 桜 | 12thシングル |
6 | One Song From Two Hearts〜インタビュー | 23rdシングル |
7 | ED映像〜太陽 | 5thシングル両A面曲 99年当時のストリートライブ映像 |
リリースデータ
2013年12月20日 | 初登場1位 | 初動9.9万枚、売上18.5万枚 | Produced by KOBUKURO | ワーナー |
メンバー
Vocal,Guitar | 小渕健太郎 |
Vocal | 黒田俊介 |
コブクロ8thアルバム。活動休止とベスト盤を挟んで4年4ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。ベスト以降の2シングル3曲だけでなく、前作『CALLING』以降のシングルで『ALL SINGLES BEST 2』に先に収録されていた「流星」、「Blue Bird」、「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」、「蜜蜂」はそのまま再収録されている。ブックレットでのこれらの曲のライナーノーツもベスト盤からの転載となっている。ベスト前のシングルの再収録とNHKソチオリンピックテーマ曲の「今、咲き誇る花たちよ」が翌年2月オリンピック終了直前にシングルカットされたこともあり、シングル最多のオリジナルアルバムとなった。「未来切手」はFC限定盤のみのC/Wとしてライブ音源が先に出ていたがスタジオ音源としては初収録。初回盤はスペシャルパッケージ仕様(スリーブケース&デジパック)で10月に大阪、広島、名古屋、東京の4ヵ所で行ったストリートライブの模様を収録したDVD付。
バンド演奏のみの「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」とブラスアレンジが入った「SPLASH」、冒頭SEの3曲以外は12曲ストリングス使用というストリングス病極まる編成。バイオリンだけで10人、ビオラとチェロで4人ずつと常に20人近いストリングス隊がクレジットされているサマは圧巻だ。必要無さそうなところでも音の隙間を埋めるようにフワーッと奴らは顔を出してくる。
ただ使いまくっている割には案外気にならないというか以前のように溢れんばかりにストリングスで盛るのではなく、な〜んか足りない気がするからストリングス鳴らしておくかみたいな感じ。無いと不安になってしまう中毒状態のような…。なので使いまくってるわりに空気のような存在感で、そこまでこってりした印象は無い。これが今までとは少し違うところかもしれない。とはいえロック系の新曲が全く無いこともあり、かなりおとなしい印象のアルバム。初回特典になっているストリートライブを行った事が原点回帰として非常に大きな影響を与えたようではあるんだけど、ストリートは10月に行っているので、アルバムの曲はもう揃ってから行ったものと思われる。「One Song From Two Hearts」みたいなストイックな楽曲(これとて途中からストリングスが意味も無く入ってくるというストリングス中毒っぷり)が他には特に無かったし、ジャケット写真にまでした割にはストリートの影響はそこまで反映されていないように思える。
たださすがに活動休止を経ての気持ちのリセットもあってか休止以前よりは復調の兆しも見えるアルバムで、ソチオリンピックのNHKタイアップになった「今、咲き誇る花たちよ」はストリングスも相変わらず鳴っているがほぼ空気。フルートなど笛系の楽器を前面に出し、今までだったら確実に超大作になっていたところ、4分台で終わるという革命的な構成になっている。正直全く期待していなかったのでこの曲に関してはかなり好感触だ。今作は70分越えにはなっているが、実質14曲で70分なので、一応これでも1曲当たりは短くなっている。正直ここのところずっと下り坂という印象だったので今作では初めて少し持ち直したとは思う。できればストリングスの無駄遣いにも気づいてくれればいいんだけど、前作時に比べると明らかに風通しは良くなったと思うので今後に期待したい。
ベストに入ったシングルがなんでまた全部入っているのか…という点に関しては実は前回のベスト→オリジナルの際にも同じことをやっている。あの時は「君という名の翼」1曲だけだったのでそんなに違和感は無かったが今回は4曲もあるのでアルバムが無駄に長くなったor新曲が減らされたという感じにどうしてもなってしまう。しかしコブクロはベストにだけ収録されているシングルがある、という状況を避けたいというこだわりがあるんだと思う。あれ?1st両A面曲「Bell」は?
初回盤のストリートライブ映像は4ヵ所の映像と音声を細かくつなげた編集になっている。かなり細かく編集しているのでフルで収録されているのかと思いきやバッサリと1コーラスで終わったりもする。コブクロの初回DVDはいつもけっこう長いが1番短かった5thに続く短さなので、いつもの初回DVDの感覚で完全版を期待するとちょっと物足りないと思うけど、個人的にはこのくらいでちょうど良かった。ラストで99年当時の映像が流れる演出は良かった。
印象度★★★★☆
発売当時の感想を2016.7.20修正