Roadmade
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | YELL〜エール〜 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | 1stシングル 最高4位 売上24.5万枚 |
2 | 朝顔 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | |
3 | コンパス | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | |
4 | そばにおいで | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | |
5 | Ring | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | |
6 | memory | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | |
7 | 2人 | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | 2ndインディーズアルバム『Root of my mind』収録曲 リメイク |
8 | miss you | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | 3rdシングル両A面曲(カット) |
9 | 轍-わだち- | 小渕健太郎 | 小渕健太郎 | 笹路正徳 | 2ndシングル 最高15位 売上5.3万枚 2ndインディーズアルバム『Root of my mind』収録曲 リメイク |
10 | ANSWER | 小渕健太郎, 黒田俊介 |
小渕健太郎 | 笹路正徳 |
リリースデータ
2001年8月29日 | 初登場6位 | 初動5.5万枚、売上10.4万枚 | Produced by 笹路正徳 | ワーナー |
メンバー
Vocal,Acoustic Guitar, Electric Guitar Solo on Track-3,9 Whistleon Track-2&Blues Harp on Track-7 |
小渕健太郎 |
Vocal | 黒田俊介 |
コブクロ1stアルバム。99〜00年にかけてインディーズで3枚のアルバムをリリース後、01年3月に「YELL〜エール〜/Bell」でメジャーデビュー。メジャーデビューにあたっては笹路正徳がプロデューサーとなった。1st両A面だった「Bell」は未収録(後のベスト盤で初収録)。「YELL〜エール〜」「轍-わだち-」の2曲が収録された。またインディーズ時代の「2人」がリメイクされている。「miss you」は後にドラマ『科捜研の女』主題歌に起用されたため次のシングルの両A面2曲目としてシングルカットされた。「YELL〜エール〜」がロングヒットを記録するも、既に90年代末期にブームになったストリートブームが収束に向かっており、続く「轍」はトップ10落ちとなった。今作はトップ10入りし、10万枚を突破したものの「YELL〜エール〜」の半分以下となり、以降再ブレイクに至るまでは1発屋のイメージがしばらく強くなった。初回盤はスリーブケース仕様でステッカーが封入されている。
「YELL〜エール〜」のヒット当時はストリートブームも収束に向かいつつある時代の空気もあってまあまあいい曲だけどちょっと退屈かもなと思って聞かなかった。翌02年のシングル、アルバムがあまりに良かったので慌てて今作も発売1年後くらいに聞いた。アコースティック中心で弾き語りっぽいのもあればバンド全開で疾走感のあるロックな曲もあり、似たような曲が続かないように構成も考えられている。基本は路上の要素をうまく残したシンプルなバンドサウンドで心地よいが、シングルで見せていたアコースティックな応援歌以外の側面も積極的に提示してコブクロのイメージを適度に広げる事を目指したような1stアルバムとしては実に優秀な1作。笹路正徳による安定したアレンジも好印象で、まさに聞いたままの感じで路上の良さを生かしつつも色々な可能性を提示。また長い曲はコンパクトにまとめるようなアドバイスもしていたようだ。一通りの「良い」要素は揃っていて、正直セルフ以降のどのアルバムよりもさらっと聞きやすい作品ではあるんだけど、2ndアルバムの後に聞くと躍進前だなというのもまた正直なところでもある。
印象度★★★☆☆
02年の文章を2016.6.25修正