ヒトツボシ〜ガリレオ Collection 2007-2022〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ヒトツボシ | 福山雅治 | 福山雅治 | 福山雅治/井上鑑 | 新曲 映画『沈黙のパレード』主題歌 |
2 | KISSして | 福山雅治 | 福山雅治 | 福山雅治/井上鑑 | 1stシングル 最高3位 売上14.7万枚 ドラマ第1シリーズ主題歌 |
3 | 最愛 | 福山雅治 | 福山雅治 | 福山雅治/井上鑑 | 2ndシングル 最高5位 売上10.7万枚 映画『容疑者Xの献身』主題歌 |
4 | 恋の魔力 | 福山雅治 | 福山雅治 | 福山雅治/井上鑑 | 配信シングル スペシャルアルバム『Galileo+』収録曲 ドラマ第2シリーズ主題歌 |
5 | 99-New Era Remix- | 福山雅治 | 福山雅治/井上鑑 | 福山雅治 10thアルバム『残響』初回盤のみ、ベスト『THE
BEST BANG!』初回盤のみ収録曲 スペシャルアルバム『Galileo+』収録曲 シリーズ劇中曲 追加録音リミックス |
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6 | ヒトツボシ Acoustic Arrange ver. | 福山雅治 | 福山雅治 | 福山雅治 | 新曲 ピアノ&アコースティックギターによるリアレンジ |
リリースデータ
2022年9月14日 | 初登場1位 | 売上5.6万枚 | Produced by 福山雅治 | ユニバーサル |
メンバー
柴咲コウ |
福山雅治 |
KOH+ミニベストアルバム。2007年のドラマ『ガリレオ』主題歌を担当するために柴咲コウをボーカル、福山雅治が作詞作曲編曲ギタープロデュースを担当して結成したスペシャルユニットでこれまで主題歌を3曲発表していたが(映画第2弾はドラマ第2シリーズと同時制作だったためか新規主題歌無し)、9年ぶりに新作映画『沈黙のパレード』が制作され新たな主題歌を担当するのに合わせて歴代主題歌と新曲主題歌を集めたミニベストアルバム的な内容となっていてKOH+名義でのアルバムは初。「99」は元々福山雅治ソロ名義のギターインスト曲だったが、今作のリミックスにおいて柴咲コウのコーラスが追加録音された。
映像付き限定盤は「KISSして」「最愛」「恋の魔力」のデジタルリマスターMVと新曲「ヒトツボシ」MV、KOH+としては初のライブ作品となる『KANPAI
JAPAN LIVE 2017@東京ドーム』での「KISSして」「最愛」ライブ映像、「ヒトツボシ」Recording
Making & Interview、Art Work Making、Music Video Makingを収録したDVD付、三方背ケース仕様。
フォトブック付き限定盤は24Pアートワーク集フォトブック、フォトカード付属。フォトカード裏面掲載ものQRコードで福山と柴咲による歌詞朗読作品「Dramatical
Lyric Reading 〜ヒトツボシ〜」が鑑賞可能。三方背ケース仕様。
通常盤はCDのみ。
加えて福山雅治のファンクラブ限定「BROS.」盤はCDに「vs.〜知覚と快楽の螺旋 (guitar×piano ver.)」追加収録の全7曲。『お前と密会 2022』で披露された「ヒトツボシ」、『WE'RE BROS. TOUR 2022 “光” -HIKARI-』で披露された「KISSして」、『WE'RE BROS. TOUR 2021-2022 “Promise for the Future”』での「vs.2022〜知覚と快楽の螺旋〜」、「最愛」の最新ライブ映像、2011年以降に披露された『WE'RE BROS. TOUR 2014 HUMAN』での「恋の魔力」、『福山☆冬の大感謝祭 其の十一』での「覚醒モーメント」のライブ映像を収録したDVD付、ライブ写真集フォトブック、フォトカード付属。フォトカード裏面掲載ものQRコードで福山と柴咲による歌詞朗読作品「Dramatical Lyric Reading 〜最愛〜」が鑑賞可能。DVDとフォトブック、フォトカードの内容は全て一般発売盤と異なる。
今回オリジナル4曲だけにして豪華シングルとして発売する事も可能だったと思われるが、数万枚売ったところでシングルとしてはアイドルに埋もれてしまうし、ベストアルバムとして売り出した方がチャートアクションも良いものが見込めると判断されたのだろうか。しかしそこで前みたいに色々詰め込まずにシンプルに必要な曲だけ最小限にまとめたのは良かった。
というのも前回2013年にも主題歌を集めたスペシャルアルバム『Galileo+』がリリースされていて、「KISSして」「最愛」「恋の魔力」は『Galileo+』でリミックスで収録されていた。オリジナル音源では2017年柴咲コウのベスト盤『KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詩』に収録されたので、柴咲コウのリスナーであれば3曲まとめてベスト盤で聞く事ができるようにもなっていたが、それまでと『ガリレオ』を通してKOH+を聞きたい場合は『Galileo+』しかなかった。だが内容がアジアカバーの連発で同じ曲を繰り返し聞かされる構成はアルバムとしては微妙だった。今回新作を記念してシンプルに歴代主題歌だけを収録していてまとまっているので1作品としてかなり聞きやすくなった。
連ドラの方は軽快な恋の曲となっていてドラマに全く関係が無いが、映画主題歌の方は映画の内容にかなり合わせにいっているようで「最愛」もかなり切実なラブバラードだったが、今回の新曲「ヒトツボシ」も同様にシリアスで重めなラブソング。「KISSして」から15年も経過しているので当時30代後半の福山、20代半ばの柴咲コウも50代半ばと40代前半。年齢を重ねてすっかり落ち着いたのも良く分かる。「KISSして」みたいな曲はもう新曲として出てくることは無いだろうし合わないだろうなと改めて思った。
「99」には柴咲コウのラララ歌唱コーラスを追加録音したリミックスで収録しているが、劇中曲とされるこの曲は正直あまり馴染みが無く、正直こっち?という感じ。視聴者にもっと馴染みがあるのはOPで使用される事実上のメインテーマ「vs.〜知覚と快楽の螺旋〜」の方であり、『ガリレオ』といえばこのギターインストというイメージが強かった。2013年にリメイクしていたし一緒に収録されるなら当然この曲だと思いきや、まさか「99」の方というのはちょっと肩透かしだった。福山雅治のファンクラブ限定盤の方にだけわざわざリメイクして追加収録しているが柴咲コウが参加していないので線引きしたのかもしれない。
印象度★★★★☆
2022.10.1更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。