小松未歩5〜source〜

リリースデータ

小松未歩5thアルバム。前作から1年半ぶり。前作以降の4シングルとC/W2曲を収録。半数以上が既出曲となり新曲は5曲。前作に続いて大賀好修がメインアレンジャーでギター演奏も1人で担当、前々作以来の古井弘人、前作に続いて池田大介も1曲ずつ参加している。シングルでは20〜30位程度まで低迷したが、次の17thシングルまでは1万台をキープしていた。アルバムでは初のトップ10落ちどころか一気にトップ20落ちと低迷した。

前作の延長で、シンプルなGIZAアレンジにミディアム〜バラードの曲が並ぶ地味な作風。「さいごの砦」のようにメロディーで初期に及ぶような強さを見せてもアレンジが軽すぎてあっさり突き抜けてしまい正直もうヒットはすっかり望めないし、望まなくなったように思う。タイアップすら無くなってしまい売る気も無くなっていたし…。当時CDショップなどでも配布され、公式にも掲載されているセルフライナーによれば"1stアルバムあたりの響きになるよう意識した"とアレンジャーに言われたという「style of my own」は全くそうは聞こえないシンプルなザ・GIZAアレンジ。GIZA以降の古井弘人としては標準的なアレンジではあるけど、1stはこんなに軽くなかったし、自分が1st2ndでどういうアレンジをしていたのか忘れてしまったのだろうか…。

ただ全体的には前作よりはこなれたというか、ある程度はメリハリも出ていて、地味なアレンジでも合っていると思えるような曲は多くなった気はする。前2作よりは好感触なのは路線変更期を抜けて作風が定まった事による安定感もあるのかもしれない。

印象度★★★☆☆

2022.9.20修正

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