WONDERFUL WORLD〜Single Remixes&More〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | trackmaker(アーティスト名) | 原曲 |
1 | 輝ける星<M-oZ filter mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | M-oZ(小澤正澄) | 2ndシングル |
2 | anybody's game<night clubbers mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | night clubbers(舛井功) | 4thシングル |
3 | あなたがいるから<lightin' grooves never wanna stop mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | lightin' grooves(清水俊也) | 10thシングル |
4 | dance<DJ ME-YA's all night remix feat.RIPTRAP> | 小松未歩 | 小松未歩 | DJ ME-YA(水谷智明) | 16thシングル |
5 | 願い事ひとつだけ<moon light night mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | Knock-out 70(大島こうすけ) | 3rdシングル |
6 | 風がそよぐ場所<Bootee's electro dub mix radio edit> | 小松未歩 | 小松未歩 | Bootee | 9thシングル |
7 | さよならのかけら<shooting star mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | Knock-out 70(大島こうすけ) | 7thシングル |
8 | 愛してる...<thick mist thick mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | Dr.Terachi & Pierrot Le Fou (寺地秀行&窪田博之) |
15thシングル |
9 | さいごの砦<DJ ME-YA's boogie down remix> | 小松未歩 | 小松未歩 | DJ ME-YA(水谷智明) | 14thシングル |
10 | Love gone<version esta nevanda> | 小松未歩 | 小松未歩 | da-ja(池田大介) | 12thシングル |
11 | 最短距離で<Cay Taylan's paradise diskko dub mix radio edit> | 小松未歩 | 小松未歩 | Cay Taylan | 8thシングル |
12 | 謎<HIROSHI's secret of life mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | Hiroshi Watanabe | 1stシングル |
13 | 氷の上に立つように<night clubbers mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | night clubbers(舛井功) | 6thシングル |
14 | チャンス<S9 remix radio edit> | 小松未歩 | 小松未歩 | S9(DJ Aki,TKO,YUUKI) | 5thシングル |
15 | とどまることのない愛<hogy mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | hagy(荻原隆博) | 13thシングル |
16 | 君の瞳には映らない<lightin' grooves light on the disco mix> | 小松未歩 | 小松未歩 | lightin' grooves(清水俊也) | 11thシングル |
リリースデータ
2002年11月27日 | 初登場20位 | 売上1.7万枚 | Produced by kanonji rockaku(WEEZ) | GIZA studio |
小松未歩リミックスアルバム。5thアルバムから2ヶ月、シングル「mysterious love」と同時発売。同発シングルを除くここまでの全16作のシングル曲の新規リミックスを収録。15th「愛してる...」、16th「dance」C/Wにはリミックスが収録されていたが今作に収録されたのは新規のリミックスとなっている。ブックレットにはオリジナルの歌詞を掲載、別紙でリミックスを担当したトラックメイカーのプロフィール、各楽曲リミックス担当者のコメントが記載された用紙が封入されている。トラックメイカーはDJネームを使用しているため、プロフィールにはアーティスト名も一緒に記載されている。パッケージ、ブックレットにはリミックスバージョン名しか書かれておらず、担当リミキサーはこの別紙にしか書かれていない。
初登場20位で初動も1万枚を越えるというこの時期のシングル売上と同等の根強い固定人気を見せたものの2週目100位圏外(109位→170位で300位圏外)という当時としては驚異的なランクダウンを記録した。O社の集計範囲がちょうど300位までに拡大した時期だったため、1週ランクイン扱いではなく、300位以内3週ランクイン扱いとなった。またトップ20入りは今作が最後となる。
基本的に既存ボーカルを使用・加工して新たなトラックを乗っけるというリミックスだが、「愛してる...」は増崎孝司、「Love gone」は後藤康二がアコースティックギターを担当している。いずれも原曲のギターは大賀好修だったため新規でギターレコーディングされているようだ。「dance」はサビのみ残してそれ以外はRIPTRAPによるラップパートが追加されている。
シングルがマキシ化して以降、収録時間に余裕が生じたのでリミックスを収録するというのは00年辺りから急速に流行りだし(特にエイベックスが力を入れていた)、ビーイングでもGIZA以降はC/Wでよくやるようになったり、リミックス専門のレーベルを作ったりしてリミックス作品を発表するようになっていた。今作もそんな流れの中で生まれた作品だが、全シングルが1枚に収録可能なギリギリのタイミングだったので普通にデビュー5周年記念ベストにすりゃ良かったのに全シングルリミックスって…。M-oZ、night clubbers、DJ ME-YA辺りはビーイングGIZAを聞いていれば他でも見かける名前だが、M-oZ=小澤正澄もそうだが大島こうすけ、池田大介などよく知られた人たちもDJネームを名乗っており、外部参加も多い。Bootee、Cay Taylan、Hiroshi Watanabeはそのままだが、前者2名は海外のリミキサー。
トラック長めの打ち込みが延々続き、ボーカルも要素の1つとして加工…といったいかにもな典型的なリミックスが並ぶ典型的なリミックスアルバム。RIPTRAPがフューチャリングされている「dance」では原曲はサビしか使用されておらず、後はRIPTRAPがラップを披露しているという少し後の女性ボーカル+平メロ男性ラップのテルマ手法を先取り。これ以外はさすがに歌メロを解体して延々トラックを聞かせるような暴挙に出たりはせずに、トラックメイカーが自由に新解釈したような全くの別アレンジとしても聞けなくはないが、リミックス文化に理解が無いと基本的には延々打ち込みトラックが続く内容で厳しく、原曲以上の印象にはなってこない。じっくり聞くというよりBGMとして流しておくくらいがちょうどいい。
別紙のリミキサーのコメント用紙があれば少なくとも何をしたかったのかの意図は書いてあるのでこれは必須かなと思う(発売当時のレンタルでは抜かれていたので長年分からなかった)。ただし「最短距離で」のCay Taylanのみコメントくれなかったようで彼のコメント掲載だけ無い。
それはそうとサブタイトルの「Single Remixes&More」。シングル16曲以外にC/Wやアルバム曲は収録されていない。Moreとは何を指すのだろうか?
印象度★★★☆☆
2022.9.27修正