Curious
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | 唇にWasp | 寿美菜子 | 山本玲史 | 山本玲史 |
2 | Sense of Wonder | 寿美菜子 | ひびね。 | ひびね。 |
3 | DIVE INTO | 寿美菜子 | 金崎真士 | 金崎真士 |
4 | OMAJINAI | クボタカイ | クボタカイ, Taro Ishida |
Taro Ishida |
5 | Chilling out | 寿美菜子 | 山崎真吾 | 山崎真吾 |
6 | Golden hour | 寿美菜子 | 川口圭太 | 川口圭太 |
リリースデータ
2023年10月25日 | 初登場40位 | 売上0.1万枚 | ミュージックレイン |
寿美菜子1stEP。2019年1月のシングル『save my world』以来4年9ヵ月ぶりのソロ作品。2020年にイギリス留学を発表し、声優業が現地から収録できる環境を整えた後に現地入りしたが留学直後にイギリスはロックダウンとなった。1年半で帰国したがメンバーの相次ぐ結婚・出産も重なっておりスフィアとしての活動も2021年の配信シングル1曲と2022年1月のシャッフル企画『シャッフル -Precious 4 Stars-』程度となり、歌手活動からはかなり遠ざかった状態となっていた。2022年8月の事務所フェス「ミュージックレインフェスティバル2022」には出演予定だったが、PCR陽性者が出た事を理由に直前で延期を発表したまま、各メンバーのスケジュール調整がつけられなくなり、2ヶ月後の11月になって断念して中止となってしまったため、2023年5月3日の「さよなら中野サンプラザ音楽祭」には豊崎愛生と2人で出演したのが久々のライブとなった。このライブの感触から今作の制作が決定したとされ、7月から2ヶ月で急ピッチで制作されたと語られている。当初発表の5曲から最終的には1曲増えた。また制作途中で7月24日に結婚を発表しスフィア4人全員が既婚となった。
初回盤は「Golden
hour」MVと今作のTV-SPOTを収録したBlu-ray付。Blu-ray付は初となる。
通常盤はCDのみ。
チャートでは当然アルバム扱いとなり、アルバムとしては2018年1月の3rdアルバム『emotion』以来となったが、ほぼ5年のブランクはあまりに大きく、さらに7月5日に発売告知&久々のツアーの同時発表で湧いたファンに対して7月24日に結婚発表をぶちかますというアイドル的応援をしていたファンにはキツイ鬼ムーブも響いたのか(何故わざわざ制作で忙しいこのタイミングで結婚したのか割と謎。ツアーまで待ってその場で直接ファンに報告するのとどっちがいいのかは分からないけど…)、最低順位、最低売上を大幅更新する事態となった。
声質的にもストレートなお姉さんボーカルで3人ほど特徴的ではなく、スフィア4人のソロの中ではあまり大きな特徴は無い印象ではあった。逆に3人ほどの癖が無いので聞きやすい部分もあり、一応寿ロックと称した爽快なロック路線を掲げる事が増えて軸にしつつある感じだったが今回もロック路線を中心にしつつ適度な幅広さで6曲ながら個性豊かな楽曲が取り揃えられた。「唇にWasp」「DIVE INTO」「Golden hour」はいわゆる寿ロックの範疇にあるロック路線だが、その間にはエレクトロ、ラップが登場するジャジーなノリ、R&B風味など違う方向性を挟んでいくような構成。急いで作ったと明かされている割にはある程度の候補曲を集めて吟味したようで思っていたよりも力の入ったいい作品だった。
しかし帰国後も音楽活動が白紙の状態で「さよなら中野サンプラザ音楽祭」で唐突に豊崎愛生と2人とはいえソロ名義でライブ、ライブやってみて急に久々の作品制作が決定…ってそもそもなんで急にソロ名義のライブ話になったんだろう。せっかく久々の新作で感触も良かったのでもう少し続けてほしいところではあるが、やはりファン離れが著しく、この売上だと次は厳しいか…?ライブが単発ではなくツアー組めるくらいならまだ大丈夫かとも思ったがツアーとは名ばかりでKT Zepp Yokohama、Zepp Osaka Baysideの2公演だけで、単に横浜と大阪で2週連続でライブやるだけのほぼ単発公演だった。
印象度★★★★☆
2023.11.11更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。