久保田早紀 シングルズ GOLDEN☆BEST
No | タイトル | 作詩 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 異邦人 シルクロードのテーマ | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 1stシングル 最高1位 売上144.5万枚 |
2 | 夢飛行 | 久保田早紀,山川啓介 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 1stシングルB面 |
3 | 25時 | 久保田早紀,山川啓介 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 2ndシングル 最高19位 売上7.7万枚 |
4 | みせかけだけの優しさ | 久保田早紀,山川啓介 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 2ndシングルB面 |
5 | 九月の色 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 3rdシングル 最高51位 売上2.3万枚 |
6 | 真夜中の散歩 | 山川啓介 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 3rdシングルB面 |
7 | オレンジ・エアメール・スペシャル | 山川啓介 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 4thシングル 最高62位 売上2.9万枚 |
8 | 長い夜 | 川田多摩喜 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 4thシングルB面 |
9 | レンズ・アイ | 久保田早紀,山川啓介 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 5thシングル 100位圏外 |
10 | 日本の子供達 | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 萩田光雄 | 5thシングルB面(カット) |
11 | ねがい | 山川啓介 | 久保田早紀 | 若草恵 | 6thシングル 100位圏外 |
12 | 地球はコンサート・ホール | 山川啓介 | 福田和禾子 | 福田和禾子 | 6thシングルB面 |
13 | 愛の時代 | 川田多摩喜,久保田早紀 | 久保田早紀 | 若草恵 | 7thシングル 100位圏外 |
14 | ルシアン | 久保田早紀 | 久保田早紀 | 船山基紀 | 7thシングルB面 |
15 | お友達 | 三浦徳子 | 久保田早紀 | 久米大作 | 8thシングル 100位圏外 |
16 | エルドラド | 三浦徳子 | 久保田早紀 | 久米大作 | 8thシングルB面 |
17 | ピアニッシモで… | 三浦徳子 | 久保田早紀 | 久米大作 | 9thシングル(アルバム同発) 100位圏外 |
18 | 夜の底は柔らかな幻 | 久保田早紀・三浦徳子 | 久保田早紀 | 久米大作 | 9thシングルB面(アルバム同発) |
19 | 百万本のバラ | A.ndrej Voznesenskij 日本語詩:松山善三 |
Raimonds Pauls | 久米大作 | 久米小百合 通算10thシングル 100位圏外 アーラ・プガチョワの日本語詞カバー |
20 | 風激しく-讃美歌126番- | 久米大作 | 久米小百合 通算10thシングルB面 讃美歌カバー |
リリースデータ
2009年8月19日 | 300位圏外 | Sony Music Direct |
久保田早紀シングルコレクションアルバム。1979〜1984年までの久保田早紀名義でのシングル9作及び久米小百合名義でリリースしたシングル1作の全シングル10作のA面B面をリリース順に全て収録。ブックレットは各シングルレコードのジャケットと歌詞カードを再現した内容になっている。1997年に発売された『GOLDEN J-POP/THE BEST 久保田早紀』は久保田早紀名義まで(1〜18)を網羅した内容だったが、2005年に久米小百合名義のシングルも追加+引退コンサート「フェアウェル・コンサート」の模様を収録したDVDとの2枚組『CD&DVD THE BEST 久保田早紀 シングルズ』を発売。今作は『CD&DVD THE BEST 久保田早紀 シングルズ』をCD部分のみで再発した作品で、新たに『GOLDEN☆BEST』シリーズへと組み込まれた(2002年に『GOLDEN☆BEST 久保田早紀』をリリースしていたので2作目となる)。ジャケットも『CD&DVD THE BEST 久保田早紀 シングルズ』と同じものとなっていて、帯裏にも同内容である事が書かれている。完全生産限定盤はBlu-spec CD仕様、通常盤はCD仕様と2種で発売された。
当時の本名は久保田小百合(『異邦人』の歌詞カードに本名が書いてある)で、後期作品にアレンジャーとして関与していた久米大作と結婚して引退。その後クリスチャンの音楽宣教師として結婚後の本名である久米小百合名義で再デビューした。『百万本のバラ』はファンハウスでの発売だったが、ファンハウスがソニーの子会社になったため、ソニー管轄でソニーの企画ベストへの収録がスムーズに行えるようになったものと思われる。
「異邦人」は2003年のTAK MATSUMOTO featuring ZARDで初めてちゃんと聞いたが、歌番組で歴代のヒット曲の特集をすれば筆頭格で取り上げられるレベルのミリオンヒット曲なので原曲のイメージもいつの間にか馴染んでいた。これしかヒットしなかったとは聞いていたが、結果的にこの1曲だけ残ったくらいでなんだかんだベスト盤やオリジナルアルバム単位での再発もけっこうされているし、TVが取り上げないだけで2作目以降もヒットしつつ緩やかに下り坂くらいだったんじゃないのかと思っていたら、売上の面では思った以上に超絶1発屋だった。マジか。しかしその前の1stアルバム『夢がたり』はバッチリ1位になってて40万枚を突破しているというのも驚き。「異邦人」の勢いで売れたという事だとは思うんだけど、2ndシングル以降のコケ方はこれアルバムも鳴かず飛ばずで終わってしまい1発屋不可避になっている状態でのやっぱりダメでした的な売れ方じゃないのか…。アルバム40万売れたのに以降ここまで急落するのか。
「異邦人」は確かにどこか異国情緒漂う独特の不思議な世界観で耳に残る奇跡の名曲だったと思う。その後もこの路線に寄せているのだがどうも「異邦人」が奇跡的に強すぎたのかなんなのか横一線な印象ではある。途中からもう少し明るい方向になってみたりもするんだけど最初の印象が拭えなかった。ただA面B面で差も無く、一貫して古き良き昭和の歌謡ポップス+異国情緒風味的な楽曲が並んでいてそれなりに満足度は高かった。「異邦人」以上のインパクトはないものの、「異邦人」目当てで聞いてそれ以外にそんなにガッカリするような内容ではなかった。
完全生産限定盤(Blu-spec CD) 通常盤 2005年『CD&DVD THE BEST 久保田早紀 シングルズ』
印象度★★★★☆
2023.4.6更新