風と凪
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 春の風 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 8thシングル 最高46位 売上1.6万枚 |
2 | 遠笛 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 8thシングルC/W |
3 | 時の列車 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 西垣哲二&岩瀬聡志 | 5thアルバム『ひとヒナタ』収録曲 |
4 | 窓絵 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 1stシングル 100位圏外 |
5 | ひみつ | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 岩瀬聡志 | 4thアルバム『私は私をあとにして』収録曲 |
6 | 雨が空から離れたら | 熊木杏里 | 熊木杏里 | L.O.E | 13thシングル(カット) 最高48位 売上0.2万枚 |
7 | しんきろう(Album-Ver.) | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 6thシングルC/W |
8 | 新しい私になって | 中島信也・ 熊木杏里 |
熊木杏里 | 吉俣良 | 7thシングル 最高26位 売上1.1万枚 |
9 | モウイチド | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 西垣哲二&岩瀬聡志 | 11thシングル 最高70位 売上0.16万枚 |
10 | 誕生日 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | L.O.E | 12thシングル両A面曲 |
BONUS TRACK | |||||
11 | CHAPPE SONG | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 西垣哲二&黒田晃年 | 新曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ゴールネット | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 9thシングル『七月の友だち』C/W |
2 | 戦いの矛盾(Album-Ver.) | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 5thシングル 最高125位 売上0.08万枚 |
3 | 最後の羅針盤 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 4thアルバム『私は私をあとにして』収録曲 |
4 | 君の名前(Album-Ver.) | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 坂本昌之 | 14thシングル 最高54位 売上0.2万枚 |
5 | 長い話 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 2ndアルバム『無から出た錆』収録曲 |
6 | こと | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 西垣哲二&岩瀬聡志 | 12thシングル 最高85位 売上0.12万枚 |
7 | 朝日の誓い | 熊木杏里 | 吉俣良 | 吉俣良 | 9thシングルC/W |
8 | 私をたどる物語 | 武田鉄矢 | 熊木杏里 | 吉俣良 | 4thシングル(カット) 最高48位 売上0.4万枚 |
BONUS TRACK | |||||
9 | 一千一秒(Live-Ver.) | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 坂本昌之 | 6thアルバム『はなよりほかに』収録曲 初収録音源 |
リリースデータ
2010年3月10日 | 初登場59位 | 売上0.37万枚 | KING RECORDS |
熊木杏里、初のベスト盤。1stアルバムまでのVAP時代の曲は「窓絵」のみだが、ここまでの全作品からの選曲となっている。新曲1曲、初収録のライブ音源をそれぞれボーナストラックで収録している。C/Wのみだった「遠笛」「ゴールネット」がアルバム初収録。前作『はなよりほかに』から4ヵ月でリリースされ、間にシングルリリースは無かった。ブックレットには全体の本人コメントが掲載されている。初回盤はBOX仕様となっており、別冊のブックレットも封入。こちらに1曲ごとの本人解説も記載されている。今作を持って音沙汰が無くなり、後にキングレコードとの契約が終了していたことが明かされている。その後、無所属状態を経て11年秋になってワーナーに移籍して次回作をリリースしている。なお2010年は同じキングレコードの女性シンガーソングライターで、熊木よりも売れていなかった植村花菜が「トイレの神様」で激しく売り出されていた。
映画、CM、ドラマ等のタイアップ曲が中心なのでこれから聞く人にも入りやすい1作。ただ14作のシングル作品で収録されていない曲も5曲あり、タイアップがついていても外されるなどすべての基準がタイアップの有無にはなっていないようだ。比較的新しめの曲が多く「ひとヒナタ」からの選曲が最も多い。アルバムごとに徐々にカラーが明るくなってきていただけにベストで順序がゴチャゴチャになるとまた違って聞こえる曲も多いが、基本的にミディアム〜バラードばかりでそんなに強いメロディーがあるわけではないので、地味である。少なめの曲数でもけっこう長さは感じる。声や歌詞などメロディーとアレンジ部分以外のところに魅力を見いだせない場合はベスト盤レベルでも退屈に感じるかもしれない。癒し系の歌声にハマれれば少々の退屈さはあるものの浸って聞ける。またラブソング路線が主流だったら声が良くてもなかなかハマりきれなかったと思うが、生きる意味や自分の存在等を歌ったような歌詞が多いので男でも共感しやすかった。その辺りが評価の分かれ目になると思う。個人的には「雨が空から離れたら」「モウイチド」のような曲がもう少しあると尚良いと思う。熊木杏里はオリジナルアルバム単位での心境の変化の過程も面白いのでベストを聞くよりも、余裕がある人は順番に聞いてみることをお勧めする。
印象度★★★★☆