光の通り道
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 光の通り道〜prologue〜 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
2 | シグナル | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
3 | Love Letter〜桜〜 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 河野圭 | 16thシングル(カット) 最高64位 売上0.1万枚 |
4 | 「がんばります」 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
5 | 今日になるから | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 清水俊也 | 15thシングル 最高45位 売上0.2万枚 |
6 | 羽 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
7 | お祝い | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 塩谷哲 | 15thシングルC/W |
8 | A day in my life | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
9 | wonderland | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 河野圭 | |
10 | 願いの糸 | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 清水俊也 | |
11 | オルゴール | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
12 | 心のまま | 熊木杏里 | 熊木杏里 | 武部聡志 | |
13 | 光の通り道〜epilogue〜 | 熊木杏里 | 武部聡志 | インスト |
No | タイトル | 備考 |
1 | Hello Goodbye&Hello | 1stミニアルバム『and...Life』収録曲 |
2 | Life | 1stミニアルバム『and...Life』収録曲 |
3 | 新しい私になって | 7thシングル |
4 | hotline | 1stミニアルバム『and...Life』収録曲 |
5 | 誕生日 | 12thシングル両A面曲 |
6 | ホームグラウンド〜ふるさとへ〜 | 1stミニアルバム『and...Life』収録曲 |
リリースデータ
2012年2月22日 | 初登場35位 | 売上0.4万枚 | Produced by 武部聡志(1,2,3,4,6,8,9,11,12,13)、清水俊也(5,10)、塩谷哲(7) | ワーナー |
熊木杏里7thアルバム。移籍第2弾。移籍第1弾のミニアルバムから4ヵ月でのリリースだが、オリジナルフルバムとしては09年11月以来となる。「Love Letter〜桜〜」は別アレンジ(シングルバージョン)で3月7日にシングルカットされ、桜前線と共に北上していくというキャンペーンが2月3日沖縄から開始された。初回盤はCAFE PARKで行われたアコースティックライブ映像を収録したDVD付。先行シングル「今日になるから」と連動で応募者全員に10周年ヒストリーブックプレゼントというキャンペーンも実施された。これは10年間を1年ごとにインタビュー形式で1ページずつ振り返っていく冊子となっている。
今作は10周年記念作にもなるが、10年経ったから書けたような説得力のある曲が多い。前作もかなり伝えていこうという意識の強い作風だったが、今回もイントロダクション的な「光の通り道〜prologue〜」から「シグナル」の流れからして今までのアルバムには無い前向きさと力強さである。『ひとヒナタ』辺りまではどんどん前向きになっていく感じがあったが、以降はやや落ち着いてしまった感もあり、さらには契約終了という苦難もあったので、それらの経験も反映されているのか今回の前向きさは今まで以上の頼もしさがあるように感じる。メインのプロデュース、アレンジを担当している武部聡志は「FNS歌謡祭」の音楽監督を担当している人物。近年のJ-POP畑のアレンジャーが陥った過度なストリングス病にはかかっておらず、丁寧なバンドサウンドが印象的だ。吉俣良を離れてからはアレンジャーが固定しない状態が続いていたが、かなり相性がいいように思う。シンプルなアコースティック路線とバンド路線とのバランスも良く、ミディアムが多い中でもアルバム全体の流れでダレることが無い。初期の暗さ、そこからどんどん開放的になっていく歴代のアルバムもどれもそれぞれの時期の魅力があったが、そこを抜けてさらにたくましくなった今作は個人的には最高傑作だと思う。特に人生つまづいたことのある人なんかは響くんじゃないだろうか。
DVDの方はキーボードとアコギのサポートを従えてのアコースティックミニライブ。場所が場所だけに本格的なライブ映像作品というよりかはあくまでおまけといった感じの映像ではあるが、ライブ映像作品自体が通販で1作出ている程度であり、そもそも動く熊木杏里が作品としてはほとんど出ていないだけに貴重である。「癒し」の一言。見るというよりじっくり聞ける30分である。
印象度★★★★★