DIAMOND WAVE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Diamond Wave | 倉木麻衣 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 24thシングル 最高7位 売上3.1万枚 |
2 | Ready for love | 倉木麻衣 | 川本宗孝 | Day Track | |
3 | ベスト オブ ヒーロー | 倉木麻衣 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 23rdシングル 最高5位 売上5.8万枚 |
4 | Juliet | 倉木麻衣 | 岡本仁志 | 岡本仁志 | |
5 | Growing of my heart | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 葉山たけし | 22ndシングル 最高7位 売上6.2万枚 |
6 | 会いたくて... | 倉木麻衣 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | |
7 | ホログラム | 倉木麻衣 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | |
8 | State of mind | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 葉山たけし | |
9 | 今 君とここに | 倉木麻衣 | 綿貫正顕 | Day Track | |
10 | Cherish the day | 倉木麻衣 | 呉地マサキ | 大賀好修 | |
11 | Voice of Safest Place | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 24thシングルC/W「Safest Place」のアカペラバージョン |
Vocal arranged by 倉木麻衣(11)
リリースデータ
2006年8月2日 | 初登場3位 | 売上13.2万枚 | Produced by 倉木麻衣、長戸大幸 | GIZA studio |
倉木麻衣6thアルバム。前作から1年ぶり。前作以降の3シングルを収録。「Growing of my heart」「ベスト オブ ヒーロー」は表記は無いがシングルとは微妙に変更されている。「Voice of Safest Place」はC/W「Safest Place」のアカペラリメイク。このボーカルアレンジを倉木麻衣が自ら担当している。今作では倉木麻衣と長戸大幸の共同プロデュースとなっているが、長戸大幸がクレジットされるのはこれが初となった。これまでGIZA studioにおいてはKANONJI名義で、90年代半ば以降はプロデュースもBMFと会社名義にして名前を出していなかったが、前年のZARD作品で長戸大幸表記が復活して以降は再度名前を出すようになった。2作連続でCybersoundが不参加だが、「State of mind」のAdditional Programming担当でPerry Geyer(Cybersound)という表記はある。初回盤は初のDVD付で「Diamond Wave」のPVとメイキング映像を収録。さらに通常盤の限定盤として通常盤LIMITED EDITIONという形態でも発売された。これは通常盤とはブックレットと裏ジャケットが異なり品番も初回盤、通常盤とは異なっている。表ジャケットは3種とも全て同じでデジパック仕様なのも共通している(初回盤はDVD収納なので厚みは異なる)。
タイトル曲がシングル曲、シングル1曲目がシングル曲というのは初だが、これまで1曲目が新曲のリード曲として良かっただけに既出曲になってしまったのは少し残念。今作では前作で見せなかった一面を見せていて、大人っぽさを強調しようとした前作では見せなかった明るさが前に出ていると思う。特に「Diamond Wave」とか「ベスト オブ ヒーロー」とか明るくてアップテンポというのは新鮮だ。加えて90年代ビーイングのメインアレンジャーだった葉山たけしが参加するようになった事で全体には軽いんだけど葉山編曲においてはサウンドに厚みが出ているのも大きな変化だろうか。
アルバムではこれまで通りのクールな一面も存分に見せているため、勢いよく夏っぽいさわやかさで始まる割にはあまり夏っぽいアルバムではない。しかし明るい曲のインパクトが強くそちらにかなり引っ張られている。この明るい雰囲気には面食らったのが正直なところだが、新たな側面を見せるという意味では前作よりは個人的には聞きやすくなったとは思う。ただ明るい曲のノリがちょっとアイドルソングみたいになってきてしまったようにも感じられ、ウィスパーなボーカルとミスマッチなんじゃないかと思ってしまう部分も。まあ初期にイメージが完全に固まってしまっていたので次なる方向性に向けて試行錯誤していた時期なんだろうなと…。
初回盤DVD付 通常盤 通常盤LIMITED EDITION
印象度★★★☆☆
2018.3.22修正