NIPPON NO ROCK BAND
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | SHE'LL BE TELLIN' (真夜中へデビューしろ!!) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
2 | ALL DAY LONG (今さら戻ってくるなんて) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
3 | ZODIAK (不思議な十二宮) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
4 | BELIEVE IN ROCK'N ROLL (夢見るロック・スター) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
5 | PARAVOID (彼女はパラボイド) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
6 | YOU NEVER KNOW (恋することのもどかしさ) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
7 | RED LIGHT GIRL (街の女に恋してた) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
8 | GO GO GO (愚かなあいつ) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
9 | "BOYS" IN THE CITY (ボーイズ・イン・ザ・シティ) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
10 | DEVIL WOMAN (デビル・ウーマン) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | |
11 | FEEDBACK (理由なき青春) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND | 河内ボーカル曲 |
12 | I'M A MAN (アイム・ア・マン・フロム・ザ・プラネット・アース) |
Tommy Snyder | KUWATA BAND | KUWATA BAND |
Inpired by 桑田佳祐、3,9 inpired by 小林克也
訳詩:桑田佳祐
リリースデータ
1986年7月14日(LP) 1986年7月14日(CT) 1986年7月20日(CD) 1992年6月27日(CD再発) 2001年6月25日(リマスター再発) |
最高1位 最高1位 最高1位 100位圏外 100位圏外 |
売上36.7万枚 売上19.6万枚 売上20.4万枚 - - |
Produced by KUWATA BAND | ビクター |
メンバー
Vocal,Guitar | 桑田佳祐 |
Drums,Vocal | 松田弘 |
Guitar,Vocal | 河内淳一 |
Percussion,Vocal | 今野多久郎 |
Keyboard,Vocal | 小島良喜 |
Bass,Vocal | 琢磨仁 |
KUWATA BAND最初で最後のオリジナルアルバム。85年『KAMAKURA』を最後にサザンオールスターズは休止状態となり、各メンバーはソロ活動を開始(原由子は産休)。桑田はサザンのドラマー松田弘と共にスタジオミュージシャンに声をかけてKUWATA BANDが結成された。1年間限定の活動となったため、オリジナルアルバムのリリースは今作のみ。全曲英語詞の新曲となっており、既にリリースされていた3作のシングルは全て未収録となっている(この後もう1枚シングルをリリースして新作のリリースは終了)。当時はまだレコード主流だったため、レコード盤が1番ヒットしたようだ。92年に桑田ソロワークスをまとめたベスト盤『フロムイエスタデイ』がリリースされ、アルバム未収録だったシングルはこの段階で初CD化されている。これに合わせて今作も再発された。桑田ソロ「波乗りジョニー」発売直前となる、01年6月25日にはソロ作品の全シングル・アルバムが一斉にリマスター再発された。現行盤はこの01年のリマスター盤となり、今回聞いたのも01年盤。01年リマスター盤の初回盤はスリーブケース付。
当時のサザンがコンピューターサウンドを導入したりとどんどんバンドの枠から離れて作りこむ方向に向かっていっていたのでその反動なのか、もう1度初期衝動を取り戻してロックをやろうぜ!バンドをやろうぜ!というテンションを感じる1作。作曲も桑田単独ではなく、バンドの名義になっており、単なる桑田とバックバンドという印象になるのを避けているようにも思える(現在はソロワークスの一環としてまとめられやすいけど)。全英語詞は正直そこまで意味があったようには思えないが、メンバーが影響を受けてきた洋楽ロックへの敬意ということなのだろう。メンバーと同世代でそのリスペクト先の洋楽に詳しいリスナーなら、ニヤリとするところもあるのかもしれない。シングルに比べるととにかく好きなようにやっている感じなのであまりキャッチーさは無く、特にこれという曲は無かったが全体には一貫していて芯の通った作品だと思う。後のソロでもサザンでも聞くことのできない挑戦作として面白い1作だ。
印象度★★★☆☆