Dynamate night LIVE98

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 ブギウギ Sunshine'98 渡瀬マキ 小柳昌法 11thアルバム『LINDBERG]T』収録曲
2 YOU BELONG TO ME 渡瀬マキ 川添智久 3rdアルバム『LINDBERGV』収録曲
3 Easy Go Easy Love 渡瀬マキ 佐藤宣彦 2ndアルバム『LINDBERGU』収録曲
4 JUMP 西脇淳子 佐藤宣彦 2ndアルバム『LINDBERGU』収録曲、3rdシングル(カット)
5 10セントの小宇宙(ゆめ) 西脇淳子 平川達也 2ndアルバム『LINDBERGU』収録曲
6 Over The Top 渡瀬マキ 小柳昌法 5thアルバム『LINDBERGX』収録曲
7 メドレー      
  今すぐKiss Me 朝野深雪 平川達也 2ndシングル
  Magical Dreamer 渡瀬マキ 平川達也 5thアルバム『LINDBERGX』収録曲、12thシングル(カット)
  I MISS YOU 渡瀬マキ 平川達也 9thシングル
  胸さわぎのAfter School 渡瀬マキ 平川達也 13thシングル
  もっと愛しあいましょ 渡瀬マキ 川添智久 23rdシングル
8 きっと銀の針のような雨が 渡瀬マキ 小柳昌法 8thアルバム『LINDBERG[』収録曲
9 星に願いを 渡瀬マキ 小柳昌法 11thアルバム『LINDBERG]T』収録曲
10 恋をしようよ Yeah! Yeah! 渡瀬マキ 川添智久 10thシングル
11 GAMBAらなくちゃね 渡瀬マキ 小柳昌法 19thシングル
12 LITTLE WING 渡瀬マキ 川添智久 3rdアルバム『LINDBERGV』収録曲
13 渡瀬マキ 平川達也 30thシングル
14 BELIEVE IN LOVE 渡瀬マキ 川添智久 4thアルバム『LINDBERGW』収録曲、8thシングル(カット)

リリースデータ

2024年2月22日 配信限定 テイチク

メンバー

Vocal 渡瀬マキ
Guitar 平川達也
Bass 川添智久
Drums 小柳“Cherry”昌法

LINDBERG配信限定ライブアルバム。ライブアルバムとしては通算4作目。2月11日にテイチク90周年企画でYouTube上で歴代のレーベル所属者の映像を流すオンラインフェスが開催され、LINDBERGは1998年「SWEET10ダイナマイトTOUR」の"sweet night" "dynamite night"の当時リリースされたVHS『FLIGHT-009』からの映像(2014年『LINDBERG FLIGHT シリーズ パーフェクト DVD BOX』としてDVD化)が流された。その11日後に今作が突如配信された。"SWEET10ダイナマイトTOUR" より "dynamite night" のライブ音源とされているのみだが、このツアーは1998年6月に全国7ヶ所で2daysずつ開催され、1日目が"sweet night"、2日目が"dynamite night"と題され、セットリストの内容が異なっていた。今回配信されたのはツアー最終日1998年6月30日の中野サンプラザ公演と思われる。

この1998年のライブ音源は『LINDBERG BEST』で「MINE」、『LINDBERG BESTU』で「星に願いを」、『WORKS』(年の記載は無し)には「MINE」「LOOKING FOR A RAINBOW」「夕焼け」、『BEST FLIGHT』に「君に吹く風」「every little thing every precious thing」が小出しに収録されていた。しかし今作には「星に願いを」しかなく、これまで小出しにされていた1998年ライブ音源は「星に願いを」以外は"sweet night"のセットリストにあったのでそちらのライブ音源だったのだろう。まさかCD音源でほぼ出して無かった方を今になってフル配信するとは…。「星に願いを」に関しては『LINDBERG BESTU』と同一音源っぽい(演奏終了後の拍手と同時にフォーーーーと声を上げる単独の観客の声がどちらにも入っていてさすがに2日間同じ箇所で同じような声を上げる観客がいたというよりかは同一音源なのではないかと)。また当時のVHS『FLIGHT-009』では両公演から11曲を映像化していたようだが曲目と曲順からして1〜5曲目が"sweet night"、6〜11曲目が"dynamite night"の映像だったんじゃないかと思われる。となると半分以上が映像化もされていない初公開音源?

初期のように勢いだけで乗り切れるほど若くはない30代目前の時期にして、1996年の再ブレイク的勢いが嘘のように前年1997年の迷走で人気が超急落、恐らくこの当時は動員にも顕著にそれが出ていたと思われ、さすがにメンバーもリスナーも人気激減を肌で感じまくっていたような頃(「風」28位、11thアルバム20位だし…)と思われる。全盛期を過ぎた時期となるが、ライブ自体は解散時に比べればまだまだ往年の勢いを感じさせる内容。11thアルバムリリース後のツアーなのに、9月の『LINDBERG BEST』を先取りしたような10周年ベストヒットツアーのような選曲になっていて「YOU BELONG TO ME」「Easy Go Easy Love」以外は(再録音Ver.が無いのでテイチクベストに選曲不可)ベスト必須定番曲である。「今すぐKiss Me」「胸さわぎのAfter School」「もっと愛しあいましょ」といった筆頭格のヒット曲をメドレー送りにしているところはやや攻めた感じもするけどこの辺りフルで演奏して他の曲を削るとなるとやりすぎだと思うのでいいバランス感覚。コアなファンじゃなくても楽しめるライブアルバムだ。

一方で終盤の曲では高音がキープできなくなり、声がガラガラに枯れて歌えなくなってしまう箇所がいくつかあり、解散までに声が大きく変わっていったのはやはり喉へのダメージも蓄積されての変化だったのかなとは思う。

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印象度★★★★☆

※Amazon Musicで視聴。

2024.4.7更新

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