LAND OF RICHES
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LAND OF RICHES-1 [ランド・オブ・リッチズ1] |
黒沢健一/ 海野祥年 |
木下裕晴/ 黒沢健一 |
L⇔R&岡井大二 | |
2 | NOW THAT SUMMER IS HERE [君と夏と僕のブルー・ジーン] |
黒沢健一 | 黒沢健一 | L⇔R,岡井大二 &遠山裕 |
4thシングル(同発) 100位圏外 |
3 | AMERICAN DREAM [アメリカン・ドリーム] |
黒沢健一 | 黒沢健一 | L⇔R&遠山裕 | 4thシングルC/W(同発) |
4 | CRUISIN'50〜90'S [クルージン] |
黒沢健一 | 黒沢健一 | L⇔R&遠山裕 | |
5 | CIRCLING TIMES SQUARE [さよならタイムズスクエア] |
嶺川貴子 | 嶺川貴子 | L⇔R&岡井大二 | 嶺川貴子メインボーカル |
6 | RED&BLUE [レッドアンドブルー] |
海野祥年 | 黒沢健一 | L⇔R&岡井大二 |
Synthe horns arrangement:遠山裕(4)
No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 7 | THINGS CHANGE〜 | BRIAN PECKによる英語の語り(制作表記は「BRIAN PECK&黒沢健一」) | |||
2 | 8 | EQUINOX [イクイノックス] |
海野祥年 | 黒沢健一 | ||
3 | 9 | TELEPHONE CRAZE [テレフォン・クレイズ] |
黒沢健一 | 黒沢健一/木下裕晴 | L⇔R&岡井大二 | |
4 | 10 | CAN'T SIT DOWN(INSTRUMENTAL) [エディサンセット&ブレイザーズのテーマ] |
L⇔R | L⇔R&岡井大二 | インスト | |
5 | 11 | U-EN-CHI [遊園地] |
黒沢健一 | 黒沢秀樹 | L⇔R&遠山裕 | 黒沢秀樹/黒沢健一メインボーカル |
6 | 12 | LAND OF RICHES-2 [ランド・オブ・リッチズ2] |
黒沢健一 | 木下裕晴/黒沢健一 | L⇔R&岡井大二 |
Strings arranged by DAVID CAMPBELL(2)
リリースデータ
1993年12月20日(2枚組) 1997年7月25日(再発、1枚) 2009年4月1日(SHM-CD、2枚組) 2017年2月8日(リマスター/UHQCD、1枚) |
初登場47位 - - 初登場122位 |
売上1.4万枚 - - 売上0.05万枚 |
Produced by 岡井大二&牧村憲一 | ポリスター |
メンバー
l.vocals&guitars | 黒沢健一 |
e.&a.guitars&vocals | 黒沢秀樹 |
bass guitars&vocals | 木下裕晴 |
vocals,percussions&keyboards | 嶺川貴子 |
L⇔R4thアルバム。シングル「君と夏と僕のブルー・ジーン」と同時発売。C/W「AMERICAN DREAM」共々そのまま収録されたが、今作は全曲が英語のメインタイトルに邦題が付く、という形式になっているため「君と夏と僕のブルー・ジーン」は副題になり、「NOW THAT SUMMER IS HERE」がメインタイトルになっている。もう1つのC/W「BOTH SIDE NOW」は未収録となったが、後に『L+R』の初回盤8センチCDに収録されている。普通にCD1枚に収録可能な曲数、時間となっているが、今作はアナログ盤を意識してCD2枚組仕様となっている。FACE-Aは国内で、FACE-BはLAでトラックダウンが行われているのも2枚に分けた理由の1つになっているようだ。ただし再発ごとに1枚になったり2枚に戻ったりしているので2枚組なのは93年、09年再発盤で、97年、16年再発盤では1枚仕様となっている。1枚仕様でもFACE-A、FACE-Bの表記自体は残されている。年明けに嶺川貴子が脱退したため、4人で最後のオリジナルアルバムとなった。94年4月には今作から4曲のリミックスバージョンを収録したミニアルバム『LAND OF RICHES Reverse』をリリース後、ポニーキャニオンへ移籍した。
95年にアナログ盤として発売、97年に『L+R』発売に合わせてポリスター時代のアルバムが一斉再発(アナログ盤付属のライナーノーツが封入されていた模様)。09年には同じくポリスター時代のアルバムが一斉にSHM-CD化されて再発されている。2016年10月に黒沢健一が脳腫瘍を公表、2016年11月25日のデビュー25周年記念日に25周年プロジェクトとして2017年2月にオリジナルアルバム8作が初のリマスター&UHQCD仕様で一斉再発されることが発表された。その直後の12月になって黒沢健一が脳腫瘍により死去した。
85年生まれなので物心ついた頃はもうレコードから一気にCDに入れ替わっていた。このためレコードを体験していないほぼ最初の世代くらいになるんじゃないかと思う。その後もレコードは消えずに後年再評価されるようにもなっているが、レコードというのはA面、B面がありいちいち裏返しにしないと聞けない。この世代のミュージシャンは10代の頃はレコードをメインに聞いていたのでレコードの形式に愛着があるようで、今作はそれを意識して1枚で入りきるところをわざわざ2枚にしたようだ。20分程度でイチイチ入れ替えるのもめんどいのだが、レコードで聞いている感じを少しは体感できる。93年当時のリスナーだとレコードの記憶はまだ残っていたと思われるので、懐かしい感じだったのだろうか。
前作に続いてポップだけどややマニアックな楽曲が並んでいる。途中でDISCを入れ替えるという作業が入って気持ちがリセットされるというのもあるけど、けっこう集中して聞けて前作よりは聞きやすい。タイトルや写真の雰囲気もそうなんだけど、大陸というか広い荒野というかアメリカンな雰囲気が他の作品よりも強い感じもあり、個人的にはアメリカンよりはUK寄りの方が好みなのかなと今作を聞いて分かった。歌詞カードはペラ1枚にまとめられているんだけど、これとは別に写真のブックレットがついていて、ここには1曲ごとのジャケットが掲載されている。1曲1曲をジャケットで表現するっていうのはなかなか面白いなと思う。
印象度★★★☆☆
2017.3.12リマスター盤仕様に修正