Last Roll-11 years of L⇔R-

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック 黒沢健一 黒沢健一 12thシングル 最高27位 売上3.9万枚
2 KNOCKIN' ON YOUR DOOR 黒沢健一 黒沢健一 7thシングル 最高1位 売上134.5万枚
2023年アナログ盤 最高45位 売上0.06万枚
3 Bye Bye Popsicle〜一度だけのNO.1〜 黒沢健一/黒沢秀樹 黒沢健一/黒沢秀樹 1stシングル両A面曲(カット)
4 GAME 黒沢健一 黒沢健一 10thシングル(カット) 最高10位 売上15.6万枚
5 LAZY GIRL 黒沢健一 黒沢健一 1stシングル(カット) 100位圏外 エンディングのジングルをカット
6 NICE TO MEET YOU 黒沢健一 黒沢健一 11thシングル 最高14位 売上10.4万枚 7thアルバム『Doubt』収録Ver.
7 IT'S ONLY A LOVE SONG 黒沢健一 黒沢秀樹/黒沢健一 7thシングルC/W(カット)
8 STAND 黒沢健一/黒沢秀樹 黒沢健一 13thシングル 最高26位 売上3.2万枚
9 ブルーを撃ち抜いて 黒沢健一 黒沢健一 7thアルバム『Doubt』収録曲
10 SOCIETY'S LOVE 黒沢健一 黒沢健一 5thアルバム『LACK OF REASON』収録曲
11 直線サイクリング 黒沢健一/黒沢秀樹 黒沢健一 7thアルバム『Doubt』収録曲
12 REMEMBER 黒沢健一 黒沢健一 5thシングル 最高42位 売上3.1万枚
13 NOW THAT SUMMER IS HERE
〜君と夏と僕のブルージーン〜
黒沢健一 黒沢健一 4thシングル(アルバム同発) 100位圏外
14 HELLO IT'S ME 黒沢健一 黒沢健一 6thシングル(アルバム同発) 最高10位 売上41.8万枚
15 TUMBLING DOWN
〜恋のタンブリングダウン〜
黒沢健一 黒沢秀樹 3rdシングル(アルバム同発) 100位圏外
16 (I WANNA) BE WITH YOU 黒沢健一 黒沢健一 2ndシングル 100位圏外 シングルバージョンの新編集Ver.
17 BYE 黒沢健一 黒沢健一 8thシングル 最高6位 売上22.1万枚
2023年アナログ盤両A面曲
18 DAY BY DAY 黒沢健一 黒沢健一 9thシングル 最高15位 売上18.6万枚

リリースデータ

2002年9月19日 100位圏外 Produced by 岡井大二 ポニーキャニオン

メンバー

Lead Vocal&Guitars 黒沢健一
Guitars&Vocal 黒沢秀樹
Bass&Vocal 木下裕晴
Perc.,Keyboards&Vocal 嶺川貴子(3,5,13,15,16のみ)

L⇔R4thベストアルバム。メンバーは関与していないが、レコード会社の一方的な企画ベストでは無く、デビューから休止までずっと関わっていたプロデューサー岡井大二が制作に関与している。全シングル1曲目+インターネット投票上位5曲のアルバム曲が収録された。このため両A面曲である「RAIN DROP TRACES-君に虹が降りた-」は未収録。「Bye Bye Popsicle〜一度だけのNO.1〜」はインターネット投票5曲の枠で収録されている。基本的にシングルバージョンでの収録だが「NICE TO MEET YOU」のみアルバムミックスで収録。また一部の楽曲は今作用に編集されており、「LAZY GIRL」は演奏終了後に入っていた女性ボーカルによるジングルが削除され、「(I WANNA) BE WITH YOU」はシングルバージョンと同じ構成ながら間奏への入りを修正(※)、最後のAメロも一部差し替えになったが。歌詞カードにはシングルバージョンの歌詞が書かれたままとなっているため後半の歌詞が誤植となっている。

※恐らく2ndアルバム収録の音源がオリジナルフルサイズでシングルは編集で短くカットしたもの。その際の編集作業が若干雑だったため間奏への入りがわずかに音が飛んだようになってしまっていたものと思われる。今作ではこれをやり直しているようで、さらにシングルバージョンではカットされて無くなってしまったパートを後半に繋ぎ変えて再編集してシングルバージョンを作り直したようだ。

1ヵ月後には前期に所属したポリスターからアルバム曲中心のベスト『Looking Back』も出ている。97年を最後に活動休止中で解散宣言はされていないが、今作を持って正式に活動に終止符を打つという形で売り出すなど、再開のメドが立たない事からレコード会社による事実上の終了宣言がされた。しかしこれを受けても改めての正式なメンバーコメントはなく、今作リリース後も活動休止扱いのままとなっている。初回盤はスリーブケース入り。

全シングルが一気に聞ける唯一のベスト盤ということでこれから聞くなら最適の決定盤ベストリマスターもされており、当時よりも音圧も上がってガツンとした音で各楽曲を楽しむことが出来る。個人的にも今作を入口としたが、最初に聞いた05年頃に知っていたのは「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」とC/Wだった「IT'S ONLY A LOVE SONG」の2曲だけ。これは00年前後にミリオンヒットの8センチシングルを集めていた中に含まれていたためで、その時点ではそこまで興味は無かったんだけど、今作を聞いてそのあまりの素晴らしいポップセンスにひっくり返った。当時の感想に"これはJ-POP好きなら聞いておかないと損、いやである。今までなんで知らなかったんだろう。"とまで書いていたんだけど、そんな事を書いたのは今作くらいなものでそれくらい衝撃だった。

今作が何気に面白いのは最も実験的、しかし不思議とクセにになる「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」を1曲目に持ってきていることだ。最大ダントツヒットの「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」をその後に配置し、そして1stシングルにしてとびきりポップな「Bye Bye Popsicle」。この曲順に魔力があり、「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」と「Bye Bye Popsicle」に夢中になってしまい、さらに「SOCIETY'S LOVE」も素晴らしい!と1番最初に聞いた段階では「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」は完全に隙間を埋める楽曲扱いになってしまったほどだ。時系列もシングルも投票5曲もバラバラに配置されているのが時系列よりも何か不思議な魅力を放っているように思う。まさにベストオブベスト。J-POP好きならまずは今作を!

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印象度★★★★★

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