LAUGH+ROUGH
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | LAUGH SO ROUGH ラフ・アンド・ラフ |
L.R. | 黒沢健一 | 2017リマスター盤のみ1stベスト『Singles&more』収録Ver.に差し替え (歌が入る直前のドラムをカット) |
2 | YOUNGER THAN YESTERDAY 迷宮の少年たち |
L.R. | 黒沢健一 | 2017リマスター盤のみ1stベスト『Singles&more』収録Ver.に差し替え (イントロ部分にチロリロ音追加) 厳密には前曲とクロスしているので初収録バージョン |
3 | BABY BACK ベイビー・バック |
L.R. | 黒沢健一 | |
4 | PUMPING'92 素敵なパンピング |
L.R. | インスト | |
5 | RIGHTS AND DUES ライツ・アンド・デューズ |
B.PECK | 黒沢健一 | |
6 | (too many flowers and mirrors)IN MY ROOM イン・マイ・ルーム |
嶺川貴子 | 黒沢健一 | 嶺川貴子メインボーカル |
7 | WHAT“P”SEZ? はっきりしようぜ |
黒沢健一 | 黒沢健一 | |
8 | I CAN'T STAND IT 気分は限界 |
D.CLARK | L.DAVIDSON | The Dave Clark Fiveのカバー |
9 | PASSIN' THROUGH pt.1 ’73追憶の日々 |
黒沢秀樹 | 黒沢健一 | 2ndシングルC/W(「PASSIN' THROUGH」) |
10 | ONE IS MAGIC(and the other is logic) 魔法と理屈 |
黒沢健一 | 黒沢健一 | |
11 | PASSIN' THROUGH pt.2 パッシン・スルーpt.2 |
黒沢秀樹 | 黒沢健一 | 2ndシングルC/W(「PASSIN' THROUGH」) |
12 | LAUGH SO ROUGH(reprise) ラフ・アンド・ラフ(リプリーズ) |
L.R. | 黒沢健一 | 2017リマスター盤のみ30秒付近のラフ!ラフ!と連呼しているコーラスをカット |
BONUS TRACK | ||||
13 | (I WANNA)BE WITH YOU ビー・ウィズ・ユー |
黒沢健一 | 黒沢健一 | 2ndシングル 100位圏外 アルバムバージョン(後半の曲構成を変更) |
Additional Arrangement by 遠山裕、y.t.m.+岡井大二
Orchestration by 遠山裕(y.t.m.)(5,11,13)
リリースデータ
1992年11月16日 1997年7月25日(再発) 2009年4月1日(SHM-CD) 2017年2月8日(リマスター/UHQCD) |
初登場97位 - - 初登場108位 |
売上0.3万枚 - - 売上0.05万枚 |
Produced by 岡井大二 | ポリスター |
メンバー
VOCAL&GUITAR | 黒沢健一 |
LEAD GUITAR&BACKING VOCALS | 黒沢秀樹 |
BASS&BACKING VOCALS | 木下裕晴 |
VOCALS,ACCORDION&KEYBOARDS | 嶺川貴子 |
L⇔R2ndアルバム。前作から7ヶ月でのリリース。先行シングルの「(I WANNA)BE WITH YOU」はボーナストラック扱いでラストに収録され、アルバム本編は全て新曲となった。「(I WANNA)BE WITH YOU」はシングルとは曲構成が変更され長くなっているが元々今作に収録されているものがオリジナルでシングル化に当たって一部を削っていた。シングルバージョンはアルバム未収録。前作には無かった嶺川貴子のメインボーカル曲が初めて収録された。「PUMPING'92」は今作で「I CAN'T STAND IT」をカバーしているThe Dave Clark Fiveのインスト曲「Pumping」のオマージュのようになっているらしいが作曲の名義はL⇔Rのオリジナル扱いになっており、分かる人には分かるようになっている。
95年にアナログ盤として発売、97年に『L+R』発売に合わせてポリスター時代のアルバムが一斉再発(アナログ盤付属のライナーノーツが封入されていた模様)。09年には同じくポリスター時代のアルバムが一斉にSHM-CD化されて再発されている。2016年10月に黒沢健一が脳腫瘍を公表、2016年11月25日のデビュー25周年記念日に25周年プロジェクトとして2017年2月にオリジナルアルバム8作が初のリマスター&UHQCD仕様で一斉再発されることが発表された。その直後の12月になって黒沢健一が脳腫瘍により死去した。
2017年リマスター盤では「LAUGH SO ROUGH」「YOUNGER THAN YESTERDAY」がベスト盤収録バージョン(歌が入る直前のドタタッというドラム音が無い、イントロ部分にチロリロした音が追加されている)、「LAUGH SO ROUGH(reprise)」の30秒付近のバックで連呼されているラフ ラフ ラフ ラフ…というコーラスパートがカットされている(今作ではフェードアウトが始まってからラフラフが登場する)といった音源の差し替えが行われている。こちらは問い合わせていないので詳細は不明だが、理由は同様のもの(マスターに問題があったので使える別音源を使用)と思われる。ただ「YOUNGER THAN YESTERDAY」が単なる差し替えではなく前曲とクロスしているところも再現した事(このため厳密には初収録バージョン)、「LAUGH SO ROUGH(reprise)」に至っては音を消しているので、差し替えというかミックス変更も一部行われている事に…。
今作では分かりやすいキャッチーな部分よりも、古い洋楽ポップっぽいマニアック性が強く出ているような印象。古い洋楽ポップスに詳しいほどより楽しめるアルバムのようだ。シングルの「(I WANNA)BE WITH YOU」はこの中ではシングルっぽいというかポップ性がやや高めで(とはいえ1stシングル2曲のように1発で引き込まれるほどではない)、アルバム本編ではこの曲はちょっと居場所が無かったのかなと。当初とっつきにくいアルバムだと思ったんだけど、新曲のみで構成された12曲のアルバムトータル色は前作よりも強い。聞くほどに良さが見えてくるアルバムだ。
印象度★★★★☆
2017.3.8リマスター盤仕様に修正