Looking Back-11 years of L⇔R-
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | Love is real?-想像の産物- | 黒沢健一 | 黒沢健一 | デビューミニアルバム『L』、3rdアルバム『LOST RARITIES』、復刻盤『L+R』収録Ver. |
2 | CRUISIN'50〜90'S-クルージン- | 黒沢健一 | 黒沢健一 | 4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 |
3 | RAINDROPS TRACES-君に虹が降りた- | 黒沢健一 | 黒沢健一 | 3rdシングル両A面曲(アルバム同発) |
4 | ONE IS MAGIC(and the other is logic)-魔法と理屈- | 黒沢健一 | 黒沢健一 | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 |
5 | TALK SHOW | 黒沢健一 | 黒沢健一 | 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲 |
6 | EQUINOX-イクイノックス- | 海野祥年 | 黒沢健一 | 4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 |
7 | 7 VOICES-セブン・ヴォイス-(Live Version) | 黒沢健一 | 黒沢健一 | ライブアルバム『LIVE RECORDINGS 1994-1997』収録Ver. オリジナルは1stアルバム『Lefty in the Right[左利きの真実]』収録曲 |
8 | RIGHTS AND DUES-ライツ・アンド・デューズ- | brian peck | 黒沢健一 | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 |
9 | TELEPHONE CRAZE-テレフォン・クレイズ- | 黒沢健一 | 黒沢健一、 木下裕晴 |
4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 |
10 | YOUNGER THAN YESTERDAY-迷宮の少年たち- | 海野祥年 | 黒沢健一 | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 |
11 | そんな気分じゃない("JAM TASTE"Version) | 黒沢秀樹 | 黒沢秀樹 | 12thシングル『アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック』C/W収録Ver. 黒沢秀樹メインボーカル曲 |
12 | A・GO・GO-ア・ゴー・ゴー- | 黒沢健一 | 黒沢健一 | デビューミニアルバム『L』、3rdアルバム『LOST RARITIES』、復刻盤『L+R』収録Ver. |
13 | BYE BYE POPSICLE-一度だけのNO.1-(CRUISIN'MIX) | 黒沢健一・ 黒沢秀樹 |
黒沢健一・ 黒沢秀樹 |
3rdアルバム『LOST RARITIES』収録Ver. オリジナルは1stシングル両A面曲(カット) |
14 | KNOCKIN' ON YOUR DOOR(Album Mix) | 黒沢健一 | 黒沢健一 | 6thアルバム『Let me Roll it!』収録Ver. オリジナルは7thシングル |
14 | LAUGH SO ROUGH-ラフ・アンド・ラフ- | brian peck | 黒沢健一 | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 1stベスト『Singles&More』収録Ver.(歌が入る直前のドラムカット) |
リリースデータ
2002年10月30日 | 100位圏外 | Produced by DAIJI OKAI | ポリスター |
メンバー
Vocal&Guitar | 黒沢健一 |
Guitars&Vocal | 黒沢秀樹 |
Bass&Vocal | 木下裕晴 |
Perc.,Keyboards&Vocal | 嶺川貴子(5,7,11,14以外は在籍時音源) |
L⇔R5thベストアルバム。『Last Roll』に連動して1ヶ月後に発売された。キャッチコピーは「牛も知ってるL⇔R!!」で、「L⇔Rを物語る上で必要不可欠な名曲を収録した「Last Roll」と対をなすコンセプチュアルなベスト・アルバム」「レーベルの枠を超えた15トラックをギュウッと凝縮!!」と帯に書かれており、ジャケットが牛である事にかけている。また牛がくわえているのは『Last Roll』である。初期在籍のポリスターからの発売でポリスター時代のアルバム曲を中心にプロデューサー岡井大二が選曲。ライナーではコメントも寄せている。ポニーキャニオン時代の音源は4曲収録されていたり(そのうち「7 VOICE」はライブ音源がポニーキャニオン時代なだけで楽曲自体はポリスター時代の楽曲)、連動キャンペーンを行ったりしたので両社協力しあってのリリースだったようだ。『Last Roll』と被っている「BYE BYE POPSICLE」と「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」は別ミックスでの収録になっている。「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」は当時アルバム収録の際にAlbum Mixと表記されておらず、今作で初めてAlbum Mixと表記された。「そんな気分じゃない"JAM TASTE"Version」はこのバージョンではアルバム初収録。これはアウトロが異常に長くなっており、ゲストミュージシャンとの演奏の掛け合いが行われているもの。全曲リマスタリング。
分かりやすいシングルや人気曲が並んだ『Last Roll』とは完全に対になっているアルバムでコアなL⇔Rが全開。特にポリスター時代はマニアックな曲が多かったため、そういった曲が並びまくり。対になっているとはいえ『Last Roll』に続けて聞いてもとっつきにくさを感じるアルバムだと思う。いきなり『Last Roll』にはなかったようなまったりした「Love is real?」から始まるし、特に人気の高いアルバム曲も『Last Roll』に入ってしまったので、イマイチ良さが分からず、良さを感じるのに数年を要した。終盤に「BYE BYE POPSICLE」「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」といった『Last Roll』収録曲を別ミックス音源で収録しているのがやや中途半端で、マニアックな選曲に徹してしまった方がむしろ良かった気がする。せっかくポリスター時代中心にしたなら嶺川貴子ボーカル曲は1曲くらい入れた方が良かったんじゃないか。あと別バージョンとかオリジナル音源での収録で…とかやっているうちに1stアルバム収録曲自体はいくつかあるんだけど1stアルバムからの音源が0曲になってしまったというのもややバランスが悪い。
ただいきなり今作を聞くのではなくオリジナルアルバムを聞いてから今作を聞くとリマスター効果が実感できてそれだけでやや印象が上がる。さらに繰り返し聞くことで改めてマニアックだなと思っていた曲がクセになってくるなどの効能はある。入口というより再確認用のベストアルバムかも。
印象度★★★★☆