Singles&More Vol.2

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 HELLO,IT'S ME 黒沢健一 黒沢健一 6thシングル(アルバム同発) 最高10位 売上41.8万枚
2 KNOCKIN' ON YOUR DOOR 黒沢健一 黒沢健一 7thシングル 最高1位 売上134.5万枚
2023年アナログ盤 最高45位 売上0.06万枚
3 BYE 黒沢健一 黒沢健一 8thシングル 最高6位 売上22.1万枚
2023年アナログ盤両A面曲
4 DAY BY DAY 黒沢健一 黒沢健一 9thシングル 最高15位 売上18.6万枚
5 GAME 黒沢健一 黒沢健一 10thシングル(カット) 最高10位 売上15.6万枚 
6 NICE TO MEET YOU 黒沢健一 黒沢健一 11thシングル 最高14位 売上10.4万枚
7 アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック 黒沢健一 黒沢健一 12thシングル 最高27位 売上3.9万枚
8 STAND 黒沢健一、
黒沢秀樹
黒沢健一 13thシングル 最恋26位 売上3.1万枚
9 IT'S ONLY A LOVE SONG 黒沢健一 黒沢秀樹,
黒沢健一
5thアルバム『LACK OF REASON』収録曲、7thシングルC/W(カット)
10 DAYS(Alternate Mix) 黒沢健一 黒沢健一 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲
11 僕は電話をかけない(Alternate Mix) 黒沢秀樹 黒沢秀樹 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲 黒沢秀樹メインボーカル曲
12 OVER&OVER 木下裕晴 木下裕晴 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲
13 FLYING 黒沢秀樹 黒沢秀樹 7thアルバム『Doubt』収録曲 黒沢秀樹メインボーカル曲
14 木下裕晴 木下裕晴 7thアルバム『Doubt』収録曲
15 ブルーを撃ち抜いて 黒沢健一 黒沢健一 7thアルバム『Doubt』収録曲

※作詞作曲はローマ字表記されているため「澤」になっていた『Doubt』期の楽曲も「沢」で統一して記載した。

リリースデータ

1997年12月3日 初登場36位 売上1.2万枚 Produced by L⇔R ポニーキャニオン

メンバー

lead vocals&guitars 黒沢健一
guitars&vocals,lead vocals on Track-11,13 黒沢秀樹
basses&vocals 木下裕晴

L⇔R2ndベストアルバム。結果的にラストアルバムとなった『Doubt』リリース後、初期音源集『L+R』、ライブ盤『LIVE RECORDINGS 1994-1997』と企画作品のリリースが続く中で今作をもってL⇔Rとしてのリリースは一段落し、完全に活動休止へ突入した。L⇔R名義でのプロデュース表記があり、メンバーが関与した作品としては今作が最終作品。ポリスター時代をまとめた94年の『Singles&More』のそのままの続編で、今作ではポニーキャニオン時代をまとめた内容になっている(「REMEMBER」は前作に収録されたのでちゃんとその次の「HELLO,IT'S ME」からになっている)。レコード会社は異なるがフォーマットは前作を踏襲しており、前半8曲はシングルA面、後半7曲はアルバム曲となっている。今回はシングル、アルバムそれぞれリリース順に収録されている。「DAYS」「僕は電話をかけない」の2曲はミックス変更されているようでAlternate Mixの表記がある。ヒット曲をまとめたベスト盤だったにも関わらず実質的に活動休止になっていてプロモーションがままならなかったためか、売上はライブ盤すら下回る不振だった。初回盤は紙ジャケ仕様。内部にはプロモーション盤含めてアルバムジャケットで制作された全作品(このためシングルはマキシの「NICE TO MEET YOU」のみ)の作品名とジャケットが掲載されている。

レコード会社が異なるとやり直したり、被ったりとなかなか正当な続編ベストのリリースにならなかったりするけど今作は『Singles&More』の正統続編であり、2作を合わせることでL⇔RのシングルA面及び多数のアルバム曲を押さえる事が出来る。両A面を除くとシングル曲がレコード会社の枠を越えて網羅できる『Last Roll』がベスト盤としては最も優秀だと思うんだけど、年月が経って意外と入手困難になっているので『Last Roll』が見つからない場合は今作が最初の入り口として手っ取り早い。今作だけでも「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」を筆頭にヒットシングルは網羅できる。この時期は以前のようなマニアックでポップなところから売れることを意識したポップオブポップな楽曲が多く、間口が広くなっている。ただかなり迷いが生じていたようで自身に問いかけるような内容ややたらこれで間違っていないはずだと言い聞かせるかのようなポジティブな歌詞が並んでいるのがリリース順に並べて聞くと改めて感じられる。その反動がはじけたのが「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」だと思うんだけど後に藤木直人もカバーしたこの曲は特に面白い。

一方でアルバム曲の選曲は各アルバムのリード曲的存在だったアルバム1曲目「SOCIETY'S LOVE」「MAYBE BABY」「STRANDED」を全て外し、毎回アルバムで1,2曲程度の秀樹メインボーカル曲と木下制作楽曲を2曲ずつ収録するといったアナザーサイドを見せたい的な選曲。『Last Roll』収録のアルバム曲を決める投票ではシングルに匹敵するポップチューン「SOCIETY'S LOVE」「直線サイクリング」が選出されている事を考えると期待を外した選曲にしたなぁ…と思う。この点は前作と異なるところかも。

B00005FQC4 

印象度★★★★☆

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