TREASURE COLLECTION
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | TUMBLING DOWN -恋のタンブリングダウン- |
黒沢健一 | 黒沢秀樹 | L.R.&D.O.Y.T. | 3rdシングル(アルバム同発) 100位圏外 |
2 | RAINDROPS TRACES -君に虹が降りた- |
黒沢健一 | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 3rdシングル両A面曲(アルバム同発) |
3 | NOW THAT SUMMER IS HERE -君と夏と僕のブルージーン- |
黒沢健一 | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 4thシングル(アルバム同発) 100位圏外 |
4 | BYE BYE POPSICLE -一度だけのNo.1- |
黒沢健一・ 黒沢秀樹 |
黒沢健一・ 黒沢秀樹 |
L.R.&D.O.Y.T. | 1stシングル両A面曲(カット) |
5 | LAZY GIRL -レイジー・ガール- |
黒沢健一 | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 1stシングル(カット) 100位圏外 |
6 | (I WANNA)BE WITH YOU -ビー・ウィズ・ユー- |
黒沢健一 | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 2ndシングル 100位圏外 アルバムバージョンのテンポを機械的に下げたバージョン |
7 | LAUGH SO ROUGH -ラフ・アンド・ラフ- |
Brian Peck | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 1stベスト『Singles&more』収録Ver.(歌が入る直前のドラムカット) |
8 | HOLDIN' OUT(YOU & ME TOGETHER) -ホワッツ・ラブ- |
L⇔R | L⇔R | L.R.&D.O.Y.T. | 1stアルバム『Lefty in the Right[左利きの真実]』収録曲 |
9 | YOUNGER THAN YESTERDAY -迷宮の少年たち- |
L⇔R | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 1stベスト『Singles&more』収録Ver.(イントロ部分にチロリロ音追加) |
10 | BABY BACK -ベイビー・バック- |
L⇔R | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 |
11 | TELEPHONE CRAZE -テレフォン・クレイズ- |
黒沢健一 | 黒沢健一/ 木下裕晴 |
L.R.&D.O.Y.T. | 4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 |
12 | CIRCLING TIMES SQUARE -サークリング・タイムズ・スクエア- |
嶺川貴子 | 嶺川貴子 | L.R.&D.O.Y.T. | 4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 嶺川貴子ボーカル曲 |
13 | EQUINOX -イクイノックス- |
海野祥年 | 黒沢健一 | L.R.&D.O.Y.T. | 4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 |
リリースデータ
1999年6月30日 | 100位圏外 | ポリスター |
メンバー
黒沢健一 |
黒沢秀樹 |
木下裕晴 |
嶺川貴子 |
L⇔R3rdベストアルバム。ポリスター・キティ・ポニーキャニオンらによる17作が一斉に発売された『TREASURE COLLCTION』シリーズの一環として発売された。C-C-B、KANなどポニーキャニオンからのリリースもあり、L⇔Rはポリスター、ポニーキャニオンと2社を渡り歩いていたが、企画に参加したのは前期に在籍したポリスターのみとなった。内容は以前ポリスターが発売していた『Singles&More』からポニーキャニオンが権利を持っていた1曲目の「REMEMBER」をカットしただけの内容で、曲目と曲順は全て同じである。
90年代末期から00年代序盤にかけてはこの『TREASURE COLLCTION』以外にも『Anthology Best』『2000 BEST』『MYこれ!クション』『STAR BOX』『STAR BOX EXTRA』『THE LEGEND』などなど、各レコード会社や数社が集まってそれぞれ独自のシリーズベストを一斉発売していた。独自の流れからやがてレコード会社が続々参入していき『GOLDEN★BEST』シリーズという大きな流れに集約されて現在に至っている。00年前後の時期は特に80年代以前にセールス全盛期が来ていたアーティストが主だったので、ミリオンヒットが95年で、97年まで現役で活動していたL⇔Rが休止から2年しか経っていない99年時点でシリーズに選ばれたというのはちょっと取り上げる時期として早めだったんじゃないかという印象がある。前期だけ(91〜93年)になっているのもポニーキャニオン時代はさすがにあまりに早すぎるという判断だったのかもしれないけど。
それにしたって『Singles&More』から「REMEMBER」カットして後は何もかも全く同じっていうのは手抜きっていうレベルじゃない。曲目いじるどころか曲順すらそのまま流用、恐らく音源も流用(『Singles&more』収録にあたって微妙に変更されていた「(I
WANNA)BE WITH YOU」や「LAUGH SO ROUGH」はそちらのバージョンになっている)って単なる劣化再発じゃないか…。『Singles&More』を聞いたなら基本的に全く不要な作品。いわゆる「渋谷系」などと称されたフリッパーズ・ギターやスパイラル・ライフ、ブリッジなども一緒に『TREASURE
COLLCTION』で発売されているのでそれらの流れの中で一緒に聞いてもらおうというレコード会社の魂胆があったのかもしれない。宇多田ヒカルが登場してJ-POPの流れが加速度的に変化し、「渋谷系」なんて単語は完全に過去の産物どころか最も忘れ去られていたであろう99年になんて無謀な
不完全な劣化再発盤とはいえ、ポリスター時代の楽曲だけで構成された唯一のベスト盤ということになる。ポリスター時代のアルバムを持っていない、近所に1件しかない中古屋に行ってみたら『Singles&More』が無くてたまたま目の前の棚に今作があり今すぐ聞いてみたい、という条件下においては今作を選んでもそんなに損は無い(条件特殊すぎるだろ)。でもたぶん中古屋の棚には両方ともないかあっても高い確率で『Singles&More』だと思う。
印象度★★★☆☆