MOTHER
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LOVELESS | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | |
2 | ROSIER | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | 3rdシングル 最高3位 売上37.2万枚 |
3 | FACE TO FACE | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | |
4 | CIVILIZE | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | |
5 | GENESIS OF MIND〜夢の彼方へ〜 | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | |
6 | AURORA | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | |
7 | IN FUTURE | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | |
8 | FAKE | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | |
9 | TRUE BLUE | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | 4thシングル 最高1位 売上42.0万枚 |
10 | MOTHER | LUNA SEA | LUNA SEA | LUNA SEA | 5thシングル(カット) 最高5位 売上24.3万枚 |
リリースデータ
1994年10月26日 2007年1月24日(再発) 2007年12月7日(DVD付リマスター) 2019年5月29日(アナログ盤) 2023年11月29日(セルフカバー) |
初登場2位 100位圏外 初登場195位 300位圏外 初登場4位 |
売上71.1万枚 - 売上0.1万枚 - 売上1.8万枚 |
Produced:LUNA SEA | MCAビクター ユニバーサル ユニバーサル ユニバーサル エイベックス |
メンバー
Vocal | RYUICHI |
Guitar,Violin | SUGIZO |
Guitar | INORAN |
Bass | J |
Drums | 真矢 |
LUNA SEA4thアルバム。前作から1年半ぶり。前作以降のシングル2作を収録。翌年2月に「MOTHER」がシングルカットされた。「ROSIER」で初のトップ3入りを果たし、「TRUE BLUE」では初の1位を獲得。今作も累計で70万枚を越える大ヒットを記録し、初動だけで前作累計を10万近く上回ったが、槇原敬之に阻まれて2位となった。「ROSIER」はシングルではフェードアウトだったが、今作では最後まで演奏される。後のベスト盤では『SINGLES』以外では今作のバージョンで収録されている。「MOTHER」は一部ボーカルテイクが異なっている。ベスト盤ではシングルバージョンが採用されており、アルバムバージョンは今作のみの収録。
07年1月には今作〜『LUNACY』までのメジャーでの6枚のオリジナルアルバムが再発された。この際は単なる再発で再結成も発表されていなかったが、8月には一夜限りの復活ライブが発表され、ライブ開催前の12月になって前作『LUNA SEA』も含めてオリジナルアルバム7作がTed JensenによるリマスターでDVD付で再発された。各DVDには該当時期のPVが収録され、今作にはシングル2曲のPVが収録されている。2019年には結成30周年を記念してメジャーデビュー以降のオリジナルアルバム全8作品がアナログレコード化されて一斉発売された。
一気に人気を拡大した飛躍作。「ROSIER」「TRUE BLUE」の2作のシングルはロック史に残るとよく言われることが多いが、ヴィジュアル系というカテゴライズを越えてロックバンド、J-ROCKのバンドとして広く認知されていくきっかけにもなったと思う。この頃になると他のメンバーはまだ濃いメイクや長髪姿だが、RYUICHIは1人だけバッサリと長髪を切って後追いで見ると"河村隆一"だとすぐに分かるような姿にトランスフォームしていた。
ただ河村隆一からLUNA SEAを知り、『SINGLES』『SHINE』を聞いて『LUNACY』が出た後だったか、終幕後だったか、そのくらいの時期に今作と次回作を聞いた時はイマイチ良さが分からなかった。シングル曲はずば抜けていいんだけどそれ以外は「LOVELESS」以外はどうにもとっつきにくく、シングルA面はとにかくA面らしい曲をかなり意識して用意しているんだなと感じた。結局LUNA SEAはシングル曲+アルバムのリード曲はいいんだけど…という印象で長年固まっていた。
改めて聞いてみると、「AURORA」とかサウンドは激しいけど河村隆一みたいなポップなメロディーの曲もあるし、アルバム全体通して前3作よりグッと飛躍して、バンドが一気にピークを迎えつつあった瞬間を記録したLUNA SEAの中では外へ向けての開放的な空気を感じられるアルバムだなと思う。
印象度★★★★☆
2017.6.16更新