MEGA MELON
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 甘いあなたの味 | つんく | つんく | 棚橋UNA信二 | 1stシングル 最高60位 売上0.9万枚 |
2 | 告白記念日 | つんく | つんく | 河野伸 | 2ndシングル 最高42位 売上0.9万枚 |
3 | 電話待っています | つんく | つんく | 船山基紀 | 3rdシングル 最高53位 売上0.7万枚 |
4 | This is 運命 | 新堂敦士&つんく | 新堂敦士 | team124 | 4thシングル 最高28位 売上1.3万枚 |
5 | さぁ!恋人になろう | つんく&新堂敦士 | 新堂敦士 | 鈴木Daichi秀行 | 5thシングル 最高20位 売上2.1万枚 |
6 | 夏の夜はデインジャー! | つんく | つんく | ab:fly | 6thシングル 最高14位 売上1.4万枚 |
7 | 香水 | つんく | つんく | 鈴木俊介 | 7thシングル 最高12位 売上2.3万枚 |
8 | 赤いフリージア | つんく | つんく | 湯浅公一 | 8thシングル 最高10位 売上3.8万枚 |
9 | チャンス of LOVE | つんく | つんく | 鈴木Daichi秀行 | 9thシングル 最高10位 売上2.2万枚 |
10 | MI DA RA 摩天楼 | つんく | つんく | 高橋諭一 | 10thシングル 最高15位 売上1.4万枚 |
11 | かわいい彼 | つんく | つんく | 守尾崇 | 11thシングル 最高14位 売上1.8万枚 |
12 | 涙の太陽 | 湯川れい子 | 中島安敏 | 鈴木Daichi秀行 | 12thシングル 最高15位 売上1.2万枚 エミー・ジャクソンのカバー |
13 | シャンパンの恋 | つんく | 今井千尋 | 鈴木俊介 | 13thシングル 最高25位 売上1.0万枚 |
14 | 肉体は正直なEROS | つんく | つんく | 湯浅公一 | 14thシングル 最高21位 売上0.8万枚 |
15 | アンフォゲッタブル | 海野真司 | 上野浩司 | 上野浩司 | 15thシングル 最高16位 売上0.8万枚 |
16 | お願い魅惑のターゲット〜マンゴープリン Mix〜 | 上田ケンジ | 田中秀典 | Remixed by たいせい | 16thシングル 最高50位 売上0.4万枚 インディーズシングルのリミックス |
17 | カリスマ・綺麗 | コモリタミノル | コモリタミノル | コモリタミノル | 17thシングル(カット) 最高62位 売上0.2万枚 |
18 | GIVE ME UP | Michael De San Antonio, Pierre Michael Nigro 日本語詞:森雪之丞 |
Mario Giuseppe Nigro | 前山田健一 | 新録曲 原曲はMichael
Fortunati BaBeの日本語カバーのカバー |
ブラスアレンジ:河野伸(6)
No | タイトル | 備考 |
1 | 甘いあなたの味 | 1stシングル |
2 | 告白記念日 | 2ndシングル |
3 | 電話待っています | 3rdシングル |
4 | This is 運命 | 4thシングル |
5 | さぁ!恋人になろう | 5thシングル |
6 | 夏の夜はデインジャー! | 6thシングル |
7 | 香水 | 7thシングル |
8 | 赤いフリージア | 8thシングル |
9 | チャンス of LOVE | 9thシングル |
10 | MI DA RA 摩天楼 | 10thシングル |
11 | かわいい彼 | 11thシングル |
12 | 涙の太陽 | 12thシングル エミー・ジャクソンのカバー |
13 | シャンパンの恋 | 13thシングル |
14 | 肉体は正直なEROS | 14thシングル |
15 | アンフォゲッタブル | 15thシングル |
16 | お願い魅惑のターゲット(LIVE Ver.) | インディーズシングル |
17 | カリスマ・綺麗 | 17thシングル(カット) |
18 | お願い魅惑のターゲット(四次元ジャック!! LIVE Ver.) | インディーズシングル、16thシングル ライブ映像 |
19 | GIVE ME UP(四次元ジャック!! LIVE Ver.) | BaBeの日本語カバーのカバー ライブ映像 |
リリースデータ
2008年12月22日 | 初登場122位 | 売上0.1万枚 | Produced by つんく♂(1〜14) Recording Producer:たいせい(15〜18) |
Zetima |
メンバー
柴田あゆみ |
村田めぐみ |
大谷雅恵 |
斉藤瞳 |
メロン記念日2ndベストアルバム。8作一斉発売された『メガベスト』シリーズの1作。ここまでの全シングル17作と新録音カバー「GIVE ME UP」を収録。CD+DVDの2枚組仕様1種での発売でDVDにはMVを収録。「お願い魅惑のターゲット」は当初インディーズから『お願い魅惑のターゲット/Crazy Happy!』としてリリースされていたものをリミックスでメジャーで再度リリースしていたが、今作にはメジャー盤で収録されており、インディーズ版の「お願い魅惑のターゲット」と「Crazy Happy!」は未収録。「肉体は正直なEROS」「アンフォゲッタブル」「お願い魅惑のターゲット〜マンゴープリン Mix〜」はアルバム初収録。
1万前後の根強い人気があったものの、「お願い魅惑のターゲット」は前述のように1度リリースしたシングルを別バージョンでもう1回リリースしたために売上は激減、「カリスマ・綺麗」はミニアルバム『メロンジュース』から3ヶ月後のシングルカットだったためさらに低迷していた。「カリスマ・綺麗」から9ヶ月で発売された今作は初のシングルコレクションベストではあったものの、2年前にファン投票ベスト『FRUITY KILLER TUNE』をリリースしていてフルアルバムが2作連続ベスト盤となってしまった事、『メガベスト』シリーズは8作全てがかなり低迷していた事もあってか、ファンもほとんどスルーしたかのような売上となり、100位以内にも入らなかった。
CD
シンプルなシングルコレクションなのでグループの変化を楽しめる内容。ただセクシー路線に走りすぎたのが正直ちょっと残念だったというのが全体の印象。当初よりメンバーが大人っぽかったので1曲目から大人っぽいんだけど次は思いっきりアイドルポップだったりと初期は安定感がない。起爆剤になったのはつんくではなく当時1度ビーイングからソロデビューしていたものの即離脱してインディーズに戻り、2002年にはアマチュア時代からの仲であったつんくとTHE
つんくビ♂トを結成していた新堂敦士が提供した「This
is 運命」。これが好評でブレイクの兆しが見えた。続く「さぁ!恋人になろう」も新堂敦士でそこそこ好評だったのでここで柔軟につんく以外の作家を積極起用する可能性はあったと思うんだけど、つんくはどうしても自分で曲を書きたいタイプだったようでつんくに戻ってしまった。この時期はたぶんつんくというより事務所の方針だったと思うんだけど異様な柴田1強押しのボーカル編成となっていて最も清純派アイドル的なルックスだった柴田を突破口にしてブレイクを狙っていたのがミエミエだ。楽曲は当時のR&Bやラップの流行に沿ってクール系が多め。結局ポップなメロディー勝負にした「赤いフリージア」でトップ10入りを果たし、この時は悲願のトップ10ヒットだった事もあってけっこう盛り上がっていた。
ただその後はセクシー路線、歌謡路線を爆走。結局これ以上のブレイクは無く、コアなファンこそ掴んだもののそのまま停滞してしまった。「This is 運命」のロック路線、「赤いフリージア」のシンプルに良メロ路線で躍進しながら何故この2つの路線を避けてセクシー路線を連投しようとしたのだろう。個性豊かなメンバーを生かすとなると清純系よりもセクシー路線だったのだろうか…。結局つんくは手を引いてしまったがその後も同じような路線を続けていたのは事実上たいせいが後を引き継いでいた影響が強そうだ。終わってみれば「This is 運命」、「赤いフリージア」いずれかの路線をもっとやってほしかったなぁというのが正直なところ。ただ後半にかけてはボーカル割が平等になっており、一時期のような柴田1押しではなく、4人でメロン記念日として歌割でもきちんと偏らないように変えていったところは好印象。
なお時系列ではこの後の末期のメロン記念日が進んだのはロックバンドとのコラボによるロック化計画というコンセプトでの活動だった。最終作となった『MELON'S NOT DEAD』ではアルバム1枚通してロック路線が貫かれており、新堂敦士も再度提供しており、「This is 運命」で見えた可能性に最後の最後になってようやく挑んでこれがけっこう良かっただけにもっと早くこの路線に行けただろうになぁ…とは思った。
DVD
歌唱シーンメインでパート割がほぼ分かるのが後追いでは有難い。1番売れていた時期は柴田あゆみばかり目にした印象はあったが…。「甘いあなたの味」では明確に大谷がメインボーカルを担当しており、これは当初から最も歌唱力があったためと思われる。「告白記念日」では大谷と柴田の2人がメインとなるが、徐々に柴田の比重が増していき、「夏の夜はデインジャー!」になると柴田→3人の誰か→柴田→残り2人の誰か→柴田→最後の1人→サビほぼ柴田ソロみたいな構成になってしまい、「香水」「赤いフリージア」「チャンス
of LOVE」では平メロからサビまでほとんど柴田ソロ時々他メンソロという状況にまで傾く。そして「MI
DA RA 摩天楼」辺りからは誰がメインという事も無くなり4人平等になっていく…という変遷はなかなか露骨ながら面白かった。大谷はヤンキー系だし、村田はお姉さん系だし、斉藤はセクシーお姉さん系だしで、妹分グループの割には中澤裕子や石黒彩のような方向性のメンバーが揃っていて、モーニング娘。に入ってもトップ人気になっていたかもしれない安倍なつみのような清楚系なのは柴田あゆみ1強という印象は当時もあった。グループ全体に合わせるとセクシー路線中心なのかなという感じはする。しかし「肉体は正直なEROS」の文字通り肉体美を強調したようなセクシー映像はいくらなんでも攻めすぎたのでは…。これはちょっと引く。
末期は一転してまともな制作予算が出ていなかったのかライブ映像になってしまうシオシオ感はちょっと切ない。なお「お願い魅惑のターゲット」はインディーズで出した際のMVがLIVE Ver.で、メジャーで出した際はマンゴープリン MixでのMVは作らずにC/Wのオリジナルnew ver.でMVを制作、このMVはメンバー不在でジャケットのグラサン黒人4人組がそのままエアーパフォーマンスという外人ファンの個人投稿動画のような衝撃珍作映像だった事もあってか、『メロン記念日シングルVクリップスB』には収録されていたようだが今作には収録せず、メンバーが歌唱している四次元ジャック!! LIVE Ver.に差し替えてしまったようだ。
印象度★★★☆☆
2024.3.6更新