中島みゆき ライブ リクエスト-歌旅・縁会・一会-
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | もう桟橋に灯りは点らない | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 一会 22ndアルバム『LOVE OR NOTHING』収録曲 |
2 | ピアニシモ | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 一会 39thアルバム『常夜灯』収録曲 |
3 | 糸 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 歌旅 20thアルバム『EAST ASIA』収録曲、35thシングル両A面曲(カット) |
4 | 時代 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 縁会 2ndシングル、30thシングル(リメイク、カット) |
5 | 愛だけを残せ | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 縁会 41stシングル |
6 | ララバイSINGER 〜アザミ嬢のララバイ |
中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 歌旅 34thアルバム『ララバイSINGER』収録曲 〜1stシングル |
7 | あした | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 縁会 24thシングル |
8 | 唇をかみしめて | 吉田拓郎 | 吉田拓郎 | 瀬尾一三 | 歌旅 吉田拓郎のカバー 初収録 |
9 | 世情 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 縁会 4thアルバム『愛していると云ってくれ』収録曲 |
10 | 風の笛 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 縁会 39thアルバム『常夜灯』収録曲 |
11 | 夜行 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 一会 29thアルバム『心守歌-こころもりうた』収録曲 |
12 | ジョークにしないか | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 一会 40thアルバム『問題集』収録曲 |
歌旅(2007年12月18,19日)
縁会(2013年1月18,19日)
一会(2016年2月8,9日)
リリースデータ
2018年12月19日 | 初登場11位 | 売上2.4万枚 | Produced by 瀬尾一三 中島みゆき | ヤマハミュージック |
中島みゆき5thライブアルバム。ライブ音源をCDで聞きたいというリクエストに応えたとして08年発売の『歌旅-中島みゆきコンサートツアー2007-』、14年発売の『中島みゆき「縁会」2012〜3 -LIVE SELECTION-』、16年発売の『中島みゆきConcert「一会」2015〜2016-LIVE SELECTION-』の3作のライブアルバムに未収録になっていた曲の中から12曲を収録。過去3作のライブ盤はDVD(Blu-ray)と同時発売になっており、今作に収録された楽曲は全て映像化は既にされていた楽曲となる。吉田拓郎のカバーとなる「唇をかみしめて」は初CD化となり、カバー曲自体がCD化されるのは初となった。初回盤は『歌旅』から「ホームにて」「蕎麦屋」「EAST ASIA」の3曲のライブ映像を収録したDVD付。この3曲は逆に『歌旅-中島みゆきコンサートツアー2007-』でCD化はされていたが映像化はされていなかった曲で今作で初映像化となっている。ライブBlu-ray/DVD『夜会工場 VOL.2』と同時発売。2018年は新曲リリースが無く、これらのリリースのみであった。
1stアルバムを出した1976年以降、1997年以外は毎年必ず何かしらのアルバムを出し続けていて、1997年もシングルは1枚出ているので、1stシングルを出した1975年からレコード/CDを出さなかった年が無い。2018年は今作でその年数をまた伸ばした事になる。過去ベスト盤だけの年もあったとはいえ、今回は一風変わった企画作品となった。過去の3作のライブ盤はどれも抜粋収録だったので未収録になった曲をまとめるという形になっているので、ライブリクエスト盤ではあるがライブベストアルバムではなく、映像化はされているが、全音源初CD化。今作用のマスタリングは新たに行っているようでStephen Marcussenがマスタリングを担当(2015年からマスタリング担当が交代したので「一会」はStephen Marcussenだったが、「歌旅」「縁会」の頃はまだTom Bakerが担当だった)
ベスト盤『21世紀ベストセレクション『前途』』リリース時のキャッチコピーは"中島みゆきは「時代」と「糸」だけじゃない!"というものだったが、今作はその2曲を収録し、帯に書いてあるのは"名曲「時代」「糸」「世情」収録!"というけっこうちゃっかりした一文。この3曲を過去3枚に収録しなかったのが結果的に今作の強い引きになった。ただ他の曲にそんなに有名な曲は無く、正直聞いたけどあまり覚えていない曲ばかりだったので「時代」「糸」「世情」で引っ張っても結局はファン向けかなという感じもする。しかし逆に「時代」「糸」「世情」目当てで聞いてもライブでの中島みゆきの圧倒的な安定感、凄みは伝わる1作だと思う。というか「時代」「糸」「世情」どれも当時のスタジオ音源より明らかに歌が良い。それだけにいっそライブベスト盤として有名曲を羅列したライブ盤にしていたら単純にスタジオ音源を並べるよりも圧巻のベストアルバムになるような気がする。
印象度★★★★☆
2019.3.20更新