御色なおし

No タイトル 作詞 作曲 編曲 提供相手、備考
1 ひとりぼっちで踊らせて 中島みゆき 中島みゆき チト河内 研ナオコ(79年)
2 すずめ 中島みゆき 中島みゆき 告井延隆 増田けい子(81年)
3 最愛 中島みゆき 中島みゆき 告井延隆 柏原芳恵(84年)
4 さよならの鐘 中島みゆき 中島みゆき 山下三夫&クリスタルキング グラシェラ・スサーナ(78年)
5 海と宝石 中島みゆき 中島みゆき 告井延隆 松坂慶子(83年) 15thシングル『ひとり』C/W リアレンジ
6 カム・フラージュ 中島みゆき 中島みゆき チト河内 柏原芳恵(83年)
7 煙草 中島みゆき 中島みゆき 山下三夫&クリスタルキング 古手川祐子(82年)
8 美貌の都 中島みゆき 筒美京平 後藤次利 郷ひろみ(83年)
9 かもめはかもめ 中島みゆき 中島みゆき クニ河内 研ナオコ(77年)

リリースデータ

1985年4月17日(LP)
1985年4月17日(CT)
1985年4月21日(CD)
1986年11月5日(再発)
1989年3月21日(ゴールドCD)
1990年5月21日(再発)
2001年4月18日(CD)
2008年10月1日(限定紙ジャケCD)
2018年4月4日(HQCD/リマスター)
最高1位
最高1位
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初登場220位
初登場163位
売上20.1万枚
売上13.7万枚
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売上0.07万枚
売上0.04万枚
Producer あいらんど、中島みゆき キャニオンレコード
キャニオンレコード
キャニオンレコード
キャニオンレコード
ポニーキャニオン
ポニーキャニオン
ヤマハミュージック
ヤマハミュージック
ヤマハミュージック

中島みゆき12thアルバム。79年の『おかえりなさい』に続く提供曲のセルフカバーアルバム第2弾。前作から半年、次回作まで半年と通常のオリジナルアルバム発売のちょうど合間に発売された。「海と宝石」のみ84年のシングル『ひとり』C/Wで既にセルフカバーしていたが、アレンジャーが船山基紀から告井延隆に変更され、完全な別アレンジとなっている。セルフカバーは好評な企画だったようで前後のアルバムよりも高い売上を記録した。

初CD化は前作よりさらにさらに短くなりLP/CTリリースからわずか4日後となり、CDが遅れて発売されるのは今作が最後となった。以降何度かの再発を経てされているが01年にヤマハから一斉再発されたものが長らく現行盤となっていた。08年には紙ジャケで限定再発もされている。2010年以降に1枚97,200円にてクリスタルディスクとして通販限定で発売された際はリマスターされている。2014年に9th〜18thまでの10作品が『中島みゆきBOX2』として受注限定生産で通販限定で販売されている。2018年にはこのBOXのリマスター音源を使用した初のリマスター盤がHQCDとして3回に分けて18作品順次リリースされた。今回入手したのは01年盤。

今作が前後のアルバムよりヒットしている事から、当時は提供楽曲もそこそこヒットしてそこそこ有名だったと思われるが、前回同様に現代まで語り継がれるほどに有名な曲は無く、個人的には今回も提供相手の名前は知っていても曲自体は1曲も知らなかった。これまた前回同様に昭和のかほり的な昭和歌謡臭がやや強く、終盤では80年代独特の響きのポップなサウンドが出てきたりとこの時期の他のアルバムよりも時代性が強い。当時のヒットシーンに合わせた提供を行っていたという事なのかもしれないが、今回もやっぱり前後のオリジナルアルバムに比べると印象の薄い作品だ。

また今作も「御乱心の時代」に含まれる作品だが、楽曲自体はほとんど「御乱心の時代」突入以前のものだ。今作ではアレンジャーの起用の仕方に試行錯誤というか企画色が垣間見える。1曲〜数曲ごとにプロデューサーを立てる形にしているんだけど、「ひとりぼっちで踊らせて」「カム・フラージュ」は甲斐バンド、「すずめ」「最愛」「海と宝石」はセンチメンタル・シティ・ロマンス、「さよならの鐘」「煙草」ではクリスタルキングといった具合に当時活躍していたロックバンドをそのまま演奏に起用。3組とも人気の絶頂期は越えていた時期だし(甲斐バンドは解散の前年だし、クリスタルキングも「大都会」から6年が経過している)、正直今作自体ロックっぽさはそんなに強くないんだけど、一世を風靡したロックバンド3組をバックに起用するというのはかなり豪華で話題性のある事だったんじゃないだろうか。

B00005HWRG01年盤  B001E1TLQ808年紙ジャケ限定盤  B07987KGFN2018年リマスターHQCD 

印象度★★★☆☆

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