愛の第6感
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 涙が止まらない放課後 | つんく | つんく | 鈴木俊介 | 24thシングル 最高4位 売上6.6万枚 |
2 | すき焼き | つんく | つんく | 高橋諭一 | |
3 | 春の歌 | つんく | つんく | 馬飼野康二 | 唄:飯田圭織・矢口真里・石川梨華・吉澤ひとみ |
4 | 女子かしまし物語 | つんく | つんく | 鈴木Daichi秀行 | 23rdシングル 最高3位 売上9.2万枚 |
5 | 直感〜時として恋は〜 | つんく | つんく | 鈴木俊介 | 後に28thシングル『直感2〜逃した魚は大きいぞ!〜』としてリメイク |
6 | 独占欲 | つんく | つんく | 平田祥一郎 | |
7 | レモン色とミルクティ | つんく | つんく | 高橋諭一 | 唄:高橋愛・紺野あさ美・小川麻琴・新垣里沙・ 藤本美貴・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな |
8 | 浪漫〜MY DEAR BOY〜 | つんく | つんく | 鈴木俊介 | 22ndシングル 最高4位 売上8.7万枚 |
9 | 声 | つんく | つんく | 橋本由香利 | |
10 | HELP! | つんく | つんく | 湯浅公一 | |
11 | SHIP TO THE FUTURE | つんく | つんく | 湯浅公一 | |
12 | 女子かしまし物語2 | つんく | つんく | 鈴木Daichi秀行 | 23rdシングルのリメイク(歌詞変更) |
Brass Arrange:竹上良成(4,12)
リリースデータ
2004年12月8日 | 初登場7位 | 売上7.3万枚 | Produced by つんく♂ | Zetima |
メンバー
飯田圭織 |
矢口真里 |
石川梨華 |
吉澤ひとみ |
高橋愛 |
紺野あさ美 |
小川麻琴 |
新垣里沙 |
藤本美貴 |
亀井絵里 |
道重さゆみ |
田中れいな |
辻希美(4,8) |
加護亜依(4,8) |
モーニング娘。6thアルバム。1年8ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。ベスト盤『ベスト!モーニング娘。2』からは8ヶ月で04年2作目のアルバムとなった。『ベスト!モーニング娘。2』に収録された「AS FOR ONE DAY」「シャボン玉」「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」「愛あらばIT'S ALL RIGHT」はオリジナルアルバム未収録となり、以降のシングル3作を収録。「直感〜時として恋は〜」は1年後に「直感2〜逃した魚は大きいぞ!〜」と改題されシングルカットされた(サビ除く歌詞を全面変更している以外はアレンジもほぼ同じなので、PVではサビ部分中心に「直感〜時として恋は〜」のライブ映像を使用していた)。シングル、アルバム共に初の10万割れとなり、低迷。サントラを除くアルバムでトップ5を逃したのも初となった。初回盤はスリーブケース仕様、フォトカード、ミニポスター封入。
「女子かしまし物語」で辻希美、加護亜依が卒業。「女子かしまし物語2」はこの2人を除いて歌詞を全面的に書き換えたリメイクとなっている。またオリジナルはバラバラに歌っていて該当メンバーはパート終わりの台詞部分のみだったが、「2」では各メンバーが自分の部分はソロで歌う仕様に変更された。藤本美貴・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいなにとっては初のオリジナルアルバム。また飯田圭織、矢口真里、石川梨華にとっては在籍時最後のアルバムとなった。
「女子かしまし物語」は…メンバーネタを1人ずつ盛り込んだ内輪ソングだが、歌詞のネタがメンバーによって現実と架空が入り交じっていて統一性が無いところが気になる。基本的にメンバーのキャラというかパブリックイメージを基にしてそれっぽいエピソードをそれっぽく創作しているものと思われる。ただメンバーの取り上げ方、イジり方がメンバーによって方向性がかなり違うので、え?ナニソノハナシ?と思うものが多い上、メロディーは繰り返しばかりで長いのでどうにもパッとしない。個人的にはこのシングルで聞くのを1度完全に辞めてしまった。今作ではさらに「2」まで入っているので歌詞は違うとはいえ、同じメロディーを何度も聞かされる事になり、ちょっとげんなりする。
全体には落ち目の状況の中で普通にモーニング娘。らしいところでまとめ上げたようなアルバム。ぶりっ子アイドルポップな「涙が止まらない放課後」で結果的には唯一の紺野あさ美センターをやってみたり、続く2曲目「すき焼き」がなぜか沖縄調だったりといきなり意表をついてくるところは面白い。大人っぽい曲や元気な曲、アイドルらしい明るい曲とのバランスも良く、おなじみの面々以外のアレンジャーを招いてみたりと多彩で思っていたよりも充実したアルバムだった。
前述の「女子かしまし物語」のような内輪ソングを全盛期ではなくこのタイミングでやって、しかも2回も収録してごり押ししてきたり(次回作では「3」も…)、コーラスというよりもう完全に公式ヲタ芸みたいな掛け声が大連発される「直感〜時として恋は〜」のような曲を作り、さらにこれまた使いまわして1年後にシングルカットしたりと、もう外へ向けずに完全にファン向けアイドルへシフトしたような印象も。
印象度★★★★☆
2018.2.25更新