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No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 スターダム 大森元貴 大森元貴 大森元貴 1st(ライブ会場限定)ミニアルバム『Introduction』収録曲 新録音 6月24日先行配信
2 我逢人 大森元貴 大森元貴 大森元貴 2nd(インディーズ)ミニアルバム『Progressive』収録曲
3 StaRt 大森元貴 大森元貴 大森元貴 3rd(メジャーデビュー)ミニアルバム『Variety』収録曲
4 Speaking 大森元貴 大森元貴 大森元貴 1stシングル 最高22位 売上0.6万枚
5 パブリック 大森元貴 大森元貴 大森元貴 1stアルバム『TWELVE』収録曲
6 サママ・フェスティバル! 大森元貴 大森元貴 大森元貴 2ndシングル 最高9位 売上0.75万枚
7 In the Morning 大森元貴 大森元貴 大森元貴 3rdシングル 最高24位 売上0.6万枚
8 鯨の歌 大森元貴 大森元貴 大森元貴 2ndアルバム『Mrs. GREEN APPLE』収録曲
9 どこかで日は昇る 大森元貴 大森元貴 大森元貴 4thシングル 最高13位 売上0.6万枚
10 WanteD! WanteD! 大森元貴 大森元貴 大森元貴 5thシングル 最高13位 売上1.3万枚
11 Love me,Love you 大森元貴 大森元貴 大森元貴 6thシングル 最高19位 売上1.1万枚
12 アウフヘーベン 大森元貴 大森元貴 大森元貴 3rdアルバム『ENSEMBLE』収録曲
13 青と夏 大森元貴 大森元貴 大森元貴 7thシングル 最高14位 売上2.2万枚
14 僕のこと 大森元貴 大森元貴 大森元貴 8thシングル 最高4位 売上1.5万枚
15 ロマンチシズム 大森元貴 大森元貴 大森元貴 9thシングル 最高9位 売上1.3万枚
16 インフェルノ 大森元貴 大森元貴 大森元貴 3rd配信シングル、4thアルバム『Attitude』収録曲 今作の音源(Remastered 2020)で5月8日先行配信
17 アボイドノート 大森元貴 大森元貴 大森元貴 新曲 5月27日先行配信
18 PRESENT(Japanese ver.) 大森元貴 大森元貴 大森元貴 新曲 4月10日English ver.配信、5月8日Japanese ver.先行配信
19 Theater 大森元貴 大森元貴 大森元貴 新曲

Strinsg Arrange:中西亮輔(3,6,7,8,9)、伊藤賢(12,14)、山下洋介(13)
Trumpet Arrange:中西亮輔(2,7)、伊藤賢(14)
Horn Arrange:伊藤賢(11,12)
Piano Arrange:片木希依(12)
Add.Horn Arrange:藤澤涼架(16)

リリースデータ

2020年7月8日 初登場2位 売上14.5万枚 EMI RECORDS

メンバー

Vocal,E.Guitar,Chorus,Programming 大森元貴
E.Guitar 若井滉斗
Drums 山中綾華
Keyboard,A.Piano,Programming 藤澤涼架
E.Bass 野清宗

Mrs. GREEN APPLE1stベストアルバム。メジャーデビューミニアルバム『Variety』発売日の2015年7月8日からピタリ5周年でリリースされた。2014年の1作目『Introduction』から時系列に全9作のシングルCD表題曲(配信シングル除く)、全7作のアルバムから1曲ずつの合計16曲+新曲3曲を収録。「スターダム」は新録音でこれにてシークレットトラック除く『Introduction』収録曲は5曲全てがメジャー以降で新緑された。「スターダム」「アボイドノート」「PRESENT(Japanese ver.)」は5〜6月にかけて先行配信され、元々配信シングルだった「インフェルノ」も今作用のリマスター音源で「インフェルノ Remastered 2020)」として先行配信されていた。「Theater」のみ先行配信なしで今作で初出となった。先に配信されていた「PRESENT(English ver.)」は未収録ライブBlu-ray/DVD『EDEN no SONO Live at YOKOHAMA ARENA 2019.12.08』と同時発売。ここまで爆発的な売上上昇は無いものの出すたびに着実に最高売上を更新し続けており、今作でも最高位、最高売上を更新した。後の『ANTENNA』の方が先に10万枚を突破し、今作もロングヒットの末に2作目の10万枚突破作となった(発売順では今作が最初)。

初回盤は2014〜2019年のライブ映像15曲+2015,2019年のフェス出演時のライブ映像3曲+新曲3曲のMV+メイキング映像「Behind the Scenes of “5”」を収録したDVD付、オリジナルスリーブ付の豪華特殊パッケージ仕様。通常盤はCDのみ。
完全生産限定『5 COMPLETE BOX』は今作初回盤+同時発売の映像作品『EDEN no SONO Live at YOKOHAMA ARENA 2019.12.08』のBlu-ray初回盤のセット+復刻Tシャツ+LPサイズフォトポスター17枚付属のLPサイズBOX仕様。

発売日7月8日に"フェーズ1完結"を宣言し、同時に事務所からの独立としばしの活動休止を発表、さらに次なるフェーズ2に向けて新プロジェクト"Project-MGA"を始動し、フェーズ2における新たなクリエイター/スタッフをオーディションで募集すると発表した。

時系列にシングルCD表題全曲と全アルバムからリード曲を1曲ずつという究極のA面コレクションにして80分オーバーというCDギリギリ(今回試してはいないが普通にCD-Rにコピーしようとすると容量オーバーエラーが出て焼けないやつ)のフルボリュームなベスト盤。聞いたことないならまずはこれを聞け的な優秀なベスト盤だと思う。初期はバンドサウンド中心で程なくして電子音の多用が目立っていき、「WanteD! WanteD!」ではついにバンドより電子音中心くらいの勢いになるが、以後は過度な乱用は避け、方向性も広がっていくようなイメージ。「サママ・フェスティバル!」なんて曲があるようにまさに夏フェスに特化したようなアゲアゲの楽曲が多い上にボーカルも裏声を駆使しまくって非常に広い音域で歌っていて、声も演奏も全体がキンキンしているので連続で聞くとやや疲れてくるところはある。いかにも近年の若手バンドだなとも改めて思ったが、後半は「Love me,Love you」でブラスを駆使したり、「僕のこと」で壮大な愛を歌ったりと今までにない成長を見せていてこの辺はベテランには出せない若手バンドらしい進化が面白い。個人的にもキンキン気味なところなど苦手な要素はあるんだけど、マニアックに走らずに今この時代に広く愛される曲を作ろうとする姿勢は非常にいいなと思い新作を追いかけているところがある。

また若者向けでフェス向けで見た目もちょっとチャラついた感じがあったので誤解されがちだが、歌詞が割としっかりしていて君が好きなラブソングや夢が絶対叶う応援歌みたいなJ-POPっぽい歌詞よりも、もう少し切り込んだ内面を綴ったものも多くて割と深い。最早ブックレットも手に取らず歌詞を眺める事も無く、サブスクで流れてくる音をさらっと表面的に聞くだけで判断するリスナーの方が多い時代ではあるし、レビューサイト/ブログ文化が無くなってきて、あまりそういった点に触れた同世代の感想もほとんど見受けられなくなってしまったので、彼らがどの層にどのように受けているのか正確なところはほとんど分からないが、たぶん歌詞がいいという同世代のファンも一定はいるんじゃないかと思う。

一方で気になるのはボーカル大森元貴だけが才能が突出している感じでバンドとして楽曲を練っている感じが正直あまりしない。大森元貴は中学の時からDTMをいじって曲作りをしていたというし、この点はまずは楽器を仲間と合わせるところから始まっているような昔ながらのアナログなベテランバンド勢とは全く違う境遇。まさに新世代生粋のDTMっ子であり、恐らくメンバーへの楽曲提出時にもうDTMでアレンジまでほぼ完成させてしまっているので編曲まで一貫しての個人表記と思われる。これはこれでここまで素晴らしい才能を発揮しているのでこのままでもいいのかもしれないが、第2章と区切って新たに始まるなら、その辺の変化もあるとさらに面白くなりそう。4thアルバムでは1曲だけ"編曲:Mrs. GREEN APPLE"もあったのでそういう作り方での新曲も期待したい。

…がそうもいかなかったようで、休止から1年になる2021年7月8日に2022年よりフェーズ2を開始すると予告、グループの形を変える事も示唆していたが、2022年を前にした2021年12月30日に山中綾華、野清宗が脱退。これにより3人組となり、2人の参加は今作が最終となった。、編曲を大森が単独で手掛けるのが基本で打ち込み電子音っぽい音像が目立っていたが、リズム隊が揃って脱退となると難しいところはあったのかもしれない。

B0873D9B42初回盤DVD付  B0873CBP9N通常盤  B0873C7K4S完全生産限定盤『5 COMPLETE BOX』 

印象度★★★★☆

2020.10.3更新

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