akko
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | チャンス | akko | 松浦友也 | 松浦友也、川端良征 and other | |
2 | recall | akko | TANATONOTE | 川端良征 and other | |
3 | traveling with nature | akko | 松浦友也 | 松浦友也、川端良征 and other | |
4 | 予感 | akko | tetsuhiko | tetsuhiko and other | |
5 | ショータイム | akko | David Mead | David Mead and Producer Brad Jones | |
6 | 月とプラモデル | akko | 阿部靖広 | 阿部靖広 and other | |
7 | り・ぼん | akko | tetsuhiko | tetsuhiko and other | 17thシングル 最高18位 売上1.3万枚 |
8 | 迷い猫 | akko | David Mead | David Mead and Producer Brad Jones | |
9 | バケット | akko | 松浦友也 | other | |
10 | インスピレーション(album ver.) | akko | 松浦友也 | 森俊之 | 17thシングルC/W |
11 | いとしい毎日 | akko | 松浦友也 | other |
※シングル200位以内データ
リリースデータ
2006年11月8日 | 初登場16位 | 売上3.7万枚 | エイベックス |
メンバー
Vocal | akko |
My Little Lover6thアルバム。04年のベスト盤『SELF COLLECTION〜15 CURRENTS〜』以降音沙汰が無くなっていた。2年半ぶりのリリース再開にあたってエイベックスに移籍し、小林武史が脱退、akkoのソロプロジェクトとして再始動することとなり、表記も「MY LITTLE LOVER」から「My Little Lover」に変更になった。小林武史は事務所の社長でもあるので、エイベックスのMAX松浦と連名でExecutive Producerとしてクレジットされているほか、「recall」「月とプラモデル」「り・ぼん」「バケット」ではキーボードを演奏している。当時のakkoインタビューによれば基本的にはakko主導ながらアレンジやキーボードで手助けしてもらったとしている。編曲にother表記がされているのはこのためと思われる。ファン投票によるベスト盤付2枚組でも発売されている。こちらにはアルバム未収録となった移籍前最後のシングル「風と空のキリム」から事実上のメイン楽曲「深呼吸の必要」がアルバム初収録となった。だが09年にリリースされた『Best Collection〜Complete Best〜 』にも収録されているため、現在ここでしか聞けない曲は無い。
先のインタビューでは「以前の、小林のやってきたアーティスティックで哲学的な感じではなく、私はもっと単純でわかりやすく元気なもの、“ポップ感”みたいなものを前面に出したいと思ったんです。」と語っている通り、akkoがやりたいポップ路線となっている。『Singles』に付属していた楽曲解説の中でもakkoが小林に初期のようなポップな楽曲を要求したというエピソードが書かれていたので元々akkoがやりたかったのは明るいポップスだったのだろう。1番近いのはデビュー作の「Man&Woman」や「Shuffle」のような明るさだが、小林武史という天才(初期当時)にして個性と主張の強い制作者がいなくなったので、ポップスはポップスでも初期っぽいだけであって初期を越えたというわけではない。パッと聞きの印象はかなり良く、地味だった小林時代末期と比べてもザッツ売れ線でライトな曲が並んでいる。とはいえパッと聞きではいいものの案外印象に残らない。バンドを起用したり、打ち込み全開だったりと曲調は多彩でカラフルなアルバムではあるんだけど、やはり何でもない普通のポップスになってしまった感じ。これが例えばデビュー作とかだったら期待の新星といったところなんだろうけど、凄すぎた過去があるとどうにも難しい。
印象度★★★★☆