COLLECTION V
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | これからのI Love You | 松井五郎 | 崎谷健次郎 | ATOM PROJECT | 21stシングル(カット) 最高3位 売上14.5万枚 |
2 | Rosa<ローザ> | 一咲 | 井上ヨシマサ | ATOM | 22ndシングル 最高3位 売上36.2万枚 |
3 | 遠い街のどこかで… | 渡辺美佳 | 中崎英也 | 中崎英也 | 23rdシングル 最高3位 売上67.3万枚 |
4 | Mellow | 一咲 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 24thシングル 最高3位 売上16.9万枚 |
5 | 世界中の誰よりきっと | 上杉昇・ 中山美穂 |
織田哲郎 | 葉山たけし | 25thシングル 最高1位 売上183.3万枚 2023年アナログ盤 最高28位 売上0.1万枚 「中山美穂&WANDS」名義 |
6 | 幸せになるために | 岩里祐穂・ 中山美穂 |
日向敏文 | 日向敏文 | 26thシングル 最高4位 売上41.4万枚 |
7 | あなたになら… | 中山美穂 | 久石譲 | 久石譲 | 27thシングル 最高8位 売上28.0万枚 |
8 | ただ泣きたくなるの | 国分友里恵 ・中山美穂 |
岩本正樹 | 岩本正樹 | 28thシングル 最高1位 売上104.8万枚 |
9 | Sea Paradise-OLの反乱- | 中山美穂 | KNACK | ATOM | 29thシングル(アルバム同発) 最高9位 売上15.4万枚 |
10 | HERO | M.Carey W.Afanasieff |
M.Carey W.Afanasieff |
R.Buchanan | 30thシングル 最高8位 売上47.4万枚 マライア・キャリーの日本語カバー |
St Arr:崎谷健次郎(1)
日本語詞:中山美穂(10)
リリースデータ
1995年3月1日 1998年3月4日(再発) 2006年2月1日(リマスター) |
初登場3位 - 300位圏外 |
売上59.0万枚 - - |
キングレコード |
中山美穂3rdシングルコレクションアルバム。87年の『COLLECTION』、90年の『COLLECTIONU』の続編。前作以降21st〜30thまでのシングル10曲をリリース順に収録。「ただ泣きたくなるの」、「HERO」はアルバム初収録。「これからのI Love You」、「Rosa<ローザ>」、「あなたになら…」、「Sea Paradise-OLの反乱-」はシングルバージョンでアルバム初収録。自身25歳の誕生日発売となり、94年10月に限定盤としてリリースしたライブ盤『Pure White Live '94』の通常盤と同日発売。91年には自選の『Miho's Select』、93年にはドラマ主題歌を集めた『Dramatic Songs』、バラードベスト第2弾『Blanket Privacy』とコンピ盤が頻繁にリリースされていたのが影響したのか、爆発的なヒットには繋がらなかったものの、『COLLECTION』を上回り、アルバムでは自身最大の売上を記録した。
99年の歌手活動停止以降しばらく続編がリリースされていなかったが、06年になって続編『W』がリリースされた。98年に再発、06年には『COLLECTIONW』発売に合わせてシリーズ3作がリマスター再発された。CDにおいては06年盤が最新となるが、2014年にはハイレゾリマスターでシリーズ4作が配信されており、これが最新リマスターとなる。ただしA面だけでなくB面も網羅したBOX『30th Anniversary THE PERFECT SINGLES BOX』が2015年にリリースされており、その際にもリマスターされている。2020年12月の『All Time Best』もシングル39曲を網羅しており、事実上このシリーズ4作を1作にまとめたような作品となり『U』のボーナストラック「I can't follow you」以外は網羅された。リマスターは最新ではなく2015年のBOX音源を使用しているようだ。
90年代ドラマタイアップによる大ヒットの波に乗っかってこの時期に自身初のミリオン含むトップセールスを記録した90年代前半のシングル曲が並んでいてシリーズの中では1番最初に手に取りやすい1作。過去のヒット曲特集で振り替えられる機会の多い広く知られた楽曲が多いものの、ずっと聞いていたファンの間ではシングル曲は外向けタイアップ曲ばかりでつまらなくなったと評する向きもあるようだ。個人的にはここでようやく聞いたことのある曲が出てきたのと、古さを感じない洗練された楽曲が増えて聞きやすくなったようには感じた。一方で自身での作詞(一咲は本人PN)が急増したものの一気にバラードまみれになってしまい、確かに知ってた曲以外は退屈に感じてしまう部分も少し出てきた。「Mellow」とか「Sea Paradise-OLの反乱-」がやたら攻めた曲に聞こえてしまうほどだが、こういう曲だともう1つ売れないとなるとシングルは安全なタイアップバラードばかりになってしまうのも仕方ないのか…。
印象度★★★★☆
2019.10.18更新