2021年11月3日
通常盤、名探偵コナン盤
初登場9位 売上0.8万枚
5ヵ月ぶりのシングル。今作ではジャケ写も2人組となった。
通常盤は「Jumpin’ Jack Boy [WANDS 第5期 ver.]」、初回プレス分のみMVメイキング映像視聴シリアル封入(9分40秒程度)。
名探偵コナン盤は「MILLION MILES AWAY [WANDS 第5期 ver.]」「YURA YURA TV-SIZE ver.」収録、ジャケ写がコナン仕様。
初回盤は存在せず、DVD付も無い。
1.YURA YURA
アニメ『名探偵コナン』OP。早くも5期2度目のコナンタイアップ。「真っ赤なLip」ほどクセは強くないギター主体のロックナンバー。前作の落ち着いた雰囲気がどうもしっくり来なかったが今回はきっちり戻してきた感じ。WANDSらしさを継承しながらも5期の独自性、上原の個性もだいぶ出ているバランス感覚は絶妙。
★★★★☆
2.Jumpin’ Jack Boy [WANDS 第5期 ver.]
通常盤のみ
93年7thシングルのカバー。原曲はシンセがかなり強めで2期前期のポップ路線の最後の時期でもあったためか4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』収録時のAlbum Versionでは生バンドアレンジでかなり別物に変更されていた。『WANDS Streaming Live~BURN THE SECRET~』では原曲準拠のアレンジで演奏していたが、今回はどちらとも違うアレンジになっていて、原曲の時代性を排除しつつもAlbum Versionほどは無理にロックにはしないといった感じ。メロディーがけっこうポップなのでこのくらいのロックとポップのバランス感がちょうどいい。
キーボードが目立つ曲という事もあって2期当時のライブでも『WANDS Streaming Live~BURN THE SECRET~』でも木村真也が激しめに演奏しているという曲でもあったのだが…なんで木村真也不在のタイミングで木村重要曲ばかり狙いすましたかのようにカバーしまくってしまうのか…という点でちょっと残念。
★★★★☆
2.MILLION MILES AWAY [WANDS 第5期 ver.]
名探偵コナン盤のみ。
4thアルバム『PIECE OF MY SOUL』収録曲のカバー。2期で唯一木村真也が作曲した曲で、3期が唯一セルフカバー(ベスト『WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~』収録)した曲でもあるので、これで歴代ボーカリスト3人が歌った唯一の楽曲となった。原曲の要素は残しつつもけっこう変えてきた感じもであり、今作も基本は当時の時代性の排除と重くなりすぎないようなさじ加減といったところか。ややがなり気味に歌っているが、これも寄せようというよりは寄せつつもよりWANDSの5期ボーカルとして真似ではなく自由になれてきた感じでもある。まあこの当時の上杉の心情そのままっぽいようなこの歌詞は歌うの難しいよなぁ…(そういう意味では3期があのタイミングでカバーしたのはもっとどうすればいいのかっていう感じだったと思うけど)。
今作はいつものようにプロデューサーの指示ではなくファンからの要望も多いので柴崎自らがやりたいと進言したというが、木村真也が不在の時に自分でやりたいと言っておいて「本当は木村くんに鍵盤アレンジをしてほしかったんですけど、休養することが決まっていたのでかなわなかった」と発言するなど天然なコメントも残している。上杉昇が著書で触れていたal.ni.co解散後に事務所離脱を巡るトラブルの中での柴崎の行動に対してスタッフも真意不明としながらも、半ば裏切り行為のような行動に対しても別に恨んでいるわけではなく柴崎はそういうやつだからしょうがないみたいな感じで割とすんなるり流しているっぽい感じに書かれていたのはまさにそういうところなのかもしれない。
★★★★☆
3.YURA YURA TV-SIZE ver.
名探偵コナン盤のみ。
コナンで流れているショートサイズ。特に何か違うわけではない。
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