2021年8月18日
初登場4位 売上2.2万枚
シングルCDは1年ぶり。
アルバム『FREEDOM ONLY』への先行シングルとなるが、「BAD APPLE」はアルバムに向けての5ヶ月連続配信の4ヶ月目にも該当する扱い。
CD+DVD、CDの2種発売。
DVDにはMVやメイキング、トーク映像やライブ映像を収録。
1.BAD APPLE
編曲はGLAY&Tomi Yo&亀田誠治。TERUの要望でTomi Yoに直接FacebookでDMしてアレンジを依頼したという。今どこにでも回り込んでくるアレンジャーTomi YoがGLAYにも降臨した形だが、何故か亀田誠治もちゃっかり居座っていて共同名義になっているが、Tomi Yoがアレンジの中心人物にはなっていると思われる。
打ち込みとバンドサウンドを共存させる方向性でサウンド面でも新鮮さがあるがTomi Yoの起用はかなりいい方向に作用していると思う。またTAKUROのメロディーメイカーぶりに復調の兆しが感じられ今作は何気にメロディーもけっこいい。ずっとメンバーの才能をもっと世に知らしめたいだのTAKUROメロディーを忘れてもらいたいだの言いながらメンバー3人の曲をメインに出して自分は引いた姿勢でいたTAKUROだが、今度のアルバムもTAKURO曲メインだというし、90年代のストック等も織り交ぜるようだが、ようやく長期のスランプを脱したというのが実際のところなのかも。
★★★★☆
2.SHINING MAN
編曲はGLAT&DJ Mass&REO&亀田誠治。これまた居座る亀田誠治。他にアレンジャー立てているのにメンバーのように居座るというのは亀田誠治がプロデュースしているバンドの中でも珍しいような…。それこそ長年やっているスピッツでは亀田誠治不参加の時がちゃんとあってセルフアレンジになったりしているが…振り返ってみれば『SUMMERDELICS』の頃からDJ Massが参加しても村山☆潤が参加しても必ず&亀田誠治として居座っていたな…。そこまでベッタリ、最早ドラマーToshi Nagai以上にメンバー状態になっているのか(特典のトーク映像でもメンバーかのようにしれっと混ざって5人でトークしている)。
デジロックのアップナンバー。これまた最近のデジタル感が前面に出た作風だが、Aメロの前のウワウワウワウワという変なインパクトのある謎の音はTERU本人がウワウワウワウワ言ったのをエンジニアが絶妙な加工を施して仕上げたものらしい。一体どこにこだわっているんだ…というところも含めて勢いのある1曲。ただアルバムには合わないので収録ラインナップから外されてここでC/Wに回された模様。
★★★☆☆
3.シューゲイザー(Gray Crow Mix)
HISASHIが藍井エイルに提供した曲のGLAYセルフカバーバージョン。アレンジは「SHINING MAN」同様のDJ Mass&REOとなっているが以下2曲も同じでデジタルとバンドサウンドが融合したサウンドには統一感がある。リミックスのような表記がされているが、HISASHIのインタビューによれば4月29日の「HE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」でのライブ音源らしい。ライブ感は無く、かなり編集されている模様。
どっからどう聞いてもGLAYの曲でしかなく、TERUが歌えば何でもGLAYになる、それは提供だろうとカバーだろうと全部GLAYになるというのを地で行く1曲。
★★★☆☆
4.妄想コレクター(HSMS Reconstruct Ver.)
2014年のアルバム『MUSIC LIFE』収録曲のHISASHI曲。これもインタビューで4月29日の「HE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」ライブ音源と明かされている。原曲もあまり覚えておらず、あまり印象的な曲ではないが、今作の流れでは自然に聞ける1曲。
★★★☆☆
5.Angelus(3Xdecade Boost Mix)
91年のデモテープ『Angelus Bell』収録曲というデビュー前レア曲。3月27日にTAKUROプロデュースライブとして配信された「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK 魁☆照男達」でTAKUROのリクエストでHISASHIがアレンジして披露したライブ音源をそのままではなく、DJ Massがリミックスして加工した音源ということのようだ。ただしDJ Massが決めたので3Xdecade Boost Mixというネーミングは分からないと語っている。今作の中では最もストレートにロックバンドしていて王道的なサウンド。GLAYの根本って昔からあまり変わってない、究極的にTERUが歌えば全部GLAYに集約されるなと。
★★★☆☆
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