2022年2月4日
配信限定
初登場3位 売上1.4万DL
5ヵ月ぶりの新曲。表題としては初の配信限定シングル。前2作でDL/STを解禁し、前々作では配信限定のC/W「Flashback」を用意していたがこれに続く配信限定曲となった。
日テレの2022冬季スポーツテーマソングになることは年明け早々に発表されていたが、その後で発表された3月発売のアルバム『Honey』収録曲に含まれていなかった。前日2月3日になって配信限定シングルとして発売すると発表された。
CRYSTAL MOMENT
Rap詞をメンバーではなく嵐の櫻井翔が担当。日テレのオリンピックタイアップは嵐が04年夏「Hero」で初めて担当して以来、2020年(2021年延期)がNHKになったのを除くと夏は全部嵐、冬も2010年以降ずっと嵐が担当していた。一方で櫻井は『NEWS ZERO』を通して選手取材も行っていてオリンピックにも縁が深かったものの、その体験を生かして自らRap詞を担当したのは2008年の「風の向こうへ」のみ、これ以外オリンピックタイアップは全部サクラップ無し楽曲となっていた。よってオリンピックに合わせて櫻井翔が自らラップ詞を書くのはこれが2度目。提供という形で2度目が実現した。単に書いて渡しただけでなくラップのレコーディング現場にも自ら立ち会ってディレクションを行っている様子も番組で放送されていたようだ。
そんなわけで滅多に出てこない+出てきてもちょろっと数行で一瞬で終わってしまうという嵐の後半10数年のようなラップパートではなく、冒頭と間奏で3人が全員ラップするくらいには長尺のサクラップ全盛期を彷彿とさせるラップパートが展開。2008年「風の向こうへ」以来のオリンピックに向けての思い、嵐が休止しての時間的余裕もあってか久々にリリックが湧きまくったのだろうか。
継承されたサクラップに加えて、比較的スッキリとしたダンスサウンドに爽やかなサビメロも相まって近年のKAT-TUNの曲の中でもかなり万人受けしそうなポップさもある。正直近年はファンしか聞いてない感じが続いていた(タイアップがあっても大体メンバー主演ドラマタイアップだし、カッコいいけどクールで一般受けしなさそうな曲が多かったし)だけに今回は久々に不特定多数に届きそうな楽曲だというのに何故シングルCDにしないばかりか3月のアルバムにすらスルーしたのか。ていうか今逃したらCD化されるのいつになるのか。せっかくのサクラップも公式にきちんと歌詞表記が出ない(歌詞カードが無い)のはもったいなさすぎる。
★★★★☆
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