チャイニーズブルー/meiyo

22年2月25日
配信限定

B09SXD39PV

2009年頃からシガテラのドラマーとして活動した後に2015年にソロとなり、2018年に現名義となり、2021年夏にTikTokから「なにやってもうまくいかない」がバズってメジャーデビューしたという男性ソロシンガー。

メジャーデビューしたとはいえ今時らしくここまで配信のみで現物として残る形での発売はされていないようだ。

チャイニーズブルー

ドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』OP。玉城ティナが敏腕家具メーカー営業社員としてキメまくっているインパクトあるOP映像と共にキャッチーに鳴り響いている楽曲なのでかなり早い段階で耳に残ってきた1曲。最近はドラマ主題歌でも使い方が地味すぎてBGM以下だったり、ドラマ話数の10数回前後聞いても全く印象に残らないまま終わってしまったりすることの方が多いだけに主題歌を聞こうとなるのも『ゆるキャン△』くらいなものだったが、この曲は現時点で今年1番のインパクトがあった。加えてサブスク導入もあってDL購入せずとも聞ける環境になったのもあってお手軽に聞いてお手軽に取り上げる事が可能となった(その分だけ今回限りというのも増えるだろうけど)。

Vocal,Drums & Programming : meiyo
Guitar : qurosawa
Bass : Hiroki Matsui

というクレジットになっていてギターとベースもミュージシャンを呼んでの生バンド編成にプログラミング要素を足したサウンド構成。打ち込み主流の昨今、きちんとドラムまで生のは本人が元々バンドのドラマーだった事もあってチマチマ打ち込むよりも自分でドラム叩けるのもあるのか。

非常にポップでキャッチーな仕上がりだが、ド頭から”ピンポンパンでルッキンフォールッキンフォー”と全く何を言っているのか分からない妙に耳馴染みは良いフレーズから始まり、サビも”チャ・チャ・チャ チャイニーズブルー”とやはり意味は分からないパワーフレーズなタイトル「チャイニーズブルー」に加えてその前に“チャ・チャ・チャ”を加えてのインパクト界王拳(?)。さらにはサビの真ん中は“スタンタンスタンタンスタンタン”と早口で言い放ち聞き手を翻弄してくる。全体に歌詞が語感重視でほぼ意味不明というか謎のパワーワードの連発で意味が通じてくるところは一部しかないが、何となく日常を一旦置いて旅に出てみようかなと思わせるような言葉も並んでいてドラマにも合っているのかもしれない。何より単語単語では非常に印象的なのでキャッチーなメロディーもより残りやすくなってくる。

改めてちゃんとフルで聞いてみてなるほどこれは久々に残る主題歌だったわけだと納得した。

しかし1番→2番からそのままラストサビの繰り返しに突入する短い構成にしても2分10秒って…。ストリーミングの時代になって3分台の短い曲が増えたとかで、以前の大ストバラ時代の代表格いきものがかりやコブクロの大作ストバラを1回聞く間に2回聞けるぜなんて言及は3分で終わる曲に対して過去にしたことがあるが2分しかないのであれば3回聞ける!消えそうに咲きそうな蕾が今年も僕を待ってる間や桜の花びら散るたびに届かぬ思いがまた一つ涙と笑顔に消されてく間やありがとうって伝えたい間にこの曲ほぼ3回聞ける(どれも6分ちょいなので今作がはみ出る、「WHITE DAYS」だと計算上ピッタリ)、風が吹いている間には4回目の途中まで聞けちゃうよ…。
★★★★☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました