2022年12月29日
初登場1位 売上12.6万枚
1年ぶりのシングル。アルバムからは半年ぶり。
Type-A,B,劇場盤,NGT48 Official CD Shop特別盤の4種発売だが、AとNGT48 Official CD Shop特別盤はジャケットが違うだけでCDの内容は同じ。
Type-A,B,劇場盤でC/Wが異なる。
姉妹グループ史上初、全種CDのみでDVD/BD付での発売が廃止された。
DVD/BD付での発売が無いのはAKB48のインディーズ時代の2作とメジャー以降では「僕の太陽」以来2例目となる。
配信ではSpecial Editionとして全4曲をまとめての配信となる。表題曲のみ12月12日に先行配信。
中村歩加がアルバムを最後に卒業となったが、前作以降1年の間に10人以上が卒業した。直近では小熊倫実が12月31日での卒業を発表しており表題曲へ選抜されて最終参加となるが、ユニットCloudyCloudyからは一足先に離脱している。
1.渡り鳥たちに空は見えない
センターは本間日陽。3rd以来となる。新潟4局合同ミニドラマ『夜明けまえの彼女たち』テーマ曲。新潟の地方テレビ局4つで世界観を共有したミニドラマが制作され、12月に3週連続放送されたという。本間日陽は共通の舞台である定食屋の娘で4作品それぞれ小越春花、中井りか、真下華穂&佐藤海里、古舘葵が主人公となっていた模様。
作曲は三谷秀甫、編曲は野中“まさ”雄一。大人になる事を歌ったシリアス系の歌詞、サビ前の意味深台詞…等々、櫻坂46のC/Wに出てきそうな感じの1曲。メッセージ性の強い歌詞なので10代のファンには刺さりそうなんだけど、なんだかんだデビュー5年で当時の10代も大人になってきているわけで、本間日陽も23歳でストレート大卒年齢も越えた。NGT48はあれほど世間警察にやられたので良く分からずに嫌悪感を抱いている流された10代も多そうで、果たして世間警察に流されずに応援している新たな10代がどれだけいるのか…。また今回は曲自体はいいんだけどもう1つ突き抜けきれない感じがある。
MVはミニドラマ『夜明けまえの彼女たち』のダイジェストを流すだけという手抜き仕様のため、ドラマに出ている6人しか出てこない上にダイジェストなので話は全く分からない。さすがにこれではマズイと言う事になったのか、ダンスMVも制作され、そちらは選抜メンバー全員でのダンスシーンで構成。ただこれもスタジオで踊っているシーンのみなので普段より圧倒的低予算。地元新潟のTV局と組んだローカルなドラマプロジェクトだがNGT48側も出資してそっちで予算使い果たしたの…?っていうくらい今回MVがなぁ…ドラマ映像そのまま使用とスタジオダンスのみって(ダンスはしっかりしてるし、本間のソロダンスは圧巻ではあるけど)。こりゃDVD付も廃止になるわ…。
★★★★☆
Type-A,NGT48 Official CD Shop特別盤のみ
2.やさしさの重さ(SHOWROOM選抜)
NGT48内で行ったSHOWROOMでのイベント結果による上位5名(10人まで公開)で順番は奈良未遥、藤崎未夢、真下華穂、三村妃乃、木本優菜。かつて総選挙時に行われた48グループ全体のSHOWROOM選抜で1位を取った事もある中井りかは今回は不参加を表明していた模様。年明け1月7日になって突如MVを公開。プライベートっぽい5人のソロ映像で構成されていて、5人揃っての歌唱&ダンスシーンは最後のサビのみ。
作編曲は大野直也。90年代からの明るいアイドルポップスといった装い。少人数ユニットなのでソロパート回しが聞けるものの、誰がどの声なのかは全く分からず。出てくる順番が順位そのままだろうか。“やさしさとは一体何だろう?”とかいきなり歌い出すが、この作詞家、乃木坂46「やさしさとは」で”やさしさとは何なんだろう”とか書いていたのでデジャヴ…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
2.キスをちょうだい(3期生)
作曲は上田晃司、編曲は若田部誠。爽やか王道なアイドルポップ。新人系はもう少し元気でフレッシュさで差が出る傾向があるが、おとなしい感じ。
★★★☆☆
劇場盤のみ
2.チョコレートで眠れない(CloudyCloudy)
中井りかプロデュースで中井りか、小熊倫実、小越春花、對馬優菜子の4人で結成され、昨年6月の前々作C/Wに収録されてMVも制作されていたが、今年9月に對馬優菜子が卒業、今作直後の12月末で小熊倫実が卒業を発表していたため、中井・小越の2人を残して新たに川越紗彩、北村優羽、柴野夕葵、奈良未遥の4名が加入。小熊倫実は表題曲選抜には参加しているが、CloudyCloudyからは一足先に卒業という形になっている。
今回割と爽やかな感じの曲が並ぶ中で、ロックテイスト&かなりアイドルアイドルしているというかアイドル全開でのこだわりを感じさせるユニット作らしい1曲。主張が強く良くSNSで文句ばかり言っているイメージも強い中井りかだがプロ意識も高く、この辺りの魅せ方にはこだわりがありそうだし、それがある程度は反映されていそうだ。“チョコレートで眠れない カフェインが強くて”という恋とチョコレートに溺れるアホ歌詞がなかなかのインパクト。作詞家、またやってくれたな
★★★☆☆
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