2023年2月8日(先行配信)
2023年2月15日
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場1位 売上39.0万枚
初登場17位 売上0.4万DL(単曲配信)
初登場1位 売上0.3万DL(Special Edition,アルバム扱い)
シングルCDとしては8ヶ月ぶり、アルバムから半年ぶり。キャプテン菅井友香が2022年11月に卒業するのに伴い配信シングル「その日まで」がリリースされていたが今作の通常盤のみC/Wとして収録された。このため菅井友香は卒業済みでジャケ写やブックレットの写真にも登場していないが「その日まで」のみ参加している。
2期生の関有美子が今作での卒業を発表しており最終参加。
新たに3期生11名が加入したが、学業の都合で9名までしか公開されておらず、残り2名は3月に公開とされた。3期生の本体合流はなく3期生曲「夏の近道」のみの参加。2名が公表されていないため歌唱メンバーは9名しか記載されていないが、MVでは顔を映さない形で残り2名も含めた11人いるような形になっている。発売時点で非公表のため記載していないだけで実際には2名が音源に参加しているのかは不明。乃木坂46の5期生加入時も同様に最初の5期生曲とそのMV時点で2名が非公表のため同じような事態となっていた。初楽曲と同時かそれより先に特典映像に加入メンバーの紹介映像的なコンテンツを収録するというのが乃木坂46からの恒例であったが今作のBlu-rayには3期生の映像は全く収録されていない。3期生ドキュメントはYouTubeで公開し、購入者限定ではなく広く見てもらう方針となった模様。
Type-A,B,C,D,通常盤の5種発売。3曲目とBlu-rayの内容が異なる。乃木坂46、日向坂46に続いてMV収録が廃止され、MVはYouTube公開のみとなった。これにて46系グループ3組全てがシングル付属Blu-rayにMV収録廃止の方針となった。今後MV集発売のタイミングで一気に商品化されるものと思われるが、乃木坂46は11年間でMV集が2作しかリリースされておらず、欅坂46は終了時に発売が無かったため今後出るかは不透明、日向坂46、櫻坂46は乃木坂46が最初にMV集を出した際のシングル13作にはまだ遠く、当面MVの商品化は無さそうである。
配信では表題曲のみ(+配信済みの「その日まで」)1週間前に先行配信。発売日以降はSpecial Editionとして全曲セットで配信。
1.桜月
山﨑天、大園玲、森田ひかる、田村保乃、藤吉夏鈴
小林由依、守屋麗奈、小池美波
センターは守屋麗奈。3期生は不参加で1期2期で19人にまで人数が減ったのに頑なに櫻エイトシステムを継続したため、表題曲参加メンバーを13人に減らし(前作15名、それ以外は14名)、不参加6名(関有美子、大沼晶保、齋藤冬優花、上村莉菜、幸阪茉里乃、遠藤光莉)として全員選抜をとことん回避。これにより2列目と3列目の人数が同じになった。作曲はナスカ、編曲はthe Third。
儚くも美しい感じの良メロナンバー。Bメロが語りのようなラップになる辺りは欅坂46っぽさも少し感じるが、全体像としては好評だった「二人セゾン」の方向性に近いか。そのまま桜を持ち出しているし、代表曲にしようという気概も感じられるが果たしてどうなるか。
1番とラストサビ終わりのトゥルルパート、通常記載しないようなパートだがそこは策士家、しっかりと“トュルルル トュル トュルルル トュル ルルル”を2行に渡って掲載。しかもゥではなくュという細かいこだわりが。相変わらずどこにこだわっているんだ。
MVはクールだけとしなやかで美しいイメージのダンスシーン中心。このくらいだと別グループ感ちゃんと出るんだけどねぇ…。
★★★★☆
2.Cool
森田ひかる、藤吉夏鈴、山﨑天、田村保乃、守屋麗奈
小林由依、大園玲、小池美波
センターは大園玲。櫻エイトシステム曲。1,2列目の櫻エイトメンバーは固定だが、小林・小池・田村の3人の位置のみ固定で後はポジションのみ入れ替え、3列目は全とっかえで表題不参加の6人全員が参加。逆に5人不参加(武元唯衣、松田里奈、土生瑞穂、増本綺良、井上梨名)という事になる。これで表題と今作の2曲で1期2期生全員参加となる。作編曲はCHOCOLATE MIX。
“大人になりたくないよ このまま愚かでいたい”と大人への反抗が歌われる欅坂的世界観のタイトル通りクールな楽曲。作編曲のCHOCOLATE MIXは2018年活動開始、欅坂46には提供していないが、策士家が存在を明言していた“平手フォルダ”に眠ったまま未使用になった大量に存在してそうな楽曲の1つだったんじゃないかというくらい欅坂でやってそうな曲。2期生中心となり立て直してきたグループの現状からしても曲に引きずられて闇堕ちするような状況にはないと思われ、だからこそ安心して歌わせられるというところはあるのかもしれない。
MVも欅坂的世界観。ファミレスを舞台にしているものの、席で延々占いを引き続けて無心無想になっている大園玲の前に宇宙服の大園玲が現れて…という謎の設定からアメコミ風のアニメーションも盛り込まれた終始奇抜で意味不明な動きとダンス(案の定振付師が欅モード発動している)、真顔中心の中で不敵な笑み…と平手の幻影が垣間見えるような仕上がり。曲調がこうなるともう振付師が欅モード発動した振付にしちゃって余計しんどい感じになってしまう。
やけにツインテールにしてる子が多いなと思ったら終盤の両手で髪を掴む奇抜振り付けのためか。髪の長さ的にはツインテールメンバーにされてそうな小林由依がツインテールにしてないところは断固拒否したのだろうか。小林さんらしくてちょっと面白い。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.無念
BACKSメンバー(エイト以外=「桜月」「Cool」3列目のメンバー全員)曲。作編曲はツキダタダシ。
努力しても報われない評価されない、無念だがそれでも走り続けろというけっこうヘビーな楽曲。 ま た や っ た 。策士家はアンダーメンバーとかBACKSメンバーの心を試すというか心を折りに行くような心壊ソングをぬけぬけと与えてくる…。”認められる日が来るまで 走り続けろ 無念”とかナンダソレ…。無念でも走り続けなければ辞めるしかない、さあどうする?と真に迫って問いかけてくるかのような…。ラストフレーズの”いつか晴らそう この無念”のいつかはいつ来るのかは教えてくれない。救いになってない。曲調がそこまで重くなく比較的爽やか路線なのだけが唯一救い。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.もしかしたら真実
歌唱メンバーは表題曲と同じ。作曲は杉山勝彦、編曲は杉山勝彦、谷地学。
表題曲同様にどこか和の美しき要素を感じさせるような表題候補みたいな1曲。歌詞は妄想でちょっとおかしくなっているのか、裏の意味があるのか意味深なようで意味がないようで、正直何を言っているのか良く分からない。何が真実なのかも分からない。そういう世の中だという事なのだろうか。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.魂のLiar
1期2期生全員曲。いや結局やるなら表題曲でやれよ…。このせいで卒業する関が最終参加シングルでC/W送りになったんだぞ…。作編曲は石井亮輔、谷口翔太。
なんかB’zみのあるタイトルだが、Rock you!とか連呼するし心に正直になれ的な(超訳)ロック魂炸裂な感じの曲。でも連呼する部分に対して平メロとかけっこうクールなのは芸風なのかイマドキなのか。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.夏の近道
的野美青、谷口愛季、村山美羽
初の3期生曲。11人加入したが村井優・山下瞳月は公表前で発売時点で公表されている9名までしか記載されていない。村井優・山下瞳月がレコーディングに参加しているかは不明だったが、メンバー全員公開後の3月20日になって公式にフォーメーションが公開され、その際には11人になっていた。センターは谷口愛季。作曲は井上トモノリ、編曲はAPAZZI。
様々な曲に似ているようなどこかで聞いたことのあるような爽やかサマーポップ。ある者は乃木坂46「ロマンスのスタート」、ある者は乃木坂46「涙がまだ悲しみだった頃」、ある者は欅坂46「波打ち際を走らないか?」、ある者はAKB48「ジワるDAYS」に似ていると言い、各々似ていると思う曲が違って複数挙げられているというちょっと異様な状況だが、それくらい何か色々ミックスされている感じがする。
個人的に最も強く感じたのは藍坊主「向日葵」のサビはちょっと拝借したのではないかというくらいによく似ているなと。そんなわけで超合体ロボだとかハイブリッド、混血みたいな感じの曲だが爽やかでいい曲には違いない。
MVは最早恒例の学園制服モノで曲と合わせてそのままやると乃木坂5期生、日向坂4期生とシャッフルしても分からなくなるためか、作風で強烈に差別化。メンバー以外の男子生徒も大量にいる教室で突如真顔で激しく踊りまくったり、激しく踊りながら真顔で突き進んだりと、明るい曲とシチュエーションに反して妙に険しくて激しい。これ絶対あの振付師だろうなと思ったら案の定だったけど、欅坂引きずりすぎてないかこれ。最後の体育館のダンスシーンも少々暗めだが、ここでは全メンバーが笑顔を開放しているので、演出で最後のサビまではあまり笑うなという事だったんだと思うんだけど、なんか曲と合ってないんだよなぁ…。「夏の坂道」なのに桜の花びら降らせまくるし。いやこれらの特徴省いたらマジで先行した乃木坂5期生、日向坂4期生と同じになってしまうんだろうけどさ。
★★★☆☆
通常盤のみ
3.その日まで
2022年11月8日配信シングルのCD化。菅井友香の卒業曲として制作され、この時点での1期2期生全員参加。今作で唯一菅井友香が参加している。この曲から今作までの間に他に卒業生がいないため、「魂のLiar」+菅井友香と同じメンバーとなる。作曲は温詞、編曲はセキヤカナデ、温詞。
Blu-ray
Type-A
W-KEYAKI FES. 2022 Director’s Cut Collections
Overture
Buddies
なぜ 恋をして来なかったんだろう?
美しきNervous
I’m in
思ったよりも寂しくない
BAN
摩擦係数
山梨県富士急ハイランドのコニファーフォレストで2022年8月19日に開催された野外ライブの模様を抜粋収録(「Overture」除いて22曲披露したうちの8曲)。本来日向坂46との4日間(単独ライブ2日間)合同ライブで7月21~24日開催予定だったが、5人の陽性判定者が出たために櫻坂46の公演は延期、日向坂46のみ21,23日に公演を行った。櫻坂46の公演は8月19、20日に延期開催となり、当初ここで卒業セレモニーを開催予定だった尾関梨香、原田葵のセレモニーもこの公演まで延期となり、特に原田葵の場合は卒業後の参加という扱いになった。
「Overture」の前に欅坂46時代にけやき坂46とW-KEYAKIで歌唱していた「太陽は見上げる人を選ばない」が選曲されており、日向坂46公演でも「Overture」の前に披露していたようだが、単独公演なので特に共演するつもりでもなく単に始まりは同じだったとか共通の部分があるというだけの演出?
それ以外は新たに増えた曲もあるものの「流れ弾」「五月雨よ」特典Blu-rayでBACKS LIVE、アルバムでは1stツアーと前年のこのW-KEYAKI FESを収録…とここのところ毎回連続でライブ映像をつけているので、BACKSライブに櫻エイトがいないというのはあるにしてもソロパート回しが多くても客煽り以外に歌唱にブレのないほぼ100%被せっぽいボーカルなので何の面白味もないし、「Buddies」「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」「BAN」など早くも見飽きてきたなこれ…。
Type-B
W-KEYAKI FES. 2022 Director’s Cut Collections
無言の宇宙
コンセントレーション
カレイドスコープ
原田葵 & 尾関梨香 Message
音楽室に片想い~バスルームトラベル
バレエと少年
MC
危なっかしい計画
こちらは2022年8月20日公演の抜粋。この日に原田葵と尾関梨香の卒業セレモニーが行われた最終参加ライブとなり、今作でもしっかり2人の挨拶や欅坂46時代の楽曲を暗黒な表題曲は避けて2人の参加曲やイメージに沿った楽曲を中心に選曲。40分程度だったDAY1に対して70分程度までボリュームアップされている。DAY1の映像と比べると懐かしい曲も多くて新鮮。19日は良い天候だったがこっちは終始雨模様。この会場、晴れれば酷暑だし、台風直撃やらなんやらで意外と雨も多いし、毎年大変だな…。
Type-C
マネージャーのスマホに眠るメンバーの秘蔵動画集<2021年編>
乃木坂46が時々やっている「○○(マネージャーの名前や愛称)の動画」の櫻坂46バージョン。担当マネージャーが姿は出ないがコンビでコメンタリー解説を入れるところも踏襲した40分程度の映像。こっちは2021年の映像なので既にいなくなっているメンバーもチラホラ登場。映像にタイトルをつけたりと乃木坂46より丁寧な編集で差別化を図っている模様。またよく見ると撮影者がマネージャーではなくメンバー同士だったりする映像もあり、基本的に素の状態でリラックスした楽しそうなメンバーの様子が垣間見える。前グループ時代の暗黒なイメージも未だ強いのでメンバーが和気あいあいしている姿には安心感がある。
Type-D
マネージャーのスマホに眠るメンバーの秘蔵動画集<2022年編>
こっちは2022年の映像。2年分が一挙放出されたので続きは1年以上先になるか。
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