2022年10月5日
Special Edition
初登場1位 売上29.1万枚
初登場32位 売上0.02万DL(Special Edition)
7ヶ月ぶりのシングル。
7月に9月21日発売と告知されたが制作の都合上一部どうしても間に合わない箇所が発生したとして10月5日に延期された。9月21日は1週間延期してきたNMB48のシングル発売となった。
Type-A,B,C,劇場盤の4種だがA,B,Cは初回と通常があり、CD/DVDは同内容だがジャケ写が異なるのと初回はオリジナル生写真(全18種中1種ランダム封入)、特典シリアルコード券封入。
Type-A,B,C,劇場盤でC/Wが異なる。A,B,CのDVDに異なる各C/WのMVが収録され、今回もタイプ別C/WのMV制作が継続し、既に48系列ではSKE48が唯一となっている(他はC/Wどれか1曲のMVを作れるかどうかレベル)。また特典映像も継続しており、前作同様に卒業ドキュメントやメイキングがタイプごとに収録されている(前作が大場美奈卒業だったので卒業ドキュメントが須田亜香里に変わった以外は前作とフォーマットが同じ)。
5月30日に卒業を発表した須田亜香里の最終参加シングル。当初9月30日卒業としていたがシングルが9月21日から10月5日へ発売延期となり卒業後のシングルになってしまう事もあってか、その後に31歳の誕生日11月1日に卒業を延期すると発表した。
須田より前に5月17日に卒業発表していた古畑奈和は9月30日卒業としていたため当初の発売予定では卒業寸前ではあったが最初から今作不参加としていて参加しておらず、前作が最終参加だった事になった。
1.絶対インスピレーション
センターは青海ひな乃。C/Wでは何度かセンター経験があるが表題曲初センター。2019年の「FRUSTRATION」C/Wのカミングフレーバー名義「せ~ので言おうぜ!」と研究生名義「滑り台から」がデビュー作で「滑り台から」が初センター。「恋落ちフラグ」は全員参加だったので除くと前々作「あの頃の君を見つけた」で初選抜だった。前作「心にFlower」では選抜落ちしたもののC/W「じゃないロマンティック」ではセンター、そして今作で選抜復帰&いきなりセンターという快挙を達成。1度選抜入りして選抜落ちした後に選抜復帰センターはなかなか前例が無いような…。
作曲:杉山勝彦、編曲:杉山勝彦、谷地学。みん杉曲(みんな大好き杉山勝彦曲)だが、良メロ路線のイメージを打ち壊そうとした…というよりも直近でSKE48が小室哲哉が手掛けた劇場公演をやっていたのでそれを見たのか話だけ聞いたのかいずれにせよ小室サウンドに影響されたかのようなかなり小室感強めな曲。随所に漂うのはコードネームWOW WOW WOW WOWこと乃木坂46「Route246」。明らかに参考にしたかのような絶妙に似たり似てなかったりするアレンジやメロディー、特にサビ前半の早口のインスピレーション♪の部分は「Route246」サビ頭のHang in there!がそのまま当てはまるんじゃないかというくらいそっくりで続けてWOW WOW WOW WOWが来るんじゃないかと思ってしまうほど。いやしかしこれは…みん杉氏そんなに小室にハマっている時期だったのかなってくらいWOW WOW WOW WOWが浮かぶ小室ナンバーだなぁ…。
★★★☆☆
Type-Aのみ
2.私の歩き方/須田亜香里
卒業ソロ。作曲:五戸力、編曲:野中“まさ”雄一。そこまでスローではなくミディアムくらいの聞きやすいテンポではあるが…正直歌声があまりよろしくないので色々工夫したせいなのかけっこうコーラスがダブった感じの声になっていてソロ曲っぽさが薄いような…。歌詞はなんとなく卒業していく須田さんの心情に沿った感じにはなっているが、作詞家が策士家の手腕を一切発揮しておらず正直須田さんにあまり興味ないのかな?っていうくらいあまりキャラや軌跡を盛り込んでいる様子が無い。というか誰の卒業でも問題なく使い回せるような汎用型卒バラ歌詞になってしまっているように思う。珠理奈様に続く総選挙世界2位様であり、OVER 30’s WORLDまで在籍した功労者なんだからもう少しなんかさぁ…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.New Ager
9期10期11期生曲。センターは原優寧。
作編曲は渡辺徹。ブラス風シンセや爽快ギターが賑やかに鳴り響くド王道48型アイドルポップ。原優寧はデビュー作いきなりセンターの11期生だが11期生の中で最年長(20歳)らしい。しかしMVでは背の低い童顔なのでかなり幼く見える。中学生くらいの若い子センターにしたのかと思った。
★★★☆☆
Type-Cのみ
4.片想いフォーエバー
センターは中野愛理。表題不参加で「New Ager」にも参加していない8期以前のメンバーによる実質的なアンダー曲か。
「恋するフォーチュンクッキー」のような緩いノリのダンスポップ。王道48系を並べるのではなくこういう変化の付け方だと聞きやすい。
★★★☆☆
劇場盤のみ
5.私の時計/林美澪
前2作でセンターだったが今回は代わりのようにソロ曲。須田さんソロ同様にこちらもソロ感が無くコーラス等がだいぶダブった感じのボーカルに加えて一部追っかけボーカルみたいになっている。卒バラ以外のソロ曲って複数歌唱を前提にしたようなメロディーが重なる部分や掛け声やコーラス多めの曲をあてがうのって時々やるけどどういう意図があるんだろう。実際にソロで歌うのはかなり難しいのでは…。打ち込みの音に80’sポンポン音が鳴りまくるという80’s感漂う1曲。なんかチョイチョイ80’sサウンドっぽいのが導入され始めたが、策士家としても60代半ばになっていく中でおニャン子で一世を風靡したあの頃のサウンドに還っていくような心境になっているのだろうか。
今作は5曲それぞれにカラーがあったのでバランスは良かった。珠理奈様カラーの戦闘集団みたいなイメージも無くなってだいぶ新しいSKE48に変わってきたようにも思う。
★★★☆☆
コメント