出町柳パラレルユニバース/ASIAN KUNG-FU GENERATION

2022年9月28日
初登場9位 売上0.4万枚

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アルバムから半年、シングルCDとしては1年2ヶ月ぶり。表題曲のみ1週間前の21日に先行配信。
初回盤は昨年11月開催『ASIAN KUNG-FU GENERATION 25th Anniversary Tour 2021 “Quarter-Century”』Zepp Tokyo公演から7曲のライブ映像を収録したBlu-ray付。アルバムに続いてシングルでもDVD廃止でBlu-rayへ移行した。

1.出町柳パラレルユニバース

配信アニメ『四畳半タイムマシンブルース』主題歌。森見登美彦の小説のアニメ化で主題歌を担当するのは2010年「迷子犬と雨のビート」(『四畳半神話大系』)、2017年「荒野を歩け」(『夜は短し歩けよ乙女』)に続いて3度目となる。「夜は短し歩けよ乙女」って2021年に乃木坂46久保史緒里が出てた舞台か。

アジカンの表現するパワーポップ、ギターロックは伝統芸能と自称しているようにド王道な感じの1曲。どうにも近年は勢いよりもどっしりとしたベテランらしい佇まいの曲調続きなので地味と言えば地味であり、聞いている間は好印象ながらあまり印象には残らない、しかしアルバム収録された際に聞き返すと思い出すという曲が続いているが今回もまさにそれのど真ん中

あとアルバムに続いて急に音量を絞る傾向になったのか今作も音が小さめにまとまっているような…。
★★★☆☆

2.I Just Threw Out The Love Of My Dreams

WEEZERのカバー1996年10月のシングル「The Good Life」C/Wだった曲との事でコアなファンじゃないと知らない曲と思われる。2010年に2ndアルバム『Pinkerton』がデラックスエディションになった時に追加収録されているので現在のストリーミング環境では普通に2ndアルバムの曲として聞けるようにはなっている。AAAMYYYがボーカル、シンセでゲスト参加。シンセっぽい音色が混ざってAAAMYYYのメインボーカルに後藤ボーカルがコーラスしている感じだが、原曲に忠実にカバーというかほぼコピーしているようで原曲を聞いてみたらやはりシンセがうねっててゲストの女性ボーカルメインの曲でほとんど同じ。再現性を重視したカバーとしては秀逸なのでは。
★★★☆☆

3.追浜フィーリンダウン

喜多、後藤の共作。平メロは後藤、サビ(のような箇所)で喜多ボーカルというツイン編成。全くカラーの異なる2人のボーカルなので独特の味わいがある。ただ2人で順番に歌うと後藤がメインボーカリストな貫禄はけた違いにあるなとは思う。
★★★☆☆

4.柳小路パラレルユニバース

「出町柳パラレルユニバース」の歌詞違いバージョン。といっても部分的に歌詞が入れ替わっているだけなので大半は同じ。冒頭1ブロック4行のうち最初の3行は同じだし、4行目も”細い路地の先”が”改札の先”に変わっただけ、Bメロも”出町であって小路じゃない”が”小路であって小町じゃない”と単語が変わったのみ、サビに至っては”の風”が”の風”になっただけなので1文字しか変わっていない。その次の2行はごっそり変わっていてそこが1番の変化か。

正直さらっと聞いているとどこが違うのか分からない、聞き逃すくらいに同じ曲である。
★★★☆☆

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