2023年11月1日(単曲先行配信)
2023年11月15日
初登場2位 最高1位 売上27.3万枚
最高43位 売上0.09万DL(君は何を後悔するのか?)
最高48位 売上0.09万DL(雨とか涙とか)
最高49位 売上0.09万DL(楡の木陰の下で)
最高50位 売上0.09万DL(愛をもらったこともあげたこともない)
初登場26位 売上0.02万DL(Special Edition,アルバム扱い)
11月1日発売予定から延期され、11月1日は単曲での先行配信開始となった。8ヶ月ぶりのシングル。2022年は年1ポッキリだったが、年2リリースへと戻った。
瀧野由美子の卒業シングル。デビューから5作連続、10作中8作のシングル表題センターを担当した大エースだったが、48/46系で初期に連続センターを務めてグループの顔となった人物が1stアルバム発売を前に卒業するのは史上初にもなった。乃木坂46、HKT48がシングル10枚で1stアルバムをリリースしており、今作が10thなのでそろそろだったのではないかと思うが最近のアルバムの手抜きっぷりからして昨年からの好調の流れの中でもアルバムを出そうという話は全く出ていないのかもしれない…。最年少かそれに近い年少メンバーを固定センターに起用する事が多かった48/46系の中では瀧野由美子は年上組だったが1期生の同い年と年長者は既にみんな卒業して最年長になって久しく26歳になったのでそんなに先延ばしにできないというのもあったと思うし、アルバムは在籍時に出してあげてほしかったなぁ…。。なお1期生、2期生は募集要項が12~22歳までになっていて実際に幅広く採用していたので2期生だけでなく1期生にもまだ10代がいるが、次の最年長は瀧野と数ヶ月差の2期生尾崎世里花、小島愛子、続いて1学年下の1期生石田みなみ、2期生高雄さやかと続くので2期生の方が年長者が多い状態でドラフト3期も3人のうち2人が24歳。3期生から上限が20歳に引き下げになったが3期生の年長組は1期生の年少組より年上だったりする。
Type-A,B,劇場盤で2曲目が異なる(1,3曲目は共通)。A,BのDVDは表題曲MVで同内容。
A,Bは初回盤と通常盤でジャケ写が異なり、初回盤は応募抽選シリアルナンバー券封入、通常盤は生写真1種ランダム封入。
前作では久々にMV3曲制作(DVD化は2曲だったが発売後にもう1曲作られてYouTube公開)と景気が良かったが今作では表題1曲のみに戻ってしまった上、別映像や特典映像も無くA,BのDVDがMV1曲ポッキリで同内容というのは4th以来となった。
何故かSpecial Editionが配信アルバムチャートに初登場した翌週(2週目)に配信シングルチャートの公開範囲50位ギリギリに5曲中4曲が単曲で初ランクインするという謎の事態が発生した。
8週で200位圏外になった後、イベント効果で年明け1/29付に2.1万枚に爆上げして200位圏外からの1位浮上を果たして最高位を更新した。
1.君は何を後悔するのか?
卒業センターは瀧野由美子。作曲は鶴久政治、編曲はHiroya.Tで好評だった前々作「花は誰のもの?」と全く同じ作編曲陣に再度委託。
普通にいい曲ではあるが…「花は誰のもの?」の好評を受けての同じ制作陣への依頼というプレッシャーの中で「花は誰のもの?」以上の曲にはならなかった…(あれは奇跡の1曲だった)というのが正直なところ。48系にはあまりないアレンジの雰囲気はあるんだけど、今回は48系にちょっと寄せにいった感じがある。さすがに瀧野由美子の卒業シングルで「花は誰のもの?2」みたいな方向性は違うだろうという事であまりに王道からかけ離れた方向性ではなく、この作家陣なりに48っぽくした結果、なんか48っぽいんだけど48っぽくないというこのどっちともいえない作風になったのかなとはなんとなく思った。卒業シングルで純粋に良メロ系で…というならば素直にみん杉(みんな大好き杉山勝彦)に依頼した方が良かったような(48/46系でSTU48にだけ提供が無かったのでちょうどいい機会でもあった)。
★★★☆☆
Type-A
2.雨とか涙とか
1期生曲。作曲はToshikazu.K,Yugo.A、編曲はToshikazu.K。ドラフト3期生加入以降、1期生&ドラフト3期生、次に加入した2期生と分けての「思い出せる恋をしよう」だったりしたので1期生のみの曲というのは初めてじゃないだろうか。石田千穂と瀧野由美子のWセンターという情報もあるが映像も無く不明。瀧野由美子以外のシングルセンターは2回とも石田千穂で、「花は誰のもの?」のトライアングル方式の時も瀧野・石田と2期生の中村舞だったので今後は石田千穂が引き継ぎそうな感じではある。
わざわざスタートメンバーだけにしたのでもっと瀧野由美子を送り出す的な卒バラなのかと思いきやほとんど卒業は関係ない普通にいい曲系爽やかポップ。Toshikazu.Kは48/46に2~5曲ずつくらい偏りなく提供しており、どこのグループでも当てはまりそうな感じではある。
★★★☆☆
Type-B
2.楡の木陰の下で
2.5期研究生曲。一般公募ではなくアクターズスクール広島所属者を対象にしたSTU48×ASH限定オーディション「New Wave Project」での加入メンバーだったが、3期生加入に伴い2.5期生という扱いになった模様。ただ現在の立場は3期生と同じ”研究生”である。4人とも前作C/Wの「自然淘汰主義」(選抜以外の全員が参加した曲)で楽曲初参加でこれが2曲目。今回は揃っての扱いとなった。作曲はデレク・ターナー、編曲は野中“まさ”雄一。
これも爽やか系のアイドルポップ。ちょっと印象被るかな…。
★★★☆☆
劇場盤
2.幽体離脱と金縛り
3期研究生曲。全員初参加。しれぇっと2期生曲が飛ばされてるんすけど…と思ったら1期と2期の間に入るドラフト3期生の3人もハブられている。1期生は瀧野由美子を送り出す意味合いで今回仕方ないとして、研究生で2枠とか聞いたことないし、2.5と3期生は同じ研究生なので研究生枠でまとめてしまってドラフト3期と2期生でもう1曲が1番平和だったと思うんだけどどうしてこうなったのか。「New Wave Project」合格組と3期生を一緒にするのは違う…という事で2つに分け、結果枠が無くなってドラフト3期と2期生は無し…と。ドラフト3期生の3人は3人とも表題曲に選抜されているが、2期生で表題曲に選抜されていない池田裕楽、内海里音、川又優菜、迫姫華、清水紗良、鈴木彩夏、原田清花、宗雪里香、渡辺菜月のうちソロ曲がある池田裕楽以外の8人は今作で参加曲ゼロというあんまりな仕打ちになってしまった。どうしてこうなった。
作編曲はamazuti。突然「勇退離脱した事ありますか?ゆ・う・た・い・り・だ・つ…」と謎の台詞を早口でまくし立てて始まる謎ナンバー。ただ曲が始まるとこれも割と普通に爽やかポップ。最初の台詞部分でちょっとエキセントリックな主人公なのかなと思いきや曲本編はそこまでぶっ飛んでないし、出オチ感が…。う~ん、今回どれもギラギラもしてない清楚系の爽やかポップで統一されているんだけど幅が無さすぎてどれも同じ感じに聞こえてしまう。
★★★☆☆
3.愛をもらったこともあげたこともない
共通C/W。池田裕楽ソロ曲。作編曲は斉門。今年開催された「第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」優勝特典ソロ曲で、第3回に続く2度目の優勝となり、2度目のソロ曲となった(前回は7th『ヘタレたちよ』劇場盤C/W「気にならない孤独」)。前述のように2期生で表題曲不参加メンバー9人は参加曲ゼロの憂い目に遭ったが、池田裕楽だけは優勝特典ソロ曲枠で参加を果たした…が、この状況からしてこの枠はドラフト3期と2期生で使うべきだったのではないかと思わなくもない。優勝特典を来年以降のいつ出るか分からない次回作まで後回しにするわけにもいかなかったんだろうし、2度目の優勝という快挙をタイプ別C/Wで片づけるのもどうかという事で共通C/Wという待遇なんだろうけど…。
前回よりもゆったりした雰囲気の3連ミディアムナンバー。相変わらずバリバリの歌唱力で歌い上げているんだけどあまりに毛色が違い過ぎてアイドルのCDになんで突然歌謡系の歌手の曲が入っているんだという場違いな感じになってしまっているのも否めない。演歌歌手になった岩佐美咲はAKB48在籍中に演歌ソロ歌手デビューしたが渡り廊下走り隊もやっててアイドルと演歌歌手の両軸を使い分けていたけど、この人の場合、前回優勝後も表題曲に選ばれないままで毎回ほぼC/W1曲参加、今作は2期生曲だけ無いので参加曲がソロのこの1曲だけとなってしまい(参加曲ゼロになってしまった8人よりマシではあるが…)、1人だけ別稼働している状態。歌唱力No.1なのにこの扱いという事は普通に人気が無さすぎて選抜入りにならないという事だと思うんだけど来年1月のソロコン開催が決定するくらいには見込みがあるんだろうし、まだ19歳で若くてソロシンガーとしては可能性があってソロで集客できるならもうソロシンガー目指した方がいい気が…。
★★★☆☆
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