10th YEAR BIRTHDAY LIVE
豪華盤のみDISC 3
Making of 日産スタジアムライブ DAY 1
Making of 日産スタジアムライブ DAY 2
リリースデータ
2023年2月22日 | 音楽Blu-rayチャート初登場1位(総合1位) 音楽DVDチャート初登場2位(総合2位) |
売上4.3万枚 売上1.2万枚 |
ソニー |
メンバー(ライブ当時)
1期生 | 秋元真夏、齋藤飛鳥、樋口日奈、和田まあや |
2期生 | 鈴木絢音、山ア怜奈 |
3期生 | 伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、久保史緒里、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、山下美月、吉田綾乃クリスティー、与田祐希 |
4期生 | 遠藤さくら、賀喜遥香、掛橋沙耶香、金川紗耶、北川悠理、黒見明香、佐藤璃果、柴田柚菜、清宮レイ、田村真佑、筒井あやめ、早川聖来、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒、弓木奈於 |
5期生 | 五百城茉央、池田瑛紗、一ノ瀬美空、井上和、岡本姫奈、小川彩、奥田いろは、川ア桜、菅原咲月、冨里奈央、中西アルノ |
卒業生 | 生駒里奈、生田絵梨花、伊藤万理華、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、松村沙友理 |
乃木坂46、11thライブ映像作品。デビュー10周年を記念して2022年5月14,15日に日産スタアジアムで開催された2日間のライブの模様を収録。前年の東京ドーム公演で開催が発表され、今回は延期や予定変更無く開催された。東京ドームを越える史上最大規模の会場となり、7万人ずつの14万人を動員したとされる。2日間にわたって卒業生も一部ゲスト出演した。与田祐希は直前の5月8日に無症状PCR陽性判定とされたためDAY1は欠席、無症状の療養期間終了となるDAY2には出演した。
2日間セット+メイキング映像を収録した完全生産限定"豪華盤"Blu-ray,DVD、DAY 1、DAY 2単独でもBlu-ray,DVDで発売。
5期生は初参加ライブがいきなり最大規模の会場となった。この後に卒業を発表した山ア怜奈は卒業ライブを開催しなかったためこれが最後のライブとなった。また齋藤飛鳥、樋口日奈、和田まあやはバースデーライブ最終参加となり、1期生2期生は秋元真夏、鈴木絢音を残すのみとなった。今作発売時点では既に秋元・鈴木共に卒業発表済みでこの次の11thが2人の最終参加となった。
10周年記念ライブながら、規制がまだまだ続く中での開催となったが、過去2年の陽性者状況を踏まえてか、最初から例年の2月開催を5月までズラしての開催。さらに原則声出し禁止、コールは禁止としながら、驚きなど思わず出てしまった声はOKとするなど若干の規制緩和のアナウンスがされた。これは先を行くスポーツ観戦のルール緩和が進む中で今回は野外ライブでもあったために少しでも追従しようという動きだったと思われるが、10周年最大規模の高揚感、そして相次ぐ卒業メンバーの告知なしでのサプライズ登場といった演出の連発もあり、どよめきに留まらない声援が溢れ出していく様子は圧巻で人間的である。この規制下でもライブ会場に足を運ぶくらいのファンならばこれが自然で正直な反応だろう。
10周年なので歴史を辿る演出…ではあるんだけどバースデーライブ自体が元々歴史を辿る年1のイベントであるため、歴史を振り返るVTRがちょいちょい挟まれてもまたこの話か…とあまり新鮮味が無かったり、卒業メンバーが出てくると現役が霞むといった難しさはある。「バレッタ」で2期生の堀が登場してくれれば少し違ったのかもしれないけど今回は1期生の卒業生しか出てこないので卒業生が出てくるたびに秋元真夏、齋藤飛鳥、樋口日奈、和田まあやが駆け寄って再会を喜び合い、2期生以下が完全背景化を余儀なくされる。
選曲は2日間でベスト『Time flies』収録曲のうち最後の新曲群以外の全曲(シングル表題29曲+「最後のTight Hug」+アルバムリード4曲+配信2曲)は披露し、準リード的なC/Wなど上澄みの部分を救い取った感じ。いつものシングル表題ばかりになるのでどうしても過去9回+ドーム2回+特典映像諸々で毎回収録されている曲ばかりになるので、10周年という特別感以外は正直選曲は面白いものではない。アンダーもかなり扱いが悪くなっている印象。
会場規模がとにかく最大となったが、今回は中央を貫く花道が無いので反対側に行くのにもぐるり回り込んでの移動となる上に過去最長。中央を貫くトロッコ移動は2列時々出てくるものの1人乗り4台程度しか使ってなさそうで出番の多い最前メンバーの体力温存用といった感じ。縦は300〜350mはあると思われ、横でも200m以上はありそうなので丸1周したら1q越えているのではないか。さすがに曲中で1周させる演出は無く、長くても半周以下の移動に留めているようだが(それでも移動がある曲では1曲のショートサイズの間に400,500mレベルで移動してないか…)、曲によっては終始持久走状態。そういった過酷な条件下であるため、ほぼ歌入りのオケを流しっぱなしでいつも以上に生歌唱部分はほとんど無さそう。まあとにかく10周年、10周年めでたいという感慨で持って引っ張った1作といった感じで今作はライブの内容云々ではないな。素直に10周年の感慨に浸るだけにしておいた方がよさそうだ。
Making of 日産スタジアムライブ
いつも50分程度でまとまっている事が多かったが、今回は2日分をたっぷり100分越え。今回は10周年での卒業メンバー参加もあったため、基本的にはその部分をかなり時間をかけているのが特徴。確かに馴染みのメンバーではあるが、本編の演出同様に卒業生に少し寄せすぎている感はあった。
印象度★★★★☆
2023.4.22更新