SONGS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 提供相手 |
1 | 世界中の誰よりきっと | 上杉昇・ 中山美穂 |
織田哲郎 | 織田哲郎 | 中山美穂&WANDS(1992年) |
2 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | JIMMIE HASKELL | DEEN(1993年) |
3 | 愛を語るより口づけをかわそう | 上杉昇 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | WANDS(1993年) |
4 | チョット | 大黒摩季 | 織田哲郎 | 織田哲郎・ DENNIS MATKOSKY |
大黒摩季(1993年) |
5 | 咲き誇れ愛しさよ | 大黒摩季 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | Wink(1993年) |
6 | SUMMER DREAM | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 池田大輔・鈴木康志 | TUBE(1987年) |
7 | Be My Venus | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | JIMMIE HASKELL | 渚のオールスターズ(1988年) |
8 | サヨナラから始めよう | 森友嵐 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | T-BOLAN(1992年) |
9 | OH SHINY DAYS | 小田佳奈子 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | TWINZER(1992年) |
10 | 揺れる想い | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | ZARD(1993年) |
11 | 翼を広げて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | JIMMIE HASKELL | DEEN(1993年) |
Strings Arr.:JIMMIE HASKELL,織田哲郎(1)、JIMMIE HASKELL(3)
リリースデータ
1993年12月23日 | 初登場9位、最高7位 | 売上25.9万枚 | Produced by 織田哲郎 | BMGビクター(ルームス) |
織田哲郎1stセルフカバーアルバム。オリジナルアルバム『T』と同時発売。これまで提供してきた楽曲をセルフカバーしたアルバム。『T』同様にLAレコーディングが行われ、大半の楽曲をLAの現地ミュージシャンが演奏している。DEEN(池森秀一)、大黒摩季、TWINZER(生沢佑一)の3人はコーラスで提供相手本人が参加している(生沢は「サヨナラから始めよう」のコーラスも担当)。また池田大介が大輔に誤表記されているがMi-Keの作品で大輔に誤表記されてから宇徳敬子作品を中心に大輔表記にしていたため、意図的と思われる。年末年始の合算週のため記録上は初登場から3週連続9位となってから7位に浮上、以降8、9位を記録して6週連続トップ10入りを記録し、前作『ENDLESS DREAM』を上回り、アルバムでは最高売上となった。一方で同時発売の『T』は38位と低迷した。
発売当時はかなり現役感のあるヒット曲のセルフカバーアルバムだったと思われ、TUBEと渚のオールスターズを除くと9曲が92、93年の発売したばかりのヒット曲がズラリ。セルフカバー自体は原曲のようなヒット曲らしい煌めきは排した比較的落ち着いたアレンジの曲が多い。これまでの作品を聞いているとボーカルには慣れているのであまりそうは思わないが、織田哲郎のボーカルは元々けっこう濃い事もあり、アレンジはそんなに派手じゃないけどけっこうくどい、という印象を抱きがちな1作だと思う。実際織田哲郎のボーカルをほとんど聞いたことが無い状態で、これらのセルフカバーを最初に聞いた時は随分とくどさを感じたのを記憶している。改めて聞いてみるとこれはこれでいいとは思うけど…でもやはり提供相手のものがどれもヒット曲として完成されていた事もあって、今作はあくまで本人による別解釈、といった感じだろうか。それを踏まえれば今作も十分に楽しいが、セルフカバーだけではソロミュージシャン織田哲郎の魅力はあまり伝わるものではないと思う。しかし、DEEN2曲に池森さん参加してるのか…?ほとんど池森さんらしき声が聞こえないんだけど…。
なお後に非公認でリリースされた『complete of 織田哲郎 at the BEING studio』には今作から「咲き誇れ愛しさよ」「Be My Venus」以外の9曲を収録している。
印象度★★★★☆
2019.5.10更新