GOLDEN☆BEST 大黒摩季
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 虹ヲコエテ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 21stシングル 最高12位 売上5.6万枚 |
2 | PROMISE “I DO” feat.HIKARU UTADA | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 8thアルバム『O』収録曲 |
3 | いちばん近くにいてね -“Key West Lime Pie”ver.- |
大黒摩季& Being Staff |
大黒摩季 | 西平彰 | バラードベスト『weep〜maki ohguro The
Best Ballads Collection〜』収録Ver. 11thシングルのリメイク |
4 | 雪が降るまえに(single ver.) | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 22ndシングル 最高18位 売上2.7万枚 |
5 | アイデンティティ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 小西貴雄 | 23rdシングル 最高27位 売上2.0万枚 |
6 | 勝手に決めないでよ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 24thシングル 最高40位 売上0.6万枚 |
7 | チョット-“Drunker's Trip”ver.- | 大黒摩季& Being Staff |
大黒摩季 | 西平彰 | バラードベスト『weep〜maki ohguro The
Best Ballads Collection〜』収録Ver. 3rdシングルのリメイク |
8 | 夏が来る、そして… | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 25thシングル 最高35位 売上1.0万枚 |
9 | いとしいひとへ〜Merry Christmas〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 武部聡志 | 26thシングル 最高51位 売上0.6万枚 |
10 | ASAHI〜SHINE&GROOVE〜 | 大黒摩季& Sixteen famale fighters on the field |
大黒摩季 | 本間昭光 | 27thシングル 最高55位 売上0.6万枚 |
11 | OVER TOP | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 28thシングル 最高87位 売上0.3万枚 |
12 | 胡蝶の夢 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 29thシングル 最高56位 売上0.3万枚 |
13 | コレデイイノ?! | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 武部聡志 | 30thシングル 最高60位 売上0.2万枚 |
14 | 恋の悪魔〜She's no Angel〜 | シライシ妙トリ | シライシ妙トリ | 河野圭 | 30thシングル両A面曲 |
15 | ら・ら・ら-“Peace Out”ver.- | 大黒摩季& Being Staff |
大黒摩季 | 西平彰 | バラードベスト『weep〜maki ohguro The
Best Ballads Collection〜』収録Ver. 10thシングルのリメイク |
リリースデータ
2010年12月8日 2013年11月27日(廉価盤) |
300位圏外 | EMIミュージック・ジャパン |
大黒摩季7thベストアルバム。各レコード会社のシリーズ企画ベスト『GOLDEN☆BEST』シリーズの一環として、体調不良による活動休止のタイミングに合わせてリリースされた。01〜07年のEMI時代の全シングルA面を網羅。このためインディーズへ移動してから発売していた31stシングル「IT'S ALL RIGHT」やエイベックスで発売した32ndシングル「Anything Goes!!」は選曲対象外。「雪が降るまえに」のシングルバージョン、「恋の悪魔〜She's no Angel〜」はアルバム初収録となった。シングルはリリース順に収録され、さらに同時期に活動休止を発表していた宇多田ヒカルがコーラス参加したアルバム曲「PROMISE “I DO” feat.HIKARU UTADA」も時系列に組み込まれているが、バラードベストでリメイクされたビーイング時代の楽曲3曲は時系列ではなく随所に収録となっている。ビーイング時代の楽曲クレジットはバラードベスト時と同様に「Being Staff」表記がされている。
本人非関与で、多数リリースされる企画ベストシリーズの一環だったために発売自体がほとんど知られる事が無く、あえなく初のチャート圏外となった。2013年11月にはEMIの『ゴールデン☆ベスト』シリーズが一斉に999円で限定再発され、今作もそのラインナップに含まれた。このため実質2度も勝手に発売されていた作品だったが、2016年のビーイング復帰後の公式サイトにおいてはディスコグラフィーに掲載されており正式に公認作へ昇格した。
EMI時代のシングルを一気に聞けるので、『BEST OF BEST〜All Singles Collection〜』のそのままの続きとして聞ける1枚。しかも休止に至るまでの08〜10年では「IT'S ALL RIGHT」「Anything Goes!」「Anything Goes! “Ballad”」しかシングルCDは出ていないので、かなりのところまで網羅できる。ついでに2016年の『Greatest Hits 1991-2016〜All Singles +〜』は両A面はスルーしているが今作は「恋の悪魔〜She's no Angel〜」もしっかり収録している。「恋の悪魔〜She's no Angel〜」のアルバム収録は今作のみだというのは特筆すべき点だ。
ヒット曲が全く出なくなってしまったので自主的に追いかけているかタイアップ先に触れていない限りは基本的に知らない曲しか入っていない事になるが、EMI時代のベスト盤がバラードベストしか無かったので重宝される1作。ビーイングを一緒に離脱した葉山たけしとは移籍1作目のアルバム『O』で離れ(何度かその後も参加したことはある)、新たなアレンジャー陣と組むようになった。オリジナルアルバム単位で聞いていくと1作ごとに違う方向へ向かったり戻ったりしていたが、シングル単位で聞くと概ねのイメージはそんなに変わっていない。デジロックっぽい作風もほぼパブリックイメージ通りだが、ビーイング時代で言えば後期の延長線上で比較的応援歌的な楽曲が増えている印象。特に同世代の頑張っている女性に向けて共に頑張っていこうという少し先を行く人生の姐さん的な頼もしさが感じられる。本質的なところでは売れていた頃から大きく変わってなくて安心して聞ける反面、やはり売れてた頃に比べると印象に残りにくいところもあり難しいところ。それでも以前のヒット曲は知っているがEMI以降の大黒摩季を知らないのであれば便利な1作だし、『BEST OF BEST〜All Singles Collection〜』の次の1枚としてもこの上ない1枚だと思う。ただ客寄せパンダのように随所に配置されたヒット曲のリメイクバージョンは流れも損なうし、正直これを入れるならアルバムのリード曲を引っ張ってきた方が良かった。
印象度★★★★☆
2010年当時の感想を2017.2.25修正