NEW BEST 男闘呼組

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 DAYBREAK 大津あきら MARK DAVIS 松下誠・MARK DAVIS 1stシングル 最高1位 売上69.3万枚
2 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 実際に収録されているのは3rdシングルC/W「秋-It's a ballad-」
2ndシングルのリメイク
3 TIME ZONE 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 3rdシングル 最高1位 売上35.4万枚
4 CROSS TO YOU 平井森太郎 MARK DAVIS MARK DAVIS 4thシングル 最高1位 売上23.0万枚
5 別離のハイウェイ 安藤芳彦 熊谷安廣 沢健一 1stアルバム『男闘呼組』収録曲
6 Burn it 高柳恋 MARK DAVIS MARK DAVIS 2ndアルバム『男闘呼組 二枚目』収録曲
7 ロックよ静かに流れよ 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 1stシングルTYPE2のみC/W
8 第二章 追憶の挽歌 安藤芳彦 MARK DAVIS MARK DAVIS 1stシングルTYPE1のみC/W
9 ROCKIN' MY SOUL 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 4thシングル両A面曲
10 熱くささやかな叫び 岡本健一 MARK DAVIS MARK DAVIS 2ndアルバム『男闘呼組 二枚目』収録曲
11 DON'T SLEEP 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 5thシングル 最高2位 売上16.8万枚
12 翼なき疾走 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 2ndアルバム『男闘呼組 二枚目』収録曲
13 OVER THE RAIN 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 3rdアルバム『参』収録曲
14 THE REAL 安藤芳彦 MARK DAVIS MARK DAVIS 3rdアルバム『参』収録曲
15 Stand Out 大津あきら MARK DAVIS MARK DAVIS 1stシングルTYPE4のみC/W

リリースデータ

1994年11月23日 100位圏外 BMGビクター

メンバー

Vocal,Guitar 成田昭次
Vocal,Keyboard 前田耕陽
Vocal,Bass 高橋一也
Vocal,Guitar 岡本健一

男闘呼組2ndベストアルバム。現役時代の92年のバラードベスト『BEST OF BALLADS』以来となるベスト盤。通常のベストアルバムとしては初。解散後にリリースされた『ロクデナシ』以来1年3ヶ月ぶりの作品となったが解散とは関係がなく、BMGビクターの企画ベスト『NEW BEST』シリーズの一環として森田健作、桑名正博、大貫妙子、石川秀美、佐野量子と同時発売(12月には演歌・歌謡系も一斉発売された)。レコード会社による一方的な企画ベストで特に宣伝もされなかったため全員100位圏外となった。今作はMARK DAVISがメインで作編曲を担当していた5thシングル、3rdアルバムまでからの選曲(1988〜1990年の3年間のみ)。この時代にもメンバーの作曲はあったが一切選曲されず、「別離のハイウェイ」以外は全てMARK DAVIS作編曲から選曲されている。

「秋」は2ndシングルではなく、3rdシングルC/W「秋-It's ballad-」で収録されているという表記ミス(収録音源ミス?)がある(「秋」はアルバム未収録だが「秋-It's ballad-」は既に『BEST OF BALLADS』収録済みだったため、収録音源を間違えた可能性が高いか…?)。また4thシングルまではオリジナルアルバム未収録だったため、バラードベスト『BEST OF BALLADS』に収録された「秋-It's ballad-」以外の「DAYBREAK」、「TIME ZONE」、「CROSS TO YOU」、「ROCKIN' MY SOUL」、「ロックよ静かに流れよ」、「第二章 追憶の挽歌」、「Stand Out」はアルバム初収録となった。

現役時代はバラードベストだけだったが突如な解散から1年以上経過してレコード会社の企画ベストシリーズの1作という形で実現した初の本格ベストアルバム初期4シングルがここでようやくアルバム初収録となったが、男闘呼組のヒット曲というのはまさにこの初期に集中していた。概ね現在ある程度ヒット曲として残っているのは「DAYBREAK」と「TIME ZONE」の2強で、残りのトップ10ヒットはリアルタイムで追っていた人ならかろうじて知っている、それ以降は最早知られていないというのが実情だと思われる。しかしとりあえずヒットシングルを聞きたい場合に手に取るべきアルバムがここまで存在しなかった…。

ハードロックを基本とした硬派な不良系ロックバンドのイメージ通りの楽曲が一本貫かれた1作。今作は自作曲も選曲せずにMARK DAVISの楽曲ばかり収録しているので概ねデビュー曲「DAYBREAK」の路線そのままの楽曲が並んでいて男闘呼組の印象を決定づける1作になっていると思う。カッコいいにはカッコいいんだけど幅が無さすぎるところはある。かといって明るい曲とかアイドルっぽい曲を入れても軸がブレてしまうのでロックバンドというのはジャニーズとしても方向性が難しかったと思われ、この94年にデビューしたTOKIOはアイドル色を極限まで出してロック色は極限まで薄める真逆の方向性でデビューさせた辺りからも試行錯誤が伺える。またMARK DAVISとは馬飼野康二の事であり、馬飼野康二はこれ以前からHey! Say! JUMPやSexy Zoneの時代までジャニーズグループの主にデビュー初期の提供を多めに提供しているが、編曲まで一貫して手掛けている男闘呼組においては他ジャニーズへの提供している王道的なジャニーズ楽曲とは一線を画していて別のモードになっているのも面白いところだと思う。

ただこれが男闘呼組のベストアルバムかというと微妙に異なる。男闘呼組はこの後自作で独自の道を進んでいったが、今作にはその模様は微塵も収録されていない。あくまでこれは男闘呼組の活動前半のみをまとめたものであり、活動の全貌を総括しているのは99年の『ヒット・コレクション』の方であり、どちらかを選択するなら今作ではないかなと思う。

男闘呼組以外のジャニーズで馬飼野康二が男闘呼組モードになったことが後年1度だけあってそれは97年のTOKIOのアルバム『WILD&MILDである。TOKIOの中でも突如異色の硬派な方向性となったこのアルバムだが何故あのアルバムがあんな作風だったのかという答えが男闘呼組にあり、今作はTOKIO『WILD&MILD』の方向性の理由を把握する意味合いでは最適な1作でもある。

B00005EID6 

印象度★★★☆☆

2020.7.6更新

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