THANKS 20th Edition〜Pocket Biscuits Single Collection+〜

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Rapturous Blue CHIAKI&ポケットビスケッツ パッパラー河合 パッパラー河合 1stシングル 最高20位 売上29.2万枚
2 YELLOW YELLOW HAPPY CHIAKI&ポケットビスケッツ パッパラー河合 パッパラー河合 2ndシングル 最高4位 売上120.6万枚
3 Red Angel CHIAKI&
ポケットビスケッツ
パッパラー河合 パッパラー河合 3rdシングル 最高2位 売上109.8万枚
4 GREEN MAN UDO&ポケットビスケッツ TERU&パッパラー河合 パッパラー河合 4thシングル 最高3位 売上18.7万枚
5 POWER CHIAKI&ポケットビスケッツ パッパラー河合 パッパラー河合 5thシングル 最高1位 売上90.5万枚
6 青の住人 TERU TERU パッパラー河合 TERU ソロシングル 最高14位 売上9.9万枚
7 マーガレット CHIAKI 大野宏明 ウエストサイダーズ Chiaki&Fruits Flowers ソロシングル 最高11位 売上12.2万枚
8 Strawberry CHIAKI 田辺恵司 田辺恵司 Chiaki&Fruits Flowers ソロシングルC/W
9 まごころ   和田薫 旭純 UDO ソロシングル 最高16位 売上7.7万枚 Instrumental
10 まごころ(Classical Version)   和田薫 旭純 UDO ソロシングルC/W
11 Days CHIAKI&ポケットビスケッツ パッパラー河合 パッパラー河合 6thシングル 最高4位 売上35.1万枚
12 My Diamond CHIAKI&ポケットビスケッツ パッパラー河合 パッパラー河合 6thシングル両A面曲
13 ポケビのうた TERU&UDO 松任谷正隆 松任谷正隆 ベスト盤『THANKS』収録曲 TERU&UDOのみ
14 Rapturous Blue
(New Sound English Memorial Version)
CHIAKI&ポケットビスケッツ パッパラー河合 パッパラー河合 1stシングル 1stアルバム『カラフル』収録Ver.
15 YELLOW YELLOW HAPPY
(Album Version)
CHIAKI&ポケットビスケッツ パッパラー河合 パッパラー河合 2ndシングル 1stアルバム『カラフル』収録Ver.

リリースデータ

2016年11月23日 初登場147位、最高45位 売上0.3万枚 Produced by TERU
13 Produced by 松任谷正隆
ユニバーサル

メンバー

CHIAKI(千秋)
TERU(内村光良)
UDO(ウド鈴木)

ポケットビスケッツ再編集ベストアルバム。00年にリリースしたベスト盤『THANKS』をストレートなシングルコレクションに寄せて再編集した作品。『THANKS』の発売からは16年しか経過しておらず、20thとはデビュー20周年を指している。『THANKS』から新規制作されていたインスト2曲を削除、新規アレンジを加えていた「まごころ」「Days」をシングルバージョンに戻し、アルバム未収録だったソロシングルのC/W「Strawberry」「まごころ(Classical Version)」を追加して全てリリース順に収録。加えて1stアルバムに収録されていたシングル2曲のアルバムバージョンを最後に収録している。松任谷由実との共作シングルでラストシングルでもあったYuming&Pocket Biscuits名義での「Millennium」のみ今回も未収録のままとなった。新規にKenji Yoshinoによるリマスターも行われている。発売当時はほとんど話題にならなかったが、2018年の日テレ「24時間テレビ」で一夜限りの復活として「YELLOW YELLOW HAPPY」「POWER」を披露(TERUとUDOは自身のパート演奏も行った)。この効果で174位に再浮上し、在庫供給が安定したその翌週には一気に45位に急浮上した。

シングルコレクションとしてはいいんだけどこれを何故『THANKS』のリイシュー盤という形で出したのかはかなり謎というか正直このせいでかなり中途半端な印象の1作になってしまった。シングルを並べて最後にシングルの別バージョンを引っ張ってくるみたいなやり方は『GOLDEN☆BEST』シリーズのやり方に近く、これが『GOLDEN☆BEST Pocket Biscuits Single Collection+』なんていうタイトルで出ていれば特に不満は無かったんだけど…。

『THANKS』の再編集盤としては「Rapturous Blue」は全部英語詞だしアレンジも違うのでいいとして、「YELLOW YELLOW HAPPY」のアルバムバージョンは冒頭に加工されたサビ部分の音が入っているだけであとはシングルと同じなのでわざわざ入れる意味が分からない。そもそもここまで収録すると残りは1stアルバムの4曲+「Millennium」、「Rapturous Blue」のアルバムバージョン、今回削除されたインスト2曲だけになるわけだから、2枚組で全曲集、なんなら全く商品化されていないPVやVHSのまま放置されたライブ映像なんかもDVD化してコンプリートコレクションとしてリリースしてくれれば歓喜だったのに…。

「Millennium」未収録は残念ながらそれでもアルバム未収録だったソロ曲の「Strawberry」、『THANKS』ではバックのアレンジが変わっていた「まごころ」のシングルアレンジとそのC/Wまで収録されたのは魅力だ。シングルコレクションとしては逆に『THANKS』の方が中途半端だったので今作に十分に意義はあると思う。パッパラー河合が作った一連の楽曲はどれも気合が入っていて素晴らしかったし、時を経ても懐かしさ以上に改めていいなと思えた。CHIAKIの歌詞も改めて存分に個性を発揮していて魅力的だと思う。CDだけで聞くとあまり見えてこないが、TERUのキーボードパートが増えていったり、UDOがギターに挑んでいくという素人が努力を重ねて演奏を習得している成長的要素もこのユニットの大きな魅力だった。

千秋のソロ活動のために活動を終わらせるも千秋のソロはセールス的には大失敗状態となりすぐに歌手活動からは撤退してしまった(ポケビ最後の武道館ライブでは千秋がソロ歌手として成長してソロで武道館に立てるくらいになったらその時は呼んでくれというMCもあったが…)。千秋の個性的なキャラクターは芸能人としては好き嫌いの別れるものだったし、ソロになるとその部分がやはり厳しいところがあったと思う。やはりこの企画でこの3人だからこそ千秋のキャラが活きるという化学反応はあったし、いつか復活してほしいと思いつつも、復活しないからこそ伝説だし、もう1度この頃の勢いを再現したり越えたりするのは難しいだろうなとも思う。

THANKS 20th Edition~Pocket Biscuits Single Collection+  

印象度★★★★☆

2016.12.28更新

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