レミオベスト
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Sakura | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | 新曲 |
2 | 3月9日 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 3rdシングル 最高11位 売上13.9万枚 |
3 | スタンドバイミー | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 3rdアルバム『HORIZON』収録曲 |
4 | 電話 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | 2ndシングル(メジャー1st) 最高29位 売上2.2万枚 |
5 | ビールとプリン | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | インディーズアルバム『フェスタ』収録曲 1stアルバム『朝顔』収録曲 |
6 | もっと遠くへ | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | 13thシングル 最高6位 売上5.3万枚 |
7 | 雨上がり | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | 1stシングル(インディーズ) 最高43位 売上2.5万枚 |
8 | 南風 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太/ 前田啓介 |
レミオロメン&小林武史 | 6thシングル 最高9位 売上5.3万枚 |
9 | 明日に架かる橋 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 3rdアルバム『HORIZON』収録曲 |
10 | 太陽の下 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 8thシングル 最高2位 売上18.5万枚 |
11 | Wonderful&Beautiful | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 11thシングル 最高3位 売上4.7万枚 |
12 | アイランド | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | ライブアルバム『Flash and Gleam』収録曲 冒頭部ボーカル加工を排した新ミックス |
13 | 粉雪 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 8thシングル 最高2位 売上85.9万枚 |
14 | 紙ふぶき | 藤巻亮太 | 前田啓介 | レミオロメン&小林武史 | 3rdアルバム『HORIZON』収録曲 |
15 | 夢の蕾 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 14thシングル 最高3位 売上2.5万枚 |
Strings Arranged by 小林武史&四家卯大(3,5,10,12,13,15)、小林武史(14)、皆川真人(1)
注:以上のようにクレジットされているが、以前発表されていたクレジットと違う箇所がいくつかあり、誤植と思われる。
・『3月9日』『ビールとプリン』編曲はレミオロメンの単独名義。
・さらに『ビールとプリン』にそもそもストリングスが入っていないのにストリングス表記がある。
・『もっと遠くへ』編曲はレミオロメン&小林武史名義。ストリングス全開なのに今回ストリングス表記が無い。
よって『3月9日』の編曲は誤表記で、『ビールとプリン』と『もっと遠くへ』の編曲表記は逆になっていると思われる。
また『南風』『3月9日』は2ndアルバムで作曲レミオロメン名義だったが、これはシングル時の表記である個人名に戻されている。
リリースデータ
2009年3月9日 | 初登場1位 | 売上51.6万枚 | Produced by 小林武史&レミオロメン | OORONG RECORDS |
メンバー
Vocal&Guitar | 藤巻亮太 |
Bass | 前田啓介 |
Drums | 神宮司治 |
レミオロメン初のベストアルバム。"3月9日"に合わせてのリリース。シングル「夢の蕾」から所属事務所の烏龍舎がエイベックスと組んで設立したOORONG RECORDSへ移籍。権利ごと移動させたようで、移籍に伴う前レコード会社からのリリースでは無く、OORONGからのリリースとなり、これまでのアルバムも後にOORONGからすべて再発された(シングルは全て廃盤)。「夢の蕾」がアルバム初収録。加えて新曲「Sakura」が収録された。また「アイランド」は1番サビ前までの藤巻のボーカルエフェクトが外されたミックス変更で収録されている。ここまでのシングル14作A面16曲のうち「アカシア」「モラトリアム」「蒼の世界」「茜空」「蛍」「RUN」「オーケストラ」の7曲が未収録。低迷した『風のクロマ』から一転して、『HORIZON』には及ばなかったものの『HORIZON』に続く2番ヒットを記録した。
初回盤は『Flash
and Gleam』の完全版映像化で2006年8月12日に地元山梨で行われた3万人野外ライブの全曲を収録したDVD付。デジパック仕様。
山梨県限定盤は初回盤の内容に加えて未発表デモ曲「ラジオ」収録のDISC-3が付属。初回盤に外付けでDISC-3のマキシケースが付属する仕様。
通常盤はCDのみ。
活動休止後しばらくしてOORONG RECORDSが消滅したため、通常盤も廃盤となっている。配信においては2014〜2015年にかけてSPEEDSTARに権利を移動させて各シングル、アルバム全作が配信された。その後2019年10月1日には一転してOORONG-SHAへと権利を変更して再配信された。さらに初回盤と通常盤のAmazon登録が何故か抹消されてしまっている。
半数近いシングル曲が外されるなどシングルを重視していないが、あくまでレミオロメン初心者に向けての入門ベスト盤。コアファン向けというよりかは広く一般リスナーに向けての選曲になっているようだ。最もヒットし、ポップな作風だった3rdアルバムからはアルバム曲が3曲も選ばれている辺りからもそれが伺える。それでいてちゃんと初期の3ピース時代の曲もしっかり収録している。一方で2ndアルバムからはシングル2曲しか収録されていない。3ピースロック路線の代表曲「モラトリアム」まで外してしまってまで『HORIZON』から3曲も選ぶ必要あったのかは少々謎だ。それでもレミオロメンの一通りの歴史はさらっとまとめられたベストアルバムだとは思う。これだけで完結しちゃったリスナーが大半っぽいけど、オリジナルアルバムを辿るとあくまで入門用ベストである事が分かり、何でベストに入らなかったの?と思える曲にはどのアルバムを聞いても必ず見つかると思う。これで完結しない、余地を残したベストアルバムとして実に優秀な1枚。率直に言えば「3月9日」「粉雪」目当てのリスナーに向けて一直線に提示できる1枚でもある。
新曲『Sakura』は新鮮な感じだが、これは小林ではなく皆川真人を招いている事での新風といった曲で、当時はCMでかなりOAされていたのでリード曲としても機能していた。小林武史を離れての新たな一面を見せたけど、この後進んだ方向性ともまた違っていて割と独立した1曲になった感じはある。
印象度★★★★★
発売当時の感想を2016.6.19修正