FLEX
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | snow loop | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | 2024/11/20配信シングル |
2 | smile again | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | 2024/12/25配信シングル |
3 | 烏龍茶 | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | |
4 | about a boy | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | |
5 | 明日のむこう | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | |
6 | 僕のかけら | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | |
7 | 口笛 | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | |
8 | Happy days | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 | |
9 | lonely star | 三好真美 | 三好誠 | 古井弘人 |
リリースデータ
2025年1月11日(ライブ会場限定) 2025年5月23日〜(公式通販開始) |
HOST KILLED HOSTESS RECORDS |
メンバー
Vocal | 三好真美 |
Guitar | 三好誠 |
rumania montevideo4thアルバム。23年ぶりのアルバム。『MO' BETTER TRACKS』を最後に解散宣言も無くフェードアウトしていたが、2019年3月に三好誠がTwitterを開始して再始動を宣言。姉の三好真美と2人体制+サポートでライブを行うとして準備を進め、2019年12月1日にGIZA御用達のhills パン工場ライブハウスでライブを決行。この際には麻越さとみ、松田明子、間島和伸も会場に訪れており、後にメンバー5人の集合写真が公開されている。続けて2020年春にライブを開催予定だったが世界変異によるライブ封じにより中止を余儀なくされ、三好誠が山口県に転勤となったため活動自体も継続困難となった(この時点で会社員として働きながらの音楽活動と正式に判明)。その後2021年には三好誠が元少年ナイフのLitsukoとのユニットmophing peopleを開始していたが、2024年秋になって再度rumania montevideoを始動させていてアルバム制作中と明かした。先行配信としてリリースされた「snow loop」「smile again」は一般配信(DL/ST)されているが、今作はライブ会場限定CD販売となった。5月23日になってBASEシステムを使用しての公式通販を開始し、通販でもCD購入可能となった(三好誠の個人Xで固定にもせずにしれっとリンクを出しただけなのですぐ埋もれてしまい全く周知される状態にない。バンドの公式Xもその後立ち上げたが通販サイトへの案内をしていない始末)。
2019年当時及び中止になった2020年のライブはGIZAとの契約が残っていたため許可を取ってライブをしたとしているが、今作までの間にGIZAとの契約が正式に終了(FIELD OF VIEWも同様に独立しているので2023年にB ZONEに社名変更したのがきっかけで契約体制が見直されたのだろうか?)していて、今作は独立しての個人での制作となっている。当時のアレンジャーである古井弘人がアレンジャーとして参加した。今回のライブには元ギターの間島和伸も参加。さらに「snow loop」配信時にはまるでメンバーかのように間島和伸のコメントだけが公開されるなどしていたが、今作には間島和伸の名前は一切表記されておらず、正式なメンバーは三好姉弟の2人のみとなっている(三好誠のコメントでも間島も参加するがあくまで2人での再始動としている)。
23年近く警戒しているんだけど驚くほど『MO' BETTER TRACKS』からそのまま地続きの自然な4thアルバム。陰りのある重めのロックナンバーから打ち込み全開まで当時から同じバンドとは思えない作風の幅広さだったが、ユニットと考えれば自然でもある。やはり実際のところ姉弟と古井弘人の3人が中核を担っていたのでこの3人が揃ってrumania montevideoとして制作すればもう完全にrumania montevideoになる、という事か。それにしてもボーカルのイメージも全く変わってない。恐らく引退して一般人生活を送っていたと思われるが(三好誠は会社員になっているらしき事を語っているが三好真美は何も発信していないので不明)、逆に当時からライブも無くて過度に喉を削る事がなかったのが良かったのか、20年近いブランクをものともしない実は天性の喉を持つシンガーだったのか。時空が飛んだというか、本当にあの頃のままを完全に実現できてしまっているのが凄い。T-BOLANにしてもZYYGにしてもFIELD OF VIEWにしても再開してもやはり積み重ねた年月により声も作風も変わっていてあの頃のまま同じとは行かなかったが、むしろそれが自然なわけで。今作の変わらなさは何だろう。異次元に迷い込んだかのようだ。正直各楽曲にそんなに強い印象はないが、三好誠本人も"私のやりたい音楽と、ビジネスやお金はほとんど結びつきません。お金は音楽以外で調達するのがよさそうです。その方が私らしいオルタナな音楽を届けられると思います。"と語っているように、らしさは存分に発揮されているのでそれでいいんだと思う。
印象度★★★☆☆
2025.6.28更新