Account of a dream

No タイトル 作詞 作曲 編曲
1 bye-bye my love 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
2 無力な空 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
3 嵐の中の灯台 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
4 Monologue 葉山拓亮 葉山拓亮 葉山拓亮
5 新世界の翼 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
6 まほろばかなた〜誓いの先に〜 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
7 まだ見ぬ世界へ 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
8 赤色の鏡 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
9 二人の空 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮
10 名なし花 河村隆一 河村隆一 葉山拓亮

リリースデータ

2020年6月26日 RKF(FC)通販・WonderGOO/新星堂店舗&通販限定 チャート対象外 Produced by 河村隆一 VOX MUSIC

河村隆一12thアルバム。『Close to you』と2枚同時発売。。LUNA SEAでのリリースはあったがソロでは3年半ぶりの作品。LUNA SEA復活後もほぼ年1のアルバムリリースを継続していたが2017年以降はライブのみとなりソロでの新作は発表されていなかった。RKF会員限定WEB販売、一般発売はWonderGOO、新星堂の店舗限定販売で一般発売の通販はWonderGOO/新星堂の合同サイトによる販売のみ。WonderGOO/新星堂は共に既に単独での販売サイトを持たず、合同通販でヤフーショッピングと楽天に出店する形を取っているため、事実上FC会員以外は通販ではヤフーか楽天経由でしか購入できない。送料も決まっているため各3800円だが送料が確実にかかるため2枚同時購入で8150円となる。O社には作品登録されておらず集計対象外になっている。特典としてARメッセージ動画付きポストカードが付属する。発売後即品切れとなり、何度か再入荷はされたようだが結局年内には入手不可となっていた。その後次回作発売時に2021年2月10日に次回作と合わせて3作同時に配信開始となった。

公式サイトでは2枚同時発売としか書かれていないが、公式ブログでは年明け頃から2020年はアルバムを4枚作っていると宣言していて、教会アルバム、舞台アルバム、提供曲アルバム、バラードアルバムを制作する旨を綴っていた。やがて教会アルバム、舞台アルバムが同時発売となる事が示唆されているが、2枚のうちどちらが教会アルバムでどちらが舞台アルバムなのか明言されておらず、ミックスやレコーディングが終わったとか完成したいう報告ブログが散発的に上がるのみ。この日のブログにて曲名が上がっていてこの曲は今作の収録曲である事から、今作が舞台アルバムに該当するようだ…という事をブログをさかのぼりながらようやく突き止める事ができた。公式ブログ以外に作品内容の説明が一切ないので分かりにくかった…。

また一応全曲新曲ではあるが大半の曲はライブでは披露していて来場者にCDとして配布していた楽曲もあった模様。どれが該当するかはファンのライブレポを探してきて照らし合わせて確認するしかなく、公式には配布情報は無く、wikiでも全く触れられていないため詳細は不明。

今回もアレンジャーは葉山拓亮。演奏陣は沼澤尚のDrums、福田真一朗(1)菰口雄矢(1,2,4,5,6,7,8,9)のギター参加は2作共通しているが、葉山拓亮の演奏楽器はKeyboards,Programming,Pianoと楽器の種類が異なり、Bassは田中晋吾、サックスプレイヤーの参加は無く、2曲でストリングス隊4名(2,5)、中ノ森文子(1,2,6,7,8,),hikaru(1,5,6,9,109がChorusを担当している。

『Close to you』とはベーシストを変え、Rhodes Pianoメインだった葉山拓亮の楽器がキーボードメインになり、ストリングスの導入女性コーラス2名が参加してサックスは無しと演奏形態に明確な違いがある。大枠では真面目なミディアム〜バラードメインという落ち着いたいつもの路線だが一応今作の方が方向性が多彩。これはどちらかというと『Close to you』の作風が一直線すぎたというのもあるが、コーラス参加がけっこう効いていて、コーラスというより半ばデュエットに近い形で女性ボーカルが絡んできたりソロ歌唱している箇所もあり、この辺りはいかにも"舞台"アルバムっぽいところだと思った。それでも相変わらずこれといったリード曲的存在もなく真面目なバラードばかり続くのでいかんともしがたいところはあるが、そろそろぐったりしてきた7曲目「まだ見ぬ世界へ」でこれギターINORANになったらTourbillonになるんじゃね?というようなロックナンバーが来たと思ったら続く「赤色の鏡」はさらに激しさを増したアッパーなロックナンバー。最後2曲はまたバラードに戻って終わってしまうが、2枚合わせて全部ミディアム〜バラード系かとすっかりあきらめたタイミングでロックが来たのでいい意味で意外性があって良かった。ポップスターだった頃のポップなヒットチューンはもうやる気も全くないとは思うんだけど、それでもとりあえずもう少し真面目バラード以外も聞きたい…。

     

印象度★★★☆☆

2020.8.2更新

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