Colors of time
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | God's gift to man | 河村隆一 | 河村隆一 | 河村隆一 | |
2 | Longing for | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
3 | あなたの花 | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
4 | August | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
5 | Guitar Riff | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
6 | raindrop | 河村隆一 | 葉山拓亮 | 葉山拓亮 | |
7 | a butterfly | 河村隆一 | 河村隆一 | 河村隆一 | |
8 | Colors of time | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | 全英語詞 英訳:渋谷アキ |
9 | line of flight | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
10 | oneself | 河村隆一 | 河村隆一 | 河村隆一 |
リリースデータ
2016年9月28日 | 初登場29位 | 売上0.4万枚 | Produced by 河村隆一 | avex trax |
河村隆一10thアルバム。前作から11ヵ月でのリリース。3作連続で先行シングル一切無し、全曲新曲で構成されている。また高音質のHQCDが引き続き採用されている。HQCDは2015年にUHQCDへの進化を果たしているが前作も今作もHQCD採用に留まっている。今回はDVD付、CDのみの2種発売。初回盤はスリーブケース付属。DVD付には「Longing for」MVと「Colors of time」Making Movieを収録。
「Colors of time」で生の弦を使用した以外はあえてストリングスをキーボードで表現するなど前作ほど生音にこだわってはいないが今作も基本バンド演奏は生音。さらに「大人のロック」を掲げた上質な味わいの楽曲が並んでいる。ロックといってもTourbillonも再始動して1ヶ月後にはアルバムを控えていたためか、激しい曲はなく、基本的には落ち着いた大人の余裕を感じさせる雰囲気。盛り上がるライブではなく、"音楽を聞く"ビルボード形式とかディナーショーみたいなライブの方が似合いそう。
「God's gift to man」でのやけに荘厳な雰囲気は前作とは少し違う雰囲気を感じさせるし、中盤に配置された「Guitar Riff」では比較的ガツンとしたロックサウンドも聞けるし、バラードは多いもののそれなりに曲調は多彩で充実したアルバム。もうファン以外に届けようとかヒット曲を出していこうという姿勢はすっかり皆無になってしまったものの、シンガーとしての河村隆一はいい感じに年齢を重ねていて衰え知らずで進化し続けているような印象。
ヒット期から独特の歌唱がネタにされがちで、01年は親しみやすさを押し出すも滑り倒してタレント路線からは離脱、近年は妻がTVに出てきて奇異な夫像をネタにトークしたせいで変なイメージがついてしまい、LUNA SEAのボーカルとしての印象はあってもシンガーとしての実力がほとんど世間に認知されていない勢いだが、ソロデビュー20周年を翌年2月に控えているだけに周年展開次第では何かきっかけがあれば再評価される事もあるかもしれない。
印象度★★★★☆
2016.12.5更新