evergreen〜あなたの忘れ物〜

No タイトル 作詞 作曲 編曲 原曲
1 花の首飾り 菅原房子、
なかにし礼
すぎやまこういち Air Plants ザ・タイガース
2 「いちご白書」をもう一度 荒井由実 荒井由実 Gatchang&Taryan 荒井由実
実際はバンバンの楽曲
3 ブルースカイブルー 阿久悠 馬飼野康二 Gatchang&Taryan 西城秀樹
4 LOVE(抱きしめたい) 阿久悠 大野克夫 Gatchang&Taryan 沢田研二
5 オリビアを聴きながら 尾崎亜美 尾崎亜美 Gatchang&Taryan 尾崎亜美
実際は杏里の楽曲
6 YES-YES-YES 小田和正 小田和正 Gatchang&Taryan オフコース
7 スローモーション 来生えつこ 来生たかお Gatchang&Taryan 来生たかお
実際は中森明菜の楽曲
8 Virginity 宮原芽映 土橋安騎夫 Gatchang&Taryan レベッカ
9 恋の予感 井上陽水 玉置浩二 Gatchang&Taryan 安全地帯
10 恋におちて〜Fall in love〜 湯川れい子 小林明子 Gatchang&Taryan 小林明子
11 真夏の果実 桑田佳祐 桑田佳祐 Gatchang サザンオールスターズ
12 OH MY LITTLE GIRL 尾崎豊 尾崎豊 Gatchang&Taryan 尾崎豊
13 愛燦燦 小椋佳 小椋佳 Gatchang&Taryan 美空ひばり
 
14 I for You LUNA SEA LUNA SEA Gatchang LUNA SEA
Bonus Track(初回限定盤のみ)
15 Time To Say Goodbye
(Live Version)
Quarantotto Lucio Sartori Francesco Gatchang&Taryan アンドレア・ボッチェリ
05年10月27日葛飾シンフォニーヒルズ

リリースデータ

2006年5月24日 初登場10位 売上3.0万枚 Planner:河村隆一 コロムビア

河村隆一1stカバーアルバム。05年のTourbillonでの活動を経てソロとしては04年4月の『VANNILA』以来のリリース。「音楽に触れる機会が少なくなってしまった世代。自らチョイスした数々の名曲を歌う事で、そういった人たちにもう一度音楽に触れるきっかけを与えられれば…。」という思いから企画された70〜90年代序盤までのラブソングをカバー。原曲歌唱者も併記されているが何故か「「いちご白書」をもう一度」「オリビアを聴きながら」「スローモーション」の3曲は実際に最初に歌唱した歌手が表記されずに、楽曲提供者が表記されている。LUNA SEAの「I for you」はソロでの初のセルフカバーで特別な思い入れがあるためか、表記上は13曲との間に線が引かれて別枠扱いになっている。初回盤はさらに15曲目に洋楽カバーとなる「Time To Say Goodbye」をライブ音源で収録

昭和のヒット曲のカバーが多いため発売当時知っている曲が半数も無かったが、基本的には各アーティストの代表的なヒット曲でTVでも頻繁に特集されるような有名曲が並んでいる。これまでの河村隆一の作風とは異なっていて歌を第一にしたシンプルなバンドサウンドやアコースティックサウンドをメインに河村隆一が丁寧に歌い上げる、といった趣きの作品。『VANILLA』にも参加していたギターの嘉多山信やピアノの田屋雅章らを中心としたバンドメンバーが参加しているが、葉山拓亮は不参加。改めて昭和の名曲(一部平成初期の曲もある)に浸れる1枚だがほぼバラードばかりで、河村隆一のボーカルはかなり濃厚なので、けっこうくどさを感じてしまうカバーアルバムでもある。

企画としては間違いなく徳永英明の『VOCALIST』シリーズの大ヒットをきっかけにカバーブームになっていたというのが背景にありそうで、選曲も被るところがけっこう多かったりする。徳永英明が世間に広く受け入られ、男性ソロオリジナルアルバム歴代1位記録を持つ河村隆一が全く同種の企画でトップ10入りがやっと程度になってしまったというのはどこに差があったのかは分からないが、もし先にこの企画をやっていれば運命は変わっていたのだろうか。

B000F3SZKE初回盤  B000F3SZKO通常盤

印象度★★★☆☆

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