Concept RRR never fear
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Victory | 河村隆一 | 歌詞は無いがボーカルは入っている | ||
2 | never fear | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
3 | taboo | 河村隆一 | 葉山拓亮 | 葉山拓亮 | |
4 | 長い夜の終わりに | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
5 | 小さな花 | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
6 | かけがえのない宝物 | 河村隆一 | 河村隆一 | 葉山拓亮 | |
7 | 愛の唄 | 河村隆一 | 河村隆一 | SUGIZO | |
8 | never fear(piano version) | 河村隆一 | 葉山拓亮 | 葉山によるピアノインスト |
No | タイトル |
1 | never fear-Music Clip- |
リリースデータ
2014年10月1日 | 初登場18位 | 売上0.9万枚 | Produced by 河村隆一 | avex trax |
河村隆一3rdミニアルバム。ミニアルバムとしては02年の『人間失格』以来。今回はRock、Roots、Ryuichiの3要素をテーマにしたコンセプトアルバムとされている。「長い夜の終わりに」「愛の唄」ではドラムをLUNA SEAの真矢が担当。「愛の唄」はさらにLUNA SEAのSUGIZOがギターを担当している。また河村隆一本人も3〜6でエレキギターを担当しているが、全て他に2人のギタリストがクレジットされており単独担当ではない。LUNA SEAのツアーと並行して制作された。なお『The Voice 2』リリース時と同様にまたしてもエイベックスの公式サイトは前作時のまま放置され更新されなかった。「never fear」のMVを収録したDVD付、CDのみの2種で発売されたが今回は一時期のような曲違いは無い。どちらもHQCD仕様となっている。
基本イメージはポップなバラードシンガーながら河村隆一がロックをやることは過去にも何度もあった。前作『Life』もロックな河村隆一だったし。今作が今までの河村隆一のロックと圧倒的に異なるのはこれまで意識的に分けていた「LUNA SEAのボーカリストRyuichi」が意識されている事だ。あくまでボーカルが主役だったこれまでの河村隆一と異なり、今作ではLUNA SEA同様に楽器の音もボーカルを覆い尽くすように鳴っている。今作では意識的にそうしたらしく、さらに一部楽曲では真矢やSUGIZOも参加するなど"LUNA SEAのボーカリストRyuichiのソロ作品"という色が強い今までありそうでなかった1作になっている。ただメインアレンジャーがちょうど参加し始めて10周年を迎えた葉山拓亮という部分に変化は無いため、正直音のバランスやRyuichiに近い歌い方以外はさほど新鮮味は無い。しかもわりと似たようなミディアム〜バラードしかないのでこの曲数でもあまり区別がつかない。どれもカッコいい事はカッコいいんだけど、もう少しガツンとした曲があると良かったと思う。その点少し物足りなかった。
DVDの方はMVが3分半入っているのみ。フルバンド編成でスタジオで演奏しているだけの内容で、歌っているカッコいい河村隆一を堪能する以外にあまり見どころが無い。とはいえただ歌っているだけなのに01年の御乱心時には失われていたオーラが大人の渋みを加えて完全復活しているので、七三スーツで左右に手をフリフリ(ジュリア)とか探偵物語コスプレで町中を徘徊していたり(恋をしようよ)、伊原剛志と東幹久という長身俳優に囲まれて小さく見えた挙句に、伊原剛志に石田ゆり子を取られそうになるヤサ男(ドラマ「九龍で会いましょう」)というカッコよさ皆無の印象のままで止まっている人は現在の河村隆一のカッコよさに驚くんじゃないだろうか。まあネットで買うとDVD付の方が安くなるのでDVD付を選んだものの、定価だと映像3分半で540円も跳ね上げるのはどうなのかっていうのはあるけど。
印象度★★★☆☆