ENTERTAINMENT!
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | エンタテイメント! Entertainment! |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 20/4/22配信シングル 13thベスト『THE ESSENTIAL TRACKS MOTOHARU SANO & THE COYOTE BAND 2005-2020』収録曲 |
2 | 愛が分母 /Love |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 19/8/14配信シングル |
3 | この道-2022mix version Blue Sky |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 20/4/8YouTube公開 別バージョン |
4 | 街空ハ高ク晴レテ-Alternative version City Boy Blue |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 21/4/23配信シングル 別バージョン |
5 | 合言葉 Save It For A Sunny Day |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 20/10/30配信シングル |
6 | 新天地 Sweet Refugees |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
7 | 東京に雨が降っている Rainy Day In Tokyo |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
8 | 悲しい話 Jamming |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
9 | 少年は知っている Boys Know Why |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
10 | いばらの道 All Our Trials |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 |
リリースデータ
2022年4月8日(配信限定) 2022年7月6日(『今、何処』初回限定BOX盤でCD化) 2023年3月8日(アナログ盤) |
DL配信チャート初登場4位 - 初登場87位 |
- - 売上0.05万枚 |
Produced by Moto'Lion'Sano Co-Produced by 大井'スパム'洋輔 |
Daisy Music |
佐野元春&THE COYOTE BANDメンバー
Vocal,Guitar,Keyboards | 佐野元春 |
Drums,Vocals | 小松シゲル |
Bass,Vocals | 高桑圭 |
E.Guitar,Vocals | 深沼元昭 |
E.Guitar,Vocals | 藤田顕 |
Piano,Hammond Organ,Vocals | 渡辺シュンスケ |
佐野元春19thアルバム。前作から2年半ぶり。新作アルバム2タイトル連続リリースの第1弾として今作は配信限定となり、7月の第2弾はCDでも発売されることが発表された。佐野元春&THE COYOTE BAND名義で5作連続のTHE COYOTE BANDでの制作(『COYOTE』の時はバンド名が無かったので単独名義)。前作以降配信されていた5曲を収録。この時点での最新の配信シングル「銀の月」は未収録。「エンタテイメント!」のみベスト盤に収録され既にCD化されている。「この道」はYouTubeで映像と共に公開していたのみで発売はしていなかったが別バージョンで収録されている。「街空ハ高ク晴レテ」も別バージョン。マスタリングにはRandy Merrillが起用されている。
その後7月6日発売の『今、何処』初回限定BOX盤で今作がCD化されると発表され、初回限定盤付属の形でCD化された。このため単品でのCD発売は無く、初回盤品切れと同時にCDでの入手は不可能となった。翌年3月にアナログ盤として単独リリースされた。
配信時は唯一の情報源であった公式表記はこのようになっていたが、パッケージでは一部表記が改められている。英語タイトルが全大文字から頭文字のみ大文字に変更され、「この道」「街空ハ高ク晴レテ」が共にadditional recorded ver.だったのが2022mix version、Alternative versionへと改められている。また大井洋輔のクレジットが無かったのも単なる表記漏れだったようで普通に表記されている。
直近の作品であるBOX『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』がTHE COYOTE BANDより前までで、THE COYOTE BANDになってからはまだ聞いていないので、このバンドになってからちゃんとオリジナルアルバムを聞くのは今作が最初となった(その後CDで改めて聞くまでにオリジナルは全部聞いた)。作品数としては5作目だが07年からなので年数だともう15年になり、過去2つのバンドThe Heartland、The Hobo King Bandよりも歴は長くなった事になる(The Heartlandは大々的に解散を宣言して終了しているが、The Hobo King Bandは解散扱いにはなっていない)。円熟味のあるバンドだなという印象だが、佐野元春も60代半ばとなっても勢いはそこまで落ち着いていなくて『THE SUN』からの延長でもそこまで違和感なく聞けた。新コロ直下でのリスナーを励ますような温かみを感じさせる作風も目立ち、世間が訳も分からず緊急事態宣言になってビビり倒していたようなタイミングでリモート制作して即発表されていた「この道」もレゲエのまったりとした陽気なノリ。あえて深刻さを感じさせずに、優しく寄り添うようなところや開放的な気分に持ち上げてリスナーを元気づけようとするのはこの状況下での佐野元春のスタンスが垣間見える。
10曲フルで収録されているのに34分で終わってしまうミニアルバムのような短さでもあるが、シンプルなロックンロールで一気に聞き通せる。配信という手軽すぎる手段限定でもあるし、これくらい気軽に聞ける感じがいいのかもしれない。
印象度★★★★☆
2022.5.15、10.22更新
※Amazon MusicのULTRA HD(ハイレゾ)で視聴+『今、何処』ボックス盤でCDでも視聴。